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栗東・角居厩舎に所属して’05マイルCSと香港マイルのGIを連勝したハットトリック(父サンデーサイレンス、牡10)の初年度産駒が、フランスでGI制覇を遂げた。21日午後(日本時間同日深夜)、ドーヴィル競馬場で争われた2歳GIの第141回モルニー賞(せん馬不可、芝直1200メートル、7頭、1着賞金19万9990ユーロ=約2200万円)で、L・デットーリとコンビを組んだダビルシム(フランス産、仏=C・ファーランド、牡)が1番人気に応えて1分10秒0(良)で差し切り勝ち。4戦無敗でGI初勝利を飾った。2着のGレース2勝馬ファミリーワンとの差は3馬身という圧勝で、欧州2歳戦線の最有力馬に躍り出た。デットーリも「すごいスピードがある馬」と絶賛。次走は英GIミドルパークS(10月8日、ニューマーケット、芝1200メートル)の予定。同馬の父ハットトリックは米ケンタッキー州と南半球とのシャトル種牡馬として活躍中で、今回が産駒のGI初勝利。
モルニー賞の1レース後に行われた4歳上牝馬GI第8回ジャンロマネ賞(芝右2000メートル、5頭、1着賞金14万2850ユーロ=約1571万円)は、M・ギュイヨン騎乗のアナウンス(英国産、仏=A・ファーブル、4、父セルカーク)が2分10秒9(良)で1番人気に応えた。9戦5勝、GI初挑戦だった。このレースは当初、昨年のエリザベス女王杯優勝馬スノーフェアリーが参戦意思を表明したが、18日の英GIヨークシャーオークスを回避(馬場状態を懸念)してからの期間が短すぎるため、フランスギャロの規定で出走できなかった。
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