第297話 「エリザベス女王杯」
09年 36.0-60.8-36.8 =2.13.6 ▼ 1△ 5△7 平坦戦
10年 36.2-60.0-36.3 =2.12.5 ▼ 1△ 9▼9 瞬発戦
11年 34.3-60.2-37.1 =2.11.6 ± 0△11▼5 瞬発戦
12年 37.2-62.7-36.4 =2.16.3 ▼ 4△10▼1 平坦戦 重
13年 36.7-65.4-34.5 =2.16.6 ▼10▼ 1▼4 瞬発戦 重
近年はラスト2F目でグッとラップが落ち込む底力戦になっていたエリ女ですが昨年は一転して4コーナーまで誰も動かないという超瞬発戦。
ゴールまで加速し続けるラップになりGⅠでは極めて稀なレースだったでしょう。
過去10年ぐらいのスパンで見れば昨年はやはりレアケースで考察する際には度外視してもいいかもしれませんがこういう展開になる可能性もあると頭の隅に置いていた方がいいかもしれません。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。
外国馬の
スノーフェアリーと(レアケースと判断した)昨年の2着馬
ラキシス以外には瞬発戦平坦戦両方の実績がありました。
コース適性も【瞬5平5消0】なので両方必要でしょう。
このレース一番のポイントはやはり3歳馬vs古馬ということになると思われます。
3歳馬の方の基準は簡単で
・前走
秋華賞で3着以内(1-2-2-3)
です。
内回りから外回りへ距離も200m伸びますが前走の
秋華賞で馬券になっていない馬ではここは厳しいという傾向です。格&実績が重要ということでしょう。
例外はやはり外国馬の
スノーフェアリーと
ラキシスで、
ラキシスは前走京都芝2200m(エリ女と同じコース)の1000万下クラスを勝利後というローテでした。
一方、古馬の場合は主に2パターンあって
府中牝馬S組と牡馬混合レース組です。
牝馬レースの
府中牝馬Sは中盤緩んでの瞬発戦になるケースが多く本番のエリ女とは展開的に異なるのでここで敗退しても巻き返す可能性はあります。
巻き返せる馬の条件は「3番人気以内」です。
要は
府中牝馬Sを叩きレースとして使ってくる実績馬は巻き返し可能だということです。
4番人気以下だった馬でも
府中牝馬Sで好走すれば好走可能でしょう。
目安は3着以内ですが
府中牝馬S4着/9番人気→エリ女1着/7番人気という
レインボーダリアもいました(この馬の場合は本番での重馬場がアシストしたということもありますが)
古馬の場合、前走で牡馬混合レースに出走した馬も好走可能となっています。
【前走のレース別成績(古馬のみ)】
牝馬限定 1-0-2-39 勝率 2.4% 連対率 2.4% 複勝率 7.1%
牡馬混合 2-2-1-14 勝率10.5% 連対率21.1% 複勝率26.3%
これらの条件からすると今年の登録馬では
3歳馬の
ショウナンパンドラ、
ヌーヴォレコルト、
タガノエトワール
の3頭に古馬の
アロマティコ、
キャトルフィーユ、
コウエイオトメ、
スマートレイアー、
ディアデラマドレ、
デニムアンドルビー、
トーセンアルニカ、
フーラブライド、
ホエールキャプチャ、
メイショウマンボ、
ヴィルシーナ
の11頭で候補がいっぱい…。
但し、
アロマティコ、
キャトルフィーユ、
スマートレイアー、
ディアデラマドレと
オークス不出走の
ショウナンパンドラ、
タガノエトワールは長距離の実績があまりないのは不安材料でしょう。
人気薄の大波乱となった09年の1&2着も牡馬混合の長距離戦で勝利経験がありました。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
メイショウマンボ→フーラブライド→ヌーヴォレコルト
メイショウマンボは休み明け以外の牝馬限定戦は◎で。
フーラブライドは前走
京都大賞典では惨敗でしたが
日経新春杯では3着で巻き返しの条件は揃っている。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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