第230話 「桜花賞」
08年 34.6-23.9-35.9 =1.34.4 ▼4▼ 1△10 平坦戦
09年 34.9-24.2-34.9 =1.34.0 ▼5▼ 1± 0 瞬発戦
10年 35.6-23.3-34.4 =1.33.3 ▼3± 0△11 平坦戦
11年 34.6-23.9-35.4 =1.33.9 ▼5△ 7△ 1 瞬発戦
12年 34.9-24.4-35.3 =1.34.6 ▼1▼11△12 瞬発戦
瞬発力が問われやすいコースなので最重要ファクターは瞬発力となるのですが過去5年ではラップ的には結構バラつきがあります。
一般的な流れだったのは09年と11年で、テンからしっかり流れていて中盤若干溜めての瞬発戦。
08年と10年は平坦戦でしたが08年は上がり掛かった平坦戦で(上位馬のその後の成績からも分かる通り)GⅠにしては若干低レベルか。
10年はテン緩くロングスパートっぽい流れの平坦戦で
桜花賞が外回りコースになって唯一先行馬独占だったレース。
12年はそれまでとは別な流れでラスト2F目で▼11という大きな加速が生じた瞬発戦。
俊敏性というかこの瞬時の加速に対応出来た馬がワンツーとなったレース。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。
1着馬
レジネッタ 【瞬1平1消0】▼ 5▼ 4± 0 △ 5▼ 4△ 1
ブエナビスタ 【瞬3平0消0】▼ 5▼11△ 8 ▼ 4▼ 6△11 ▼ 1±0▼6
アパパネ 【瞬4平0消0】▼ 6▼ 6△ 8 ▼ 5▼ 7△13 ▼14▼4▼1
マルセリーナ 【瞬2平0消0】▼ 6▼ 3△ 7 ▼14△ 2△ 2
ジェンティルドンナ 【瞬2平1消0】△ 3▼ 2△ 2 ▼10▼ 6△ 8 ▼ 2▼9△5
2着馬
エフティマイア 【瞬2平1消0】▼ 6▼ 9△14 ▼ 5▼10△ 4 △ 4▼3△6
レッドディザイア 【瞬2平0消0】▼ 2▼ 7△ 8 ▼ 4▼ 7△ 1
オウケンサクラ 【瞬3平0消0】▼ 6▼ 4▼ 4 ▼ 2▼ 6△ 5 ▼ 7△4▼9
ホエールキャプチャ 【瞬4平1消0】▼11▼ 5△11 ▼10▼ 5△ 4 ▼ 4▼4△5
ヴィルシーナ 【瞬3平0消0】▼15▼ 5△ 4 ▼ 4▼ 5△ 8 ▼11▼6△5
どんな流れになろうとも
・瞬発戦実績
・連続加速実績
の2点は必要不可欠で
・▼10以上の大きな加速実績
は
レジネッタ以外の勝ち馬には全てあり連対馬10頭中7頭にあったのでこれは重視したい項目です。
→
アユサン、
ウインプリメーラ、
クラウンロゼ、
クロフネサプライズ、
コレクターアイテム、
サクラプレジール、
ジーニマジック、
プリンセスジャック、
メイショウマンボ
これらの項目に該当するのは上記の9頭。
そして今年も各ステップレースの前半ー中盤ー後半に分けた1F平均ラップを書いてみました。
桜花賞平均 11.6-12.0-11.7 △4▼3
フラワーC 12.2-12.6-11.8 △4▼8
クイーンC 12.0-12.2-11.4 △2▼8
チューリップ賞 12.0-12.2-11.6 △2▼6
アルテミスS 11.5-12.2-11.6 △7▼6
フェアリーS 11.9-12.0-11.7 △1▼3
エルフィンS 12.1-12.0-11.7 ▼1▼2
アネモネS 11.7-11.9-11.9 △2±0
フィリーズR 11.6-11.8-11.8 △2±0
クロッカスS 11.5-11.8-11.8 △3±0
紅梅S 11.7-12.0-12.2 △3△2
阪神JF 11.4-11.9-12.1 △5△2
今年の世代が混沌としてる大きな理由は最も重要な位置付けとなるはずの
阪神JFが各ステップレースの中で最も前傾度の高いレースだからだと思えます。
その勝ち馬
ローブティサージュが後傾ラップの瞬発戦だった
チューリップ賞で惨敗したのはレースの流れが全く違っていたのも要因の一つだと思われます。
本番に最も近い流れのレースだったのは
フェアリーSでその勝ち馬は
クラウンロゼ。
上記の9頭の中に
クラウンロゼも入っているので有力候補になるでしょう。
展開が全く異なる
阪神JFと
チューリップ賞を連対したのが
クロフネサプライズ。
こちらも十分候補になるが
クラウンロゼ同様脚質が先行なのがどうか。
過去5年では後傾ラップになった10年(
アパパネ)以外の年の勝ち馬は全て4角10番手以下の差し馬でした。
展開や馬場もポイントになるでしょう。
ちなみに
桜花賞の週は外差しになるケースが多く過去5年の枠順別の成績は以下の通り。
1~3枠 0-0-0-30 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 0.0%
4~6枠 4-1-2-22 勝率13.8% 連対率17.2% 複勝率24.1%
7~8枠 1-4-3-22 勝率 0.3% 連対率16.7% 複勝率26.7%
差し馬で加えたいのは
メイショウマンボ。
フィリーズR自体のレースラップはあまり本番では参考にならないと思いますが内の先行馬が2着3着というレースで上がり最速で抜け出した脚はかなりのもので
桜花賞でも十分通用するでしょう。
前々走のこぶし賞(500万下)では▼3▼11±0という中盤緩む瞬発戦をこれまた突き抜けての快勝で
阪神JF時とは別馬です。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
クラウンロゼ→メイショウマンボ→クロフネサプライズ
三浦J&武幸J、父
ロサード&
スズカマンボ、という騎手と血統がGⅠでワンツー出来るかどうかが勝負。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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