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【園田オータムトロフィー・レース概要】
兵庫所属の3歳馬による重賞競走。園田競馬場のダート1700m戦で争われる。創設は2018年。今年から兵庫チャンピオンシップが1400mに距離短縮されたことに伴い、菊水賞、兵庫優駿に続く、兵庫3冠戦線の最終戦に位置付けられるレースとなった。
【園田オータムトロフィー・検討のポイント】
兵庫優駿を優勝したマルカイグアスがこのレースから戦線に復帰する。他地区所属馬や上の世代の馬たちとの戦いを控えている中でのレースとなるだけに、ここは負けられない一戦となりそうだ。
【園田オータムトロフィー・出走馬概要】
マルカイグアス
2着以下に8馬身差(1秒3差)をつけて圧勝した兵庫優駿から3ヶ月が経過。このレースで、ダービー馬が秋緒戦を迎える。前述のとおり、今後は他地区所属馬や古馬との対決となるだけに、地元の3歳馬同士の戦いとなる今回は、休養明けでも負けは許されそうにない。どんな勝ちっぷりを見せるのかが焦点となりそうだ。今回も鴨宮祥行騎手とのコンビで参戦する。
ファッシネイトパイ
このレースには連勝中の馬が2頭いる。この馬はJRAでデビューし、7戦して未勝利の後、8月からは兵庫所属馬となっている。兵庫に移籍後は園田で2戦2勝。園田の馬場が合っていると考えていいだろう。今回は重賞で相手も強くなるだけに、楽な戦いにはならないと思われるが、高知の赤岡修次騎手が手綱を取るなどプラス材料もあり、マルカイグアスら実績馬を相手にどんなレースを見せるのか、非常に興味深い。
プリムロゼ
この馬も近2走は下級条件の古馬を相手に連勝中。兵庫クイーンセレクションで2着、のじぎく賞で3着に入るなど、3歳牝馬同士の重賞競走で馬券圏内に食い込む地力を有している。同世代の馬との対戦でも牡馬が相手だと厳しい競馬を強いられる可能性もあるが、近2走からは地力強化も垣間見える。ここでどこまで食い下がることができるかに注目したい。今回も杉浦健太騎手が手綱を取る。
上記3頭以外では、前走でファッシネイトパイから0秒2差の2着だったレイアンドダンス、JRA未勝利クラスから移籍後の初戦を好内容で勝利したナリタセレーノあたりが馬券圏内候補に。単騎逃げが見込めそうなクラウドノイズの残り目にも警戒が必要だろう。菊水賞馬オーシンロクゼロは、大敗した兵庫優駿からどれだけ復調してきているかがポイントとなる。
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