中央競馬ニュース

【神戸新聞杯】菊へ不安一“走”リーチ

 0   0   1,001
シェアする  x facebook LINEで送る
【神戸新聞杯】菊へ不安一“走”リーチ

 先週のセントライト記念に続き今週は阪神競馬場で菊花賞TRの神戸新聞杯が行われる。春2冠の上位馬が参戦するが、注目の1頭がリーチザクラウンだ。皐月賞13着から折り合い面で成長したダービーは2着に好走。ダービー2着馬は、その後も活躍する傾向にあり、最後の1冠・菊花賞に向けて重賞制覇で弾みをつけたい。

 無冠に終わった春の雪辱を果たす秋がやってきた。ラスト1冠の菊花賞を目指すリーチザクラウンが、前哨戦からアクセル全開だ。

 「ダービー2着は雨のおかげだって評価されているらしいからね。この秋はそれを払拭するのがテーマ。良馬場でこその馬ということを証明したい。距離も同じ(2400メートル)だしね」。言葉の端々に悔しさをにじませる橋口調教師が力強く宣言した。

 2番人気の皐月賞は折り合いを欠いて13着。巻き返しを期した日本ダービーでは5番人気と評価を落としたが、折り合いをつけて先行すると2着に粘り込み、世代トップクラスの力を証明した。しかし、40年ぶりの不良馬場だったことから、実力以外の要素としてトレーナーの耳に周囲の“雑音”が聞こえてきた。その評価を何としても覆したい。

 放牧先の社台ファームから8月20日に栗東トレセンに帰厩。その後は順調に調整されてきた。16日の1週前追い切りでは、武豊騎手を背に坂路で併せ馬。ビッシリと追われて4ハロン50秒5の好時計をマーク。橋口調教師は「予定通りにきています」と力強くうなずいた。

 「馬体としては(ダービー時と)同じくらいじゃないですか。夏を越して見た目はそんなに変わっていない」とトレーナー。それでも精神面の成長は見て取れる。春は調教でもレースでも引っ掛かる面があり、皐月賞惨敗の一因となったが、帰厩後の調教ではそれがない。

 ダービー2着馬は過去10年で菊花賞を3勝するなどダービー馬に比べて活躍が目立つ。ダービー馬は、3歳最高峰レースの頂点を極めるため無理なローテーションだったり、本番での激走などの影響が考えられるが、2着馬には心身両面での余力もあるのだろう。

 秋初戦の舞台となる阪神コースは2戦2連対。本当の強さを証明して、主役として大目標の菊花賞(10月25日、京都、GI、芝3000メートル)に堂々と向かう。

この記事はいかがでしたか?
ナイス (0)
 ナイス!(0

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

5月5日()
NHKマイル G1
新潟大賞典 G3
5月4日()
京都新聞杯 G2

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
49,313万円
10 ジャックドール 牡6
49,004万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る