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◇1月27日(J・D・サリンジャー永眠。享年91歳)、アルコール消毒が強すぎて途中で永眠いや睡眠したために書きかけだったジャーナル(日記)を、とりあえずつなぎとめておきたい。家族がつぎつぎにインフルエンザの毒牙にかかり、我が身の危険を感じてひたすら「消毒」にいそしんでいたあげくの沈没だった。当時はまだ2人目が陽性の状態だったが、今や(2月2日)筆者をのぞく4人がタミフル(そんなもん効くわけねえだろうに)頼りにヒイヒイ、ゼイゼイ。必然的に四六時中「消毒」の手を休めることができない。消毒はアルコールだけではない。生ニンクと生ネギを少量でいいから同時にかじれば、フル・ウイルスは即死する。体内に深く進入する前にぶっ殺す。これが肝心。でもって、さっきもちょっとかじってきました。さぞかし臭えだろうなあ。ここからが本文。
◇中山の最終日(24日)ということで…ということでもないけれど(いつも通りだから)、無一文状態にもかかわらず出勤しました。ひとつには前週、誰も来なかった競馬場で萩爺とオニイちゃんに遭って、しめやかに盃を重ねた(オニイは佐倉方面まで帰るのでノーアルコール???)成り行きがありました。例によって泣く子も黙る『百鬼亭?!』に一番乗りしたら、すでにカウンター隅の指定席に金子社長(カネヒキリのオーナーではありません。視力0状態なのに競馬場にも行かれる)がデンと鎮座ましましておられた。
◇「サトオォォ~さん! 今日はいろいろ~ありましたけどぉ~結局ぅ、60万ばかし儲けましたよ。最後にコレだぁ~ってヒラめいた○★(馬名を失念、失礼)を突っ込んだ3連単が当りました。ほんとうなら、この倍くらいは儲かっていたんですけどねえ、買い目を半分にしちゃいました、バカですねえ、まったくうぅ…。あ、ますたぁ~、サトオさんにボトルいっぽん!お願いしまぁす」
◇そのボトルゥがいけなかった(カネ仕切り社長、すんません)。硬派(キャバクラの鬼がなぜ硬派なんや?)のオニイちゃんと、人見知りの激しい高潔爺との併せ馬じゃあ酒席が盛り上がるはずもない。必然的に自家発電=充電同時放電システムに切り替えて(昔取った杵臼牧場)、独酌、手酌、二人三脚また来て四脚てな調子でイキまくってテンションを上げて…それでもなんか居心地わりぃなあと感じて、またまた当たりまくっている(携帯メールにVサイン報告連発)クミチョーに救いの手をさしのべた。あわよくばご馳走になろうと。
「はいF枝です。え? いや、今週は東京ではありません、長岡です。とにかく忙しくて…」
大雪、厳寒の長岡では今がカキ入れどきということなのか。なるほどと、爺とオニイにも携帯を回し、中山最終日の来週は…ということになった。
◇がしかし、クミチョーはまたものっぴきならぬ用事ができて来場ならず。「だめだよ。これじゃ、来週やる金残ってねえよ」とこぼしていたオニイも現れず。ビフォアペイデイ、給料日前の24日にいそいそと競馬場に出勤してこれるサラリーマンやOLがそれほどいるわけがない。…ん? 誰だありゃあ、貧乏神の妾か? ほんまにユメちゃん! ミツルちゃんもOサカちゃんも。もちろん萩爺も。いやあ、大したもんだ、よく来れたねえユメちゃん。
「実は弟から1万円借りてきたの。これをドンと増やさなきゃ」
借金してまで競馬をやるな! と昔、厳しい先輩がおっしゃっていたが、増やせばいいんだよな、増やせば、な。
◇ひとまず記者室に戻り、メーンが終わって陣営(2階のベンチ)の様子をうかがいに行くと、なんだかしらないが、かなり盛り上がっている。何かあったんかい?
「ユメが調子いいんですよ。ちょぼちょぼだけど、今日は貧乏神と手を切れるかもって」とミツルちゃん。うそだろ?
それから10分後。そのユメちゃが小刻みに震える手で馬券を差し出した。
「これ、アタリでしょう。ちゃんと入ってるわよね、ね」
中山12R⑤フランコフォニー⑦ランフォルセ③ケージージュニアーで…大丈夫、3連単的中してる。でも1、2番人気が1、2着だからなあ。
「3着に来た洋一郎さんのバクダン(★)、単勝60倍くらいついていたから、3連単の万は堅いでしょう。ユメ、小さいけど万馬券は保証する!」
「やったぁ~!!」
◇2万4390円×200円の配当に頬を染めて快哉を叫んぶユメちゃんを激励して窓口に急いだ。京都12Rの◎インプレッションに起死回生の一発を賭けてマークカードを差し込んだ。なぜだ、なぜ戻ってくる。
「この競馬場は発売されておりません」
やばい、マークミスだ。カードがない!
脱兎のごとくカード置き場に走り、3連単◎フォーメーションと手堅く○(1番人気)と◎2頭軸3連複総流しのカードを記入し直した。ぎりぎり、間に合った。
騙馬8歳インプレッション(9番人気)。4角最後方。だが、大外に持ち出して火がついた。脚色が違う。間に合う、3着には届く。
「テツ! テツ! テツ! よし、サトウ、テツゾウ!!」
メンバー最速上がり35秒7の強烈な追い込みで、なんと2着にまで届いていた。しかも3着が△ブラックティー(10番人気)。目数を絞った3連単は外したが、抑えの総流し3連複は200円ある。はずだ。
「声、凄かったですねえ、びっくりしましたよ」
……。お粗末。当たり馬券を挿入したら、コノバケンハテキチュウシテオリマセン。それはそうだろう。⑨⑮軸のはずが⑨⑭になっている。急いで書き直したときに間違えたのだ。よくある(個人的にはめったにない)ことだが、どうやらユメちゃんの貧乏神が鞍替えしてきたようだ。と、皆に照れ隠しの言い訳をして『百』に繰り出しザンパーイ!のグラス掲げてまもなく、明大の寺島教授が柔道の講師を伴って闖入してこられた。寺島先生には筆者が明大の職員をしていたこともあって、何かとお世話になっている(三浦皇成騎手の英国留学のお膳立てもしていただいた)。驚いたことに、百花亭の長男が明大で寺島先生のゼミを受講していたことも競馬の宴会で判明した。その奇遇にはさすがのマスターも仰天し、「競馬の取り持つ縁というのは凄いですねえ」と感嘆。そして、そのマスターがその夜、大相撲の松ヶ根部屋の千秋楽打ち上げに寺島先生をもお連れし…という展開にもなった。
◇「これ、御大とわたしの分!」
ユメちゃんが切れるような万札を引き抜いた。泣けるじゃありませんか、オンタイ(筆者)の飲み代も持ってくれるなんて。オナゴに奢ってもらうなんて…ちょっと記憶にござんせん。捨てる神(貧乏?)あれば拾う神もありってか? それにしても、神ならぬ風邪(フル)は怖い。消毒に熱心なあまり、土曜日夜の予想コロシアムの入稿途中に睡魔に襲われ、最後に残した(無記入)京都12Rの○◎△の3連単マルチ(22万5590円!)が的中していたとは。神よ、貧乏神よ、オーマイゴッド!!
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