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【中山記念】絶好アブソリュート12秒4!

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【中山記念】絶好アブソリュート12秒4!

 東京新聞杯6着のアブソリュートは、美浦ポリトラックで5ハロン68秒4、3ハロン38秒3-12秒4で併せた僚馬に馬なりで同入した。AJCC2着のシャドウゲイトは坂路で好気配。栗東では1000万→準OPと連勝中のキングストリートが、CWでラスト1ハロン10秒8の猛時計。重賞初Vに向けて絶好の仕上がりだ。

 アブソリュートが、ポリトラックで5ハロン68秒4という時計以上に力強いな動きを見せ、状態の良さをアピールした。

 主戦の田中勝騎手を背に坂路1本の後、ウインレックス(せ9、OP)とともにPコースへ。僚馬を2馬身ほど前に置いて楽なフットワークで追走し、徐々に差を詰めながら直線に向くと外から併せた。馬なりのまま体が半分ほど合った所で鞍上が軽くGOサインを送ると、ギュンと反応よく伸びて5ハロン68秒4、3ハロン38秒3-12秒4で併入。ゴール後も馬に緊張感を持たせたまま1ハロンほど流した。「ゴール前で少しだけ仕掛けてみたら、いい反応だった。順調に来ているね」とカッチーは感触の良さを伝える。

 前走の東京新聞杯は追い込み届かず6着に敗退したが、淀みのない流れで前残りの決着。アブソリュート自身も上がり3ハロン33秒6の末脚を使い、走破時計も1分32秒7と自己ベスト。展開が向かなかっただけで悲観する内容ではない。「いい動きで体も絞れてきた感じ。絶好調とまではいかないが、目標の安田記念(6月6日、東京、GI、芝1600メートル)に向けて、ここでもいい競馬をしたい」と宗像調教師は期待する。

 実績は全7勝中4勝を挙げている東京に集中しているが、中山でも一昨年のクリスマスC(芝1600メートル)で勝ち星をマーク。レースの主導権を握りたい馬が複数いて、流れが落ち着くとは考えにくい。しまいは確実にひと脚が使えるアブソリュート。出たなりのポジションで温存した末脚を繰り出して、力の違いを見せつける。(片岡良典)

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