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フィリーズレビューには無敗6連勝中の地方馬ラブミーチャンはじめカレンチャン、ハニーメロンチャンとキュートな名前の牝馬が参戦。土曜中山メーンのアネモネSにもミオリチャンが出走する。中山芝で初戦勝ちし、連対を外したのは道悪だった2走前の黒松賞(8着)だけ。初距離を克服できれば桜の出走権獲得のチャンスは十分だ。
愛らしい名前と確かな実力を兼備しているのは、フィリーズRで桜の権利を狙う地方・笠松所属のラブミーチャンだけではない。アネモネSで優先出走権を狙う関東の星ミオリチャンもお忘れなく!
「前走後は今週の出走を目標に調整してきたので、仕上がりは申し分ありません。長距離輸送がない分、調教でも強く攻めることができました」
管理する武市調教師も状態の良さには自信ありの表情だ。新馬戦、福島2歳Sと優れたスピードを生かして好走していたが、前走の春菜賞では力をためて一瞬の脚を生かす新境地を開拓。叔父に95年の日本ダービー馬タヤスツヨシがいる良血馬らしく、徐々に能力を開花させてきた。
今回のカギは距離延長だが、陣営も意識して調整している。「折り合いがカギになると思うので、けいこでもタメる競馬をイメージしてきました。今週の追い切りではうまく我慢ができていましたね」とトレーナー。未知の部分はあるが、対策は講じてきた。前走でクビ差の接戦を演じたロジフェローズがGIIフィリーズレビューで上位人気に推されそうな点から見ても、オープン特別のここで見劣りはない。距離さえ克服できれば、桜花賞の舞台も見えてくるはずだ。
西にラブミーチャンがいれば、東にはミオリチャンがいる。「フィリーズレビューを使うことも考えていたので、ラブミーチャンの走りにも注目しているんです」と武市師。本番での対決がかなうかどうかは、互いに前哨戦にかかっている。“チャン軍団・関東代表”の座を狙うミオリチャンの挑戦の結果は-。(黒田栄一郎)
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