第235話 「ヴィクトリアM」
08年 35.7-24.3-33.7 =1.33.7 ▼8▼2△ 5 瞬発戦
09年 34.7-23.9-33.8 =1.32.4 ▼7▼4△10 瞬発戦
10年 33.8-23.7-34.9 =1.32.4 ▼4▼3△ 7 平坦戦
11年 33.5-22.4-36.0 =1.31.9 △3△4△ 4 消耗戦
12年 34.4-23.8-34.2 =1.32.4 ▼3▼3△ 3 平坦戦
エイジアンウインズが勝利した08年はスローから大きな加速が生じる瞬発戦でしたが以降はなかなか流れが速くなれての平坦戦消耗戦が多くなっています。
09年は08年ほど緩んでないのに上がりが速いレースになっていますがこれは
ウオッカが7馬身差で圧勝したためです。
10年11年のテン33秒台の激流はレアケースと考えていましたが12年もそれほどスローにはなりませんでした。
ヴィクトリアMは展開的に(激流がスタンダードな)
安田記念ほど一貫性がないので予想する上でこの辺りが難しいかなと思われます。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。
展開的にはバラバラな傾向となっているものの勝ち馬を見ると
エイジアンウインズ以外の馬は瞬発戦での実績が多い馬となっています。
結局のところどんな流れになろうが最後は瞬発力に長けた馬が勝ちやすいレースと言えるのでしょう。
このレースは前走敗退からの巻き返しが多く実績重視という傾向になっています。
連対馬の主な勝利レースを挙げてみます。
スローの瞬発戦を制した
エイジアンウインズをレアケースと考えれば近年の勝ち馬は東京コース&阪神外回りコースでの重賞での勝利経験があった馬ばかりです。
一方、2着馬は
ウオッカ&
ブエナビスタを別格扱いとするならばその年の重賞を勝利していた馬になっています。
コース実績の差が1着馬と2着馬の差になっていると言えるかもしれません。
今年の登録メンバーでは
・東京&阪神外コースで重賞勝利経験がある馬
ホエールキャプチャ
・東京コースで重賞勝利経験がある馬
ミッドサマーフェア、
マイネイサベル、
ヴィルシーナ
・阪神外コースで重賞勝利経験がある馬
マルセリーナ、
ハナズゴール、
ジョワドヴィーヴル
となっています。
そして2着候補(?)に重要な今年に入って重賞勝利した馬は
オールザットジャズ、
サウンドオブハート、
ハナズゴール、
マイネイサベル
となっています。
東京&阪神外コースで重賞勝利経験がある馬は
ホエールキャプチャのみなのでこの馬を狙ってみたい気もしますがこのレースは基本的にリピーターがあまりいません。
2回以上馬券になったのは
ウオッカと
ブエナビスタの2頭しかいないのです。
年齢別にみても
4歳:5勝
5歳:2勝
6歳以上:0勝
となっていて牝馬で(GⅠレベルで)ずっと活躍し続けるのは難しいということでしょう。
ちなみに5歳以上で連対した馬は
ウオッカ、
ブエナビスタ、
ダンスインザムードの3頭だけで牡馬混合のGⅠで連対した経験のある馬のみです。
今年のメンバーではそのクラスの馬は見当たらないので狙うべきなのは
・4歳馬
・瞬発戦実績が多い
・東京or阪神外コースで重賞勝利経験がある
となると…
ミッドサマーフェア、
ヴィルシーナ、
ハナズゴール、
ジョワドヴィーヴルが有力か。
イチオシは
ハナズゴール。
東京コースの
NHKマイルC&
オークスは惨敗でしたが
桜花賞前に負傷回避した影響があったかもしれないので度外視していいでしょう。
年末のリゲルSで復活勝利し
京都牝馬Sで連勝。
その2レースは流れの速いレースで平坦戦、消耗戦だったというのも強みでしょう。
チューリップ賞で見せた±0▼9△5という一瞬の斬れも持ち合わせているので信頼のおける馬だと思います。
問題は週末は雨予報となっていてそこがどうか?(全く問題ないかもですが)
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ハナズゴール→ジョワドヴィーヴル→マイネイサベル
ジョワドヴィーヴルが復活してくれると今後面白いんだが…。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
(
9)
ナイス!(
9)
このコラムへのコメント
コメントはありません。
関連競馬コラム
新着競馬コラム
人気競馬コラム