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【日本ダービー】ヒラボク、青葉賞馬初Vへ合格点

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【日本ダービー】ヒラボク、青葉賞馬初Vへ合格点

 日本ダービーの追い切りが22日、東西トレセンで行われた。トライアルの青葉賞を勝ったヒラボクディープは地味な時計だが、併せ馬で先着してしぶとさを見せた。

 並んだ相手は抜かせない。持ち前のしぶとさは健在だ。関東が誇る国枝栄調教師が10年ぶりにダービーに送り込むヒラボクディープが、美浦Wコースで態勢を終えた。

 サイレントクロップ(牝4、500万下)を目標に直線では外へ。内から並びかける併走馬に先着を許さず、並んだままフィニッシュした。6ハロン82秒9、3ハロン39秒9-12秒4はオープン馬にしては地味だが、「デキに関しては文句なし」と国枝師は合格点を与えた。

 前走の青葉賞(1着)の最終追い切りで、坂路で蛯名騎手を振り落として放馬。陣営をヒヤッとさせたが、レースは危なげなく勝利した。「青葉賞と同じ(調教)パターンにしようと思ったけど、さすがにシャレにならないからね」と、今回はジョッキーではなく調教助手が騎乗。尻っぱねをするなど、やんちゃな面を見せたが、無事に追い切りを終えた。

 併走馬に騎乗して動きを確認した蛯名騎手は「調教で目立つタイプじゃないけど、変わりなくいい状態だと思う」と納得顔。「競馬の内容がだいぶ良くなってきたし、強い相手にどこまでやれるか」と、21度目の挑戦となるダービーに意欲を見せる。

 青葉賞の勝ち馬は、ウインバリアシオン(11年)、フェノーメノ(12年)が連続して本番で2着。ヒラボクディープが惜敗続きの流れを食い止め、栄冠を射止めるか。

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