第236話 「オークス」
08年 35.9-38.4-38.8-35.7 =2.28.8 ▼16△5△8 瞬発戦 稍重
09年 36.0-37.5-37.8-34.8 =2.26.1 ▼ 9▼6△9 瞬発戦
10年 35.4-38.3-40.3-35.9 =2.29.9 ▼15▼5△9 瞬発戦 稍重
11年 35.9-37.0-37.5-35.3 =2.25.7 ▼ 7▼3△5 瞬発戦
12年 35.1-35.9-36.9-35.7 =2.23.6 ▼ 1▼3±0 平坦戦
昨年は速い流れの平坦戦で
オークスが平坦戦になったのは
エアグルーヴが勝った96年以来。
やはりレアケースと考えていいでしょう。
速い流れにも関わらずラスト1Fで±0と減速せず(ラスト1F11.8秒)5馬身差圧勝の
ジェンティルドンナが秋にJC制覇したのも今にして思えば納得の結果だったと感じます。
牝馬限定の2400戦なのでスローで脚を溜めての瞬発力勝負なりやすいレースですがここ2年を見ると決め付けはいけないかもとも感じます。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。
その年によってペースの違いはあれどやはり舞台は府中の2400なので肝になるのは瞬発力ということでしょう。
瞬発戦実績はやはり必須です。
桜花賞の舞台である阪神1600コースも【瞬8平2消0】という瞬発コースなので結びつきは強く
オークスでの連対馬10頭のうち6頭は
桜花賞でも連対していた馬です。
残る4頭も(クラスは問わず)東京や阪神外回りといった長い直線コースでの勝利経験はありました。
ここがない馬は軽視していいでしょう(但し、出走馬のほとんどはあるとは思います)
結びつきの強いと言った前走
桜花賞組で拾うべき馬は決まっています。
(
桜花賞が外回りになった07年以降)
「
桜花賞で2番人気以内だった馬」か「
桜花賞で3着以内だった馬」のどちらかしか
オークスでは馬券になっていません。
唯一の例外は07年の
ローブデコルテなのですが、この年は
桜花賞1着の
ダイワスカーレット2着の
ウオッカが共に不出走だった極めて稀な年で
桜花賞4着だった
ローブデコルテを2着扱いにしてもいいかなと思います(>ちょっと強引かも)
今年の場合は
桜花賞組から拾うべき馬は
アユサン、
レッドオーヴァル、
プリンセスジャック、
クロフネサプライズ
の4頭となります。
残りは前走
フローラS組が5頭、忘れな草賞組が1頭、スイートピーS組が1頭となっています。
で、この中で推せる馬の条件は「
フローラSで逃げ先行で3着以内だった馬」です。
フローラS組では5頭中4頭はこの条件にあてはまります。
フローラSの方が
オークスよりもレースレベルが低いのは間違いないと思いますが、その
フローラSで後方の位置取りというのは不安ありということです。
例外はやはり07年で(
桜花賞1&2着馬不在で)レースレベルが低かったと思える年で
フローラS、スイートピーSで差して勝利した馬が
オークスで2着3着になっています。
この2頭と忘れな草賞を差して1着だった
エリンコートを例外で片付けるかどうかでしょう。
(配当的には当然例外の方を狙うべきかもしれませんが)
今年の場合、
フローラSが超スローペースで差し馬独占という結果だったので個人的にはあまり評価していません。
なので
桜花賞組の4頭が中心になるでしょう。
…と、データ上はなるのかもしれませんが今年の場合は不安ありかなと。
アユサンは乗り替わり、
レッドオーヴァル&
プリンセスジャックは1600m以上の距離での勝利なし、
クロフネサプライズは
桜花賞での前に行きたがるレース振りからすれば距離延長は…。
う~ん。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
メイショウマンボ→アユサン→トーセンソレイユ
どこから出て来た
メイショウマンボ?
桜花賞は上がり36.1秒掛かった平坦戦で大外枠から-9-7とコーナーで押し上げるレース展開。
あれで押し切ったら超GⅠ級でしょう。
桜花賞で◎だった
メイショウマンボにもう1回期待してみます。
桜花賞が私の
チューリップ賞予想の◎→○→▲で決まったという流れもちょっと乗っかってみようかと。
ちなみに私の
桜花賞の印は
◎
メイショウマンボ
○
レッドオーヴァル
▲
コレクターアイテム
でした。
雨が降れば更に期待UP。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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