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今週の『覆面記者の耳よりトーク』はエプソムCを徹底取材。今週末は雨の影響が不可避とあって、道悪適性をポイントに挙げる声が聞かれた。不良馬場でV実績のあるカラビナ、穴では重馬場だった昨年の2着馬ハクサンルドルフがイチ推し。一方、ミッキースワローは血統的に馬場渋化で持ち前の切れ味が鈍る可能性がありそうだ。
記者A GIの中休みを狙ったかのように、今週末は雨の影響を受けそうやなぁ。
記者B 東京のエプソムCは、高速決着が続いた先週までとは異質の戦いになるやろ。今週は道悪適性の高いタイプが狙い目ちゃうか。
記者C それならカラビナでしょう。不良馬場で行われた昨秋の精進湖特別(1000万下)で快勝。X助手は「馬場の悪い内めをスイスイ進んでいた。あれは“道悪の鬼”やな」と適性を見込んでいました。
記者D いやいや、重馬場だった昨年2着のハクサンルドルフの方が面白いぞ。Z調教師は「梅雨どきは独特の蒸し暑さがある。単純な道悪適性だけじゃなく、ジメッとした熱気の中でも力を出せるかが大事」と教えてくれた。同じ時期に好走した実績は“2割増し”で評価したほうがいい。
記者E ディープインパクト産駒を軽視するのも禁物です。軽い馬場での実績は言わずもがなですが、過去3年の東京芝の重&不良は、同産駒が最多の9勝を挙げて勝率もトップタイの16・7%(10頭以上出走)。重馬場の昨年、勝ったサトノアーサーはディープ産駒でしたしね。あと、V騎手は「内から悪くなって外が伸びる馬場になれば、前残りにはならない」とも見立てていました。
記者B プロディガルサンはパワーがあって道悪もこなせるタイプで、差す競馬も板についてきた。ここのところ惜敗続きやけど、P助手は「こういう甘いのは、普通じゃないときにひと押しが利くことがある」と言うとったで。
記者D ミッキースワローは道悪に泣きそうな感じだな。X騎手が「もともと力のいる馬場では結果が出ていない」と指摘しているうえ、トーセンホマレボシ産駒は2016年のデビュー以来、芝の重・不良で延べ30頭が走ってわずか1勝。馬券に絡んだのもその1回だけと、適性のなさは明らかだ。
記者C レイエンダはV助手が「以前感じた雰囲気がなくなって、動きもパッとしない」とバッサリ。まだ本調子になさそうなうえに、道悪でさらに気持ちも乗らない…となれば厳しそうですね。
★エプソムCの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
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