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ユニコーンSの追い切りが16日、美浦トレセンで行われた。伏竜Sを勝ったストロングバローズは、半マイルから上がり重点でシャープな伸びを披露。デビューからの5戦で3勝2着2回とパーフェクト連対を誇る素質馬が、重賞初制覇に向けて態勢を整えた。
3歳ダート界統一へ、力強く駆け抜けた。5戦3勝2着2回と、デビュー以来パーフェクト連対を誇るストロングバローズが豪快な走りで万全をアピールだ。
雨が降り出す直前の午前9時すぎにWコースに登場。ドゥラメンテとサトノクラウンの厩舎の先輩たちの追い切りの後、単走でスタートした。軽快にラップを刻んでいくと、直線でも鞍上の手綱は動かないまま。4ハロン52秒9、3ハロン38秒3-12秒6と抜群の瞬発力を披露した。
前走の伏竜S(1着)出走時よりも4ハロンで2秒も速いタイム。しかも前走時は一杯だったが、今回は馬なりでマークしたように、状態の良さは明らかだ。
「先週しっかりやっているので、今週はサラッとですが、いい状態ですね」
橋本助手も認める順調ぶりだ。もともとレースで走るとトモ(後肢)に疲れが出やすい体質だが、「レースの間隔をあけて使っているし、今回のメンバーでも見劣らないと思っています」と、重賞挑戦にも気後れはない。
東京ではデビュー戦で4馬身差の圧勝を飾ったが、その後はオキザリス賞とヒヤシンスSでともに2着。負けているのはどちらも東京コースというのも事実だが、橋本助手は「初戦で掛かっていたので、(オキザリス賞は)距離を短くしましたが、1400メートルはいそがしかった。ヒヤシンスSも相手は強かったけど、脚質的な部分も大きい。流れひとつで違うと思うし、競馬が上手な馬ですから」と気にしていないどころか、逆転を見込んでいる。
今後のダート界を占う意味でも重要な一戦。3歳の頂点にストロングバローズの名を刻みつける。(柴田章利)
★ユニコーンSの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
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