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桜花賞の関連ニュース
【皐月賞】皐月はアダムス、ジェンティルに続け
©サンケイスポーツ
4月11日(水) 05:06
牡馬のクラシック第１弾・皐月賞（１５日、中山競馬場、ＧＩ、芝２０００メートル）へ向けて、熱戦ムードが高まるなか、追い風を味方に主役候補に名乗りをあげたのがアダムスピーク（栗東・石坂正厩舎、牡３歳）だ。桜花賞を勝ったジェンティルドンナと厩舎、父（ディープインパクト）とも同じ。秘めた能力は世代トップクラスで、陣営はクラシック連勝へ自信をうかがわせている。
勝利のバトンをしっかりと受け取った。桜花賞馬ジェンティルドンナの僚馬で、同じディープインパクトを父に持つアダムスピークが皐月賞制覇へ一直線だ。クラシックトレーナーの仲間入りを果たした石坂正調教師が、牡牝クラシック連勝へ意欲を見せる。
「桜花賞を勝てましたし、次もという気持ちです。ジェンティルもそうでしたが、目標のレースへローテーション通りに行けるのが大きいですね」
ジェンティルはトライアルのチューリップ賞で４着に敗れたが、１月にＧＩＩＩシンザン記念を制して桜花賞に出走可能な賞金を確保していた。アダムスも昨年１２月に新馬戦を勝って挑んだＧＩＩＩラジオＮＩＫＫＥＩ杯２歳Ｓで重賞初Ｖ。好位から抜け出す横綱相撲で、のちに共同通信杯を勝つゴールドシップ（２着）、札幌２歳Ｓ馬でスプリングＳも勝つグランデッツァ（３着）を一蹴して、高性能をアピールするとともに皐月賞に出走できる賞金をゲットしていた。
１番人気に支持された始動戦の弥生賞は、馬群が密集して他馬と接触するアクシデントも響き、不完全燃焼の８着に終わった。試走として割り切っているので、陣営のビジョンがブレることはない。「競馬をしていませんから」と石坂師は振り返り、「中山を１回走ったから安心」と続けた。初の長距離輸送をクリアし、本番と同じ舞台を経験できたことは大きい。
４日の１週前追い切りでは併せたジェンティルドンナに３馬身離されたが、重い馬場を力強く駆け上がっていた。「ジェンティルが走っただけで、アダムスは競馬を使う週ではなかったですからね。馬体は戻っていますし、順調にきています」とトレーナーはうなずき、手綱を取ったニコラ・ピンナ騎手も「一緒に走った馬の動きがよかったので最後はバテたが、１週前はこれで問題ない」と表情は明るい。新コンビを組むイタリアの若武者は昨秋の天皇賞をトーセンジョーダンで制し、自身初のＧＩ制覇を達成。今年もフィリーズレビューをアイムユアーズで勝つなど、腕っ節の強さを発揮している。大一番で頼りになるジョッキーだ。
「能力は高いですし、ＮＩＫＫＥＩ杯のようにいい位置から競馬ができます。相手うんぬんよりも自分のレースをしてほしいですね」
石坂師は期待を込めて送り出す。実力を発揮できれば、結果は付いてくる。まずはディープインパクトとの皐月賞父子制覇を成し遂げ、世代の頂点へ躍り出る。 （森田実）
【ＰＯＧ】ブリランテ能力は負けない
©サンケイスポーツ
4月11日(水) 05:02
下村 桜花賞はオレのジョワドヴィーヴルが６着、板津のエピセアロームが１５着だったけど、まだオークス（５月２０日、東京、ＧＩ、芝２４００メートル）もあるから、敗戦の弁は控える。皐月賞も桜花賞に続いてＰＯＧ軍団２頭出し。まずはデスクから
デスク 栗東からの報告によれば、グランデッツァはピカピカの馬体で、すごく雰囲気がいいって。渋った馬場にも、速い時計の勝負にも対応できるのは強みだね
越智 私のディープブリランテは、ヤンチャな面が残りますが、ポテンシャルの高さではヒケを取りません。レースぶりも着実に進歩。厩舎一丸の努力の成果が、少しずつ実になっていますからね
芳賀 それでは、オークス、ダービー、ＮＨＫマイルＣを目指す馬の話題に移ろうか
片岡 芳賀チャン、まだ１勝馬が２頭のわりに大きく出たな。でもまあ、その意気でいかな、勝負にならんから。８日の滝桜賞を除外されたオーシュペールが、１５日の中山ダート１８００メートルの５００万下を田辺騎手で予定。牡馬相手でも、自分で主導権を奪えば押し切れる。ロードアクレイムは、１４日阪神のはなみずき賞（５００万下、芝・外１８００メートル）を予定。道悪にしても前走４着は案外だったが、良馬場で今度は岩田康騎手なら、ガラッと変わってくれるはず
芳賀 オイラのパッシフローラは１５日中山のダート１８００メートルの未勝利へ。「前走（７着）は初ダートだったけど、着順以上に適性を感じる走りだった」と小島茂調教師。ウインフロレゾンはサンスポ賞フローラＳ（２２日、東京、ＧＩＩ、芝２０００メートル）からオークスへと夢を抱いている
和田 芳賀さん、サンスポ賞は１勝馬にも１０頭前後の出走枠がありそうですから、楽しみですね。私の指名馬は放牧中が多くて、出走態勢にあるのはブラインドサイド。５月２６日東京の５００万下（芝２４００メートル）を予定しているんですが、残念ながらダービーの前日なので…。来年こそは巻き返しますよ！！
デスク ３０日には僚誌ギャロップのＰＯＧ増刊号も出ることだし、みんなしっかり取材してくれよ
一同 ハイ！！
デスク 栗東からの報告によれば、グランデッツァはピカピカの馬体で、すごく雰囲気がいいって。渋った馬場にも、速い時計の勝負にも対応できるのは強みだね
越智 私のディープブリランテは、ヤンチャな面が残りますが、ポテンシャルの高さではヒケを取りません。レースぶりも着実に進歩。厩舎一丸の努力の成果が、少しずつ実になっていますからね
芳賀 それでは、オークス、ダービー、ＮＨＫマイルＣを目指す馬の話題に移ろうか
片岡 芳賀チャン、まだ１勝馬が２頭のわりに大きく出たな。でもまあ、その意気でいかな、勝負にならんから。８日の滝桜賞を除外されたオーシュペールが、１５日の中山ダート１８００メートルの５００万下を田辺騎手で予定。牡馬相手でも、自分で主導権を奪えば押し切れる。ロードアクレイムは、１４日阪神のはなみずき賞（５００万下、芝・外１８００メートル）を予定。道悪にしても前走４着は案外だったが、良馬場で今度は岩田康騎手なら、ガラッと変わってくれるはず
芳賀 オイラのパッシフローラは１５日中山のダート１８００メートルの未勝利へ。「前走（７着）は初ダートだったけど、着順以上に適性を感じる走りだった」と小島茂調教師。ウインフロレゾンはサンスポ賞フローラＳ（２２日、東京、ＧＩＩ、芝２０００メートル）からオークスへと夢を抱いている
和田 芳賀さん、サンスポ賞は１勝馬にも１０頭前後の出走枠がありそうですから、楽しみですね。私の指名馬は放牧中が多くて、出走態勢にあるのはブラインドサイド。５月２６日東京の５００万下（芝２４００メートル）を予定しているんですが、残念ながらダービーの前日なので…。来年こそは巻き返しますよ！！
デスク ３０日には僚誌ギャロップのＰＯＧ増刊号も出ることだし、みんなしっかり取材してくれよ
一同 ハイ！！
【皐月賞】血統診断
©サンケイスポーツ
4月11日(水) 05:02
先週の桜花賞でもワンツーを決めるなど、ディープインパクト産駒の現３歳世代は非常に層が厚く、牡馬クラシックでも当然注目の存在だ。中でも筆頭はワールドエース。牝系はドイツの名門で、欧州でＧＩ３勝をあげた叔父マンデュロを筆頭に活躍馬が多数いる。クラシック向きの底力と持続力に優れ、皐月賞の速い流れは歓迎だ。
ディープブリランテはここ２戦で詰めの甘さを露呈したが、近親に秋の天皇賞馬バブルガムフェロー、菊花賞馬ザッツザプレンティなどがいる名牝系で、底力は上位。成長力も豊富で、まだ評価は落とせない。
Ｖマイル優勝馬コイウタ（父フジキセキ）が半姉のベールドインパクト、母が米ＧＩデルマーオークス（芝１８００メートル）の優勝馬であるアダムスピークも母系の質は高い。
だが、ディープ自身、国内唯一の敗戦が中山の有馬記念だったように、産駒も京都、阪神に比べると、中山ではやや信頼度が下がるのも事実。皐月賞独特の激流で突き抜けられないケースも考えられる。
満点評価はグランデッツァ。半姉は昨年の桜花賞馬マルセリーナで、母マルバイユも仏ＧＩアスタルテ賞（芝１６００メートル）を制しているスピード豊かな母系。母の父マルジュも種牡馬として主にマイル～中距離で活躍する一流馬を多数出しており、皐月賞向きのスピードが魅力で、底力も兼備。父アグネスタキオンは０８年の勝ち馬キャプテントゥーレを出し、ディープ産駒の姉よりも持続力に優れ、コース適性も非常に高い。
ゴールドシップはステイゴールド×メジロマックイーンで、３冠馬オルフェーヴルなど重賞勝ち馬計４頭を出している好配合。母系はやや大物感を欠くが、息の長い脚が魅力で、皐月賞の速い流れは向く。
０４年の優勝馬ダイワメジャーを父に持つロジメジャーは叔父にアルカセット（ジャパンＣ）がいる牝系で、成長力と底力は十分。前走の好内容からも軽視は禁物。
ロージズインメイ産駒のコスモオオゾラは決め手では他馬に劣るものの、持続力とパワーは一級品。最終週の荒れた馬場はプラスに働きそうで、さらに馬場が悪化するようなら前走同様、侮れない。 （血統取材班）
ディープブリランテはここ２戦で詰めの甘さを露呈したが、近親に秋の天皇賞馬バブルガムフェロー、菊花賞馬ザッツザプレンティなどがいる名牝系で、底力は上位。成長力も豊富で、まだ評価は落とせない。
Ｖマイル優勝馬コイウタ（父フジキセキ）が半姉のベールドインパクト、母が米ＧＩデルマーオークス（芝１８００メートル）の優勝馬であるアダムスピークも母系の質は高い。
だが、ディープ自身、国内唯一の敗戦が中山の有馬記念だったように、産駒も京都、阪神に比べると、中山ではやや信頼度が下がるのも事実。皐月賞独特の激流で突き抜けられないケースも考えられる。
満点評価はグランデッツァ。半姉は昨年の桜花賞馬マルセリーナで、母マルバイユも仏ＧＩアスタルテ賞（芝１６００メートル）を制しているスピード豊かな母系。母の父マルジュも種牡馬として主にマイル～中距離で活躍する一流馬を多数出しており、皐月賞向きのスピードが魅力で、底力も兼備。父アグネスタキオンは０８年の勝ち馬キャプテントゥーレを出し、ディープ産駒の姉よりも持続力に優れ、コース適性も非常に高い。
ゴールドシップはステイゴールド×メジロマックイーンで、３冠馬オルフェーヴルなど重賞勝ち馬計４頭を出している好配合。母系はやや大物感を欠くが、息の長い脚が魅力で、皐月賞の速い流れは向く。
０４年の優勝馬ダイワメジャーを父に持つロジメジャーは叔父にアルカセット（ジャパンＣ）がいる牝系で、成長力と底力は十分。前走の好内容からも軽視は禁物。
ロージズインメイ産駒のコスモオオゾラは決め手では他馬に劣るものの、持続力とパワーは一級品。最終週の荒れた馬場はプラスに働きそうで、さらに馬場が悪化するようなら前走同様、侮れない。 （血統取材班）
【３歳次走報】アイムユアーズはオークスへ
©サンケイスポーツ
4月11日(水) 05:01
★…桜花賞２着ヴィルシーナ（栗・友道、牝）は桜花賞馬ジェンティルドンナ（栗・石坂、牝）と同様、滋賀県のノーザンファームしがらきへ短期放牧に出た後、オークス（５月２０日、東京、ＧＩ、芝２４００メートル）へ。３着アイムユアーズ（美・手塚、牝）はＣ・ウィリアムズ騎手とのコンビでオークス。４着サウンドオブハート（美・松山康、牝）はＮＨＫマイルＣ（５月６日、東京、ＧＩ、芝１６００メートル）かオークスのいずれか。６着ジョワドヴィーヴル（栗・松田博、牝）は放牧に出ずに自厩舎で調整しながらオークスへ。８着トーセンベニザクラ（美・柴崎、牝）、９着パララサルー（美・国枝、牝）、１５着エピセアローム（栗・石坂、牝）もオークスに直行。１６着アラフネ（美・高橋裕、牝）は未定。
★…ニュージーランドＴ５着サドンストーム（栗・西浦、牡）、７着レオンビスティー（栗・矢作、牡）はＮＨＫマイルＣへ。
★…３月３１日阪神の５００万下（ダ１４００メートル）を勝ったタイセイシュバリエ（栗・宮本、牡）は兵庫ＣＳ（５月３日、園田、交流ＧＩＩ、ダ１８７０メートル）へ。
★…シンザン記念１０着後休養しているマコトリヴァーサル（栗・須貝、牡）は橘Ｓ（２２日、京都、ＯＰ、芝１４００メートル）での復帰を目指す。
★…ニュージーランドＴ５着サドンストーム（栗・西浦、牡）、７着レオンビスティー（栗・矢作、牡）はＮＨＫマイルＣへ。
★…３月３１日阪神の５００万下（ダ１４００メートル）を勝ったタイセイシュバリエ（栗・宮本、牡）は兵庫ＣＳ（５月３日、園田、交流ＧＩＩ、ダ１８７０メートル）へ。
★…シンザン記念１０着後休養しているマコトリヴァーサル（栗・須貝、牡）は橘Ｓ（２２日、京都、ＯＰ、芝１４００メートル）での復帰を目指す。
ジェンティルドンナ２冠へ前途洋々
©サンケイスポーツ
4月10日(火) 05:00
桜花賞を制覇したジェンティルドンナ（栗・石坂、牝３）は一夜明けた９日、栗東トレセンの自厩舎で過ごした。担当の日迫真吾調教助手は、発走地点からゴール地点に移動するバスの中にあるモニターで観戦。「モニターが小さいこともあって、４コーナーでは（位置が後ろなので）届かないかな、という感じに見えたんですが、あとでＶＴＲを見たら、直線ではしっかり伸びていましたね」と、愛馬が繰り出した強烈な伸びに感心しきりだった。
今後は、近日中に滋賀県のノーザンファームしがらきに短期放牧へ出る予定。「まだ冬毛が残っているので、体調はもうちょっとよくなると思います」と日迫助手。史上１３頭目の牝馬クラシック２冠制覇がかかるオークス（５月２０日、東京、ＧＩ、芝２４００メートル）は、桜花賞以上の状態で臨めそうだ。
今後は、近日中に滋賀県のノーザンファームしがらきに短期放牧へ出る予定。「まだ冬毛が残っているので、体調はもうちょっとよくなると思います」と日迫助手。史上１３頭目の牝馬クラシック２冠制覇がかかるオークス（５月２０日、東京、ＧＩ、芝２４００メートル）は、桜花賞以上の状態で臨めそうだ。
レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者（JRA）発行のものと照合してください。
馬場：良
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