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【東西現場記者走る】ホッコータルマエ、V2仕上げ

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【東西現場記者走る】ホッコータルマエ、V2仕上げ

 1週間の密着取材でチャンピオンズCの勝ち馬を探し出す連載の5日目。栗東トレセンで取材する大阪サンスポ・渡部陽之助記者(37)は、昨年の覇者ホッコータルマエに注目した。久々のJBCクラシック(3着)後、果たして状態は!? 陣営を直撃した。

 4日朝の栗東トレセンは気温4度。自転車が真っすぐ進めないほど風が吹き荒れて、体感温度はもっと低い。ブルブルと震えながら、ターゲットとなるホッコータルマエの登場を待った。午前8時半過ぎ。坂路を4ハロン67秒5-16秒8で軽快に駆け上がる。ほどよく気合も乗っていた。

 チェック項目は、ただ一つだ。休み明けのJBCクラシック3着を使って、どこまで状態が上がっているのか。

 「追い切り後も特に変わりないよ。昨年は昨年でいい状態。今年も前走から使って良化しているし、息の入りも良くなったね」

 マスク姿の西浦調教師は自信がみなぎっているように見えた。

 昨年はドバイワールドカップ(ドバイWC)16着後に体調を崩して長期休養。乗り込み量が足りなかった復帰戦のJBCクラシックで4着後、状態が急上昇してチャンピオンズCを制覇した。

 では今年は…。ローテーション的にはステップレースは同じ。ただ、ドバイWC(5着)の後は帝王賞(1着)を使っており、順調度に関しては間違いなく今年の方がいいはずだ。それは幸騎手の「今年の方が順調だし、去年よりいい状態です」というコメントからも分かる。典型的な叩き良化型で、本調子に戻っているとジャッジしてもよさそうだ。

 あと、気になったのは3日に発表された調教後馬体重。20キロ増の522キロで“少し重いのでは”と勘ぐったが、「予定通りだよ。輸送すればちょうどいい。前走と同じくらいかな。そういうつもりで作ってきている」とトレーナーに一蹴された。確かに昨年は木曜発表時の520キロが、実戦で508キロまで絞れて優勝したから大丈夫か。

 最後に「他が行かないならハナでもいい、という気持ち。後ろなんか気にしないよ。自分の競馬をするだけ」と西浦調教師はペース次第で“逃げ”も示唆。とにかく、やる気がビンビン伝わってきた。今年も王者に、重い印は必要だろう。明日はいよいよ、結論だ。

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