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2月27日(水)の川崎競馬11Rで行われた第65回エンプレス杯(交流GII、4歳以上オープン、牝馬限定、ダート・左2100メートル、13頭立て、1着賞金=3500万円)は、岩田康誠騎手騎乗の2番人気プリンシアコメータ(牝6歳、美浦・矢野英一厩舎)が2番手追走から2周目の向こう正面で先頭に立ち、直線もしぶとく伸びて後続の追撃を振り切った。タイムは2分15秒3(良)。
2馬身差の2着には外めを追い込んだブランシェクール(8番人気、大井所属)、さらに1馬身半差遅れた3着に好位追走から前をつつきに行ったビスカリア(1番人気、JRA)。
エンプレス杯を勝ったプリンシアコメータは、父スパイキュール、母ベルモントフェリス、母の父アジュディケーティングという血統。北海道新冠町・ベルモントファームの生産馬で、芳川貴行氏の所有馬。通算成績は26戦7勝。重賞は2017年クイーン賞・船橋交流GIII、2018年レディスプレリュード・大井交流GIIに次いで3勝目。エンプレス杯は、矢野英一調教師は初優勝、岩田康誠騎手は2008年サヨウナラ、2013年ミラクルレジェンドに次いで3勝目。
◆岩田康誠騎手(1着 プリンシアコメータ)「指示は『ハナを切って自分のペースで行ってくれ』というものでしたが、行く馬(クレイジーアクセル)がいたので2番手に控えました。リラックスしてコーナーを回ってくれたし、強い内容だったと思います。早めに来られはしましたが、余裕がありました。直線でゴーサインを出したら、そこから踏ん張ってくれたので馬に感謝したいと思います」
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