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スプリンターズSの密着取材は5日目。東京サンスポの板津雄志記者(35)は栗東から美浦トレセンに移動して、高松宮記念の2着馬スノードラゴン陣営に直撃した。前走のキーンランドCは8着に敗れたが、本番での巻き返しの可能性はあるのか。
栗東を出て、はるばる美浦までやってきた。とはいえ、記者にとってはこちらがホームなので帰ってきたが正しいか…。
連載5日目は高松宮記念2着のスノードラゴンに注目。管理する高木調教師はいつも穏やかな笑顔が印象的だ。
前走のキーンランドCは8着と物足りない結果だったが、個人的にそのときの陣営の歯切れの悪さが気になっていた。理由を聞いてみると「中間に蹄(ひづめ)の不安が出て時計を出せないときがあった。レースには何とか間に合ったが、やはり急仕上げだったから」と説明。なるほど、その状況下で大外を回って勝ち馬から0秒3差まで追い上げたのなら、逆に価値ある8着のような気がする。
今回の調整過程は順調そのもので、24日の1週前追い切りでは、今の美浦坂路でめったにお目にかかれないラスト1ハロン11秒9(4ハロン54秒2)をマーク。絶好調といった印象だ。トレーナーも「具合は高松宮記念のときと遜色ない」と太鼓判を押す。主戦の大野騎手も「6分くらいだった前走と比べるとかなりいい」と色気十分で、「いつもコーナーでモタモタするので馬群の中で闘争心を出させる競馬を」とイメージを膨らませる。
ただ不安なのは枠順。「真ん中より内がいい」というジョッキーの希望とは逆に、大外(18)番が当たってしまった。本命候補に考えていたが、あすの最終結論までもう少し悩むとしよう。 (板津雄志)
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