中央競馬ニュース

藤岡康太騎手の合同葬が営まれる 父・健一調教師「これからも、みんなで競馬を応援していただければ」

 0   6   734
シェアする  x facebook LINEで送る
藤岡康太騎手の合同葬が営まれる 父・健一調教師「これからも、みんなで競馬を応援していただければ」

日本中央競馬会(JRA)の騎手で、落馬事故で10日に死去した藤岡康太(ふじおか・こうた)騎手(享年35)の日本中央競馬会と日本騎手クラブによる合同葬が15日、滋賀・栗東トレーニングセンターの厚生会館で営まれ、競馬関係者ら約1000人が参列した。

祭壇には康太騎手の笑顔の写真が飾られ、右に昨秋のマイルCSナミュールで勝ったとき、左にデビューして間もない頃に父・健一調教師と撮った写真が置かれた。

葬儀委員長の吉田正義JRA理事長、副委員長の武豊・日本騎手クラブ会長、橋本聖子参議院議員、松本好雄日本馬主協会連合会名誉会長、調教師、騎手らが参列。焼香を待つ人は会場の外にあふれた。最後に喪主の健一調教師があいさつ。やつれた表情で「子どもの頃から動物が好きで、ジョッキーになりたいと言っていました。ただ、落ち着きがなく、チョロチョロ歩き回るようなところがあったので、競馬学校受験の相談を受けたときは『動物好きなら獣医師になったら』と説得しましたが、結果は自分で騎手の道を選びました」と少年時代を回顧した。

2020年に結婚し、昨年に第一子が誕生。騎手として昨年は自己最多の63勝と、充実期を迎えていた。思いもよらない形で、志半ばでの別れとなったが「大好きだった馬、競馬。生まれ変わってもジョッキーになりたいと言っていた康太。10カ月の子どもは家族が守っていきます。これからも、みんなで競馬を応援していただければと思います」と結んだ。


藤岡康太騎手は6日の阪神競馬で騎乗馬がつまずいて落馬し、頭部と胸部を負傷。意識不明の重体となり入院加療していたが、10日夜に死去した。

「同期で良かった」 

2007年に同期デビューした浜中俊騎手が騎手を代表して弔辞を述べた。競馬学校入学時から20年近くのつきあい。家族同然だった仲間を失い「一番のライバルで親友だった。もっとジョッキーを続けたかっただろうし、本当に悔しかっただろうな。俺たち23期がしっかりして、奥さんや子どものためにも頑張り続ける。同期で良かった。本当にありがとう」と涙ながらに語った。




この記事はいかがでしたか?
ナイス (6)

関連キーワード

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

5月26日()
日本ダービー G1
目黒記念 G2
5月25日()
葵ステークス G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

5月19日()
オークス G1
5月18日()
平安S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
49,313万円
10 ジャックドール 牡6
49,004万円
» もっと見る

3歳
1 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
2 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
3 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
5 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
6 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
7 ライトバック 牝3
11,256万円
8 シンエンペラー 牡3
11,128万円
9 コラソンビート 牝3
9,942万円
10 ジューンテイク 牡3
9,821万円
» もっと見る