30日の中京5R2歳新馬(ダート1800メートル)は、丸山元気騎手騎乗の4番人気ワールドダンス(牡、栗東・須貝尚介厩舎)が直線で差し切って快勝した。タイムは1分57秒8(良)。
発走直前にワイレアロマンスが競走除外となって10頭立てで行われた一戦。スタートはバラついたが、最内のオーミシャンクスが押して先頭に立つ。スズカプリティーが2番手につけて、ヴォルスング、ツキミチャンがこれに続いた。人気のエノラブエナは後方からのレース。流れはかなりスローになり、3コーナー手前で後方の馬も追い上げを図ったが、このタイミングで前も加速したため、差が詰まらない。先行馬群はそのままの隊列で直線に向いたが、4頭を見る位置で流れに乗っていたワールドダンスが直線で外に持ち出すと力強い末脚を披露。乾いたダートを一気に差し切って、初陣を飾った。1馬身3/4差の2着が7番人気ツキミチャン。さらにクビ差の3着が8番人気のヴォルスングだった。
ワールドダンスは、父ダンスインザダーク、母シャイニングピアス、母の父ブライアンズタイムという血統。半兄スギノエンデバーはGIII北九州記念の勝ち馬。
丸山騎手は「気のいい馬だし、追ってからもしっかり脚を使ってくれました。まだ余力があったし、すごく力のある馬だと思います」とパワフルなレースぶりを高く評価していた。
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