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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 11 | 牡5 | 56.0 | 吉田隼人 | 栗 高野友和 | 466(-2) | 1.33.6 | 4.7 | 1 | 34.2 | ②③② | |||
2 | 7 | 12 | 牡6 | 56.0 | 岩田康誠 | 栗 矢作芳人 | 470(-8) | 1.33.6 | クビ | 55.3 | 12 | 34.4 | ⑧①① | ||
3 | 8 | 13 | 牝5 | 54.0 | 松岡正海 | 美 伊藤伸一 | 484(-2) | 1.33.7 | 1/2 | 13.1 | 7 | 34.1 | ②④④ | ||
4 | 4 | 6 | 牝5 | 54.0 | M.デムー | 栗 杉山晴紀 | 468(0) | 1.33.7 | クビ | 5.0 | 3 | 34.0 | ⑤⑥⑤ | ||
5 | 1 | 1 | 牡5 | 57.0 | 西村淳也 | 栗 杉山晴紀 | 516(-2) | 1.33.8 | クビ | 5.4 | 4 | 34.5 | ①②② | ||
6 | 3 | 4 | 牝4 | 52.0 | 鮫島克駿 | 栗 石坂公一 | 436(+2) | 1.33.9 | 3/4 | 10.1 | 5 | 34.0 | ⑧⑩⑧ | ||
7 | 3 | 3 | 牡6 | 54.0 | 菊沢一樹 | 美 菊沢隆徳 | 492(-4) | 1.33.9 | クビ | 11.2 | 6 | 34.1 | ⑤⑦⑧ | ||
8 | 2 | 2 | 牝3 | 51.0 | 柴田大知 | 美 中野栄治 | 446(+14) | 1.34.0 | クビ | 26.7 | 10 | 34.5 | ②④⑤ | ||
9 | 8 | 14 | 牡9 | 52.0 | 小牧太 | 栗 小崎憲 | 460(+4) | 1.34.0 | ハナ | 125.5 | 13 | 34.2 | ⑤⑦⑤ | ||
10 | 4 | 5 | 牡6 | 56.0 | 大野拓弥 | 栗 鮫島一歩 | 490(+2) | 1.34.1 | 1/2 | 24.2 | 9 | 33.9 | ⑫⑫⑫ | ||
11 | 6 | 10 | セ5 | 55.0 | 横山和生 | 美 堀宣行 | 504(+2) | 1.34.2 | 1 | 19.7 | 8 | 34.2 | ⑧⑩⑪ | ||
12 | 5 | 8 | 牡5 | 56.5 | 横山武史 | 美 木村哲也 | 538(+2) | 1.34.2 | ハナ | 4.9 | 2 | 34.4 | ⑧⑦⑧ | ||
13 | 5 | 7 | 牡4 | 56.0 | 戸崎圭太 | 美 久保田貴 | 512(+4) | 1.34.4 | 1 | 29.2 | 11 | 34.1 | ⑫⑫⑬ | ||
除外 | 6 | 9 | 牡6 | 57.0 | 津村明秀 | 栗 池江泰寿 | 514(+2) | -- | -- | -- |
ラップタイム | 12.7 - 11.4 - 11.4 - 12.0 - 11.7 - 11.3 - 11.3 - 11.8 |
---|---|
前半 | 12.7 - 24.1 - 35.5 - 47.5 - 59.2 |
後半 | 58.1 - 46.1 - 34.4 - 23.1 - 11.8 |
■払戻金
単勝 | 11 | 470円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 11 | 190円 | 1番人気 |
12 | 1,180円 | 12番人気 | |
13 | 430円 | 7番人気 | |
枠連 | 7-7 | 14,230円 | 31番人気 |
馬連 | 11-12 | 14,850円 | 44番人気 |
ワイド | 11-12 | 3,990円 | 44番人気 |
---|---|---|---|
11-13 | 1,030円 | 12番人気 | |
12-13 | 8,220円 | 62番人気 | |
馬単 | 11-12 | 21,320円 | 75番人気 |
3連複 | 11-12-13 | 40,450円 | 119番人気 |
3連単 | 11-12-13 | 235,180円 | 683番人気 |
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土曜日の中山芝のレース結果、近年の京成杯AHの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この1週間、中山競馬場では水曜日から木曜日にかけて37.5ミリの雨量を観測した。だが、その後の天気に恵まれたこともあり、土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)での開催。芝ならびに路盤の状態は上々で、経済コースを上手に立ち回った馬の活躍が顕著だった。
3回中山開催終了後、3コーナーから4コーナー、および正面の内側を中心に大面積の芝を張替えたうえ、秋競馬開催までのインターバルも十分。直近にまとまった雨が降ったにもかかわらず、土曜日朝のクッション値は9.2(JRA発表)と、やや硬めに近い「標準」となっている。
日曜日は雲の多い空模様になりそうだが、降水確率は10%前後(11日8時の時点)。雨が降らず馬場の乾燥が進めば、経済コース主導のバイアスに拍車がかかる可能性もある。少量の雨が降ったとしても、開幕週ということを勘案すれば、大きな状況変化が起こるまでには至らないだろう。
それゆえ土曜日に引き続き、道中で内めを上手に立ち回る馬が優位という捉え方がベター。待機勢を狙うならば、内め追走から脚をためて馬群をうまく捌けそうなタイプとなろう。枠順に関しては、内~中(1~5枠あたり)を優先したほうが、好結果につながりやすいのではないか。
血統的には過去5年の京成杯AHを参考にすると、ハーツクライまたはディープインパクトの血を引く馬が好調。1~2着馬延べ10頭中9頭を占めるという、いささか偏った傾向が出ている。今年も条件を満たす馬には警戒の目を光らせたい。
今回の出走馬で、血統面と先述した馬場傾向(1~5枠あたり)の要点をともに満たしているのは、②コムストックロード、④シャーレイポピー、⑦ルークズネスト。いずれも単勝10倍以上(11日8時の時点)の伏兵で、配当妙味は十分にある。この3頭のうち、最低1頭は馬券に絡むという前提で、フォーメーションを組んでみるのもひとつの手だ。
◆インテンスライト・菊沢師「中山のマイルは得意だし、54キロもいい」
◆クリノプレミアム・伊藤伸師「動きはいい。スイッチの入りが早く、走れる態勢にある」
◆コムストックロード・柴田大騎手「ベストは1400メートルだが、うまく立ち回れれば」
◆シャーレイポピー・石坂師「1800メートルではラスト1ハロンで鈍るのでマイルに戻す」
◆シュリ・兼武助手「春は状態を含めてかみ合わなかった。ハンデは見込まれましたが、いい勝負を期待」
◆タガノディアマンテ・鮫島師「最近は行きたがるところがあるのでマイルに」
◆ダーリントンホール・木村師「少し急仕上げ気味だが、地力でカバーしてほしい」
◆ファルコニア・高野師「このレースの結果が今後のローテにつながると思う」
◆ミスニューヨーク・杉山晴師「前走は出していったぶん、最後は同じ脚いろに。思い切った競馬をしてもいい」
◆ミッキーブリランテ・矢作師「強気なことは言えないが、意外性があるので一発を期待」
◆ルフトシュトローム・堀師「去勢して劇的に変わった。今回はブリンカーもチークピーシズも着けない」
◆ルークズネスト・久保田師「ゲートに課題は残るが、中1週でも今回の方が状態はいい」
◆レインボーフラッグ・小崎師「今週の追い切りで態勢は整った」
中山施行の直近9回(2012~2013、2015~2021年)における1~3着馬の前走使用距離をみると、1200mから2400mまで(すべて芝競走)多岐にわたる。ただし、1200~1400m組の2着連対圏入りは、前走1着馬もしくは中山芝重賞で1着経験があった馬のみ。そのあたりには配慮が必要だろう。
(減点対象馬)
②コムストックロード ⑦ルークズネスト ⑫ミッキーブリランテ
中山で施行された直近9回、前走10着以下から盛り返し、当レースで2着連対圏に入った馬は3頭。うち2頭は前走がG1戦、もう1頭は前走で芝2000mの重賞に出走していた。前走で2000m未満のG2以下戦を使用し、2ケタ着順だった馬は推しづらい。
(減点対象馬)
⑦ルークズネスト ⑩ルフトシュトローム ⑫ミッキーブリランテ
中山施行の直近9回、サマーマイルシリーズ対象の重賞競走経由で2着連対圏入りを果たしたのは7頭。すべて5歳以上の馬だった。前走でサマーマイルシリーズ対象の重賞競走を使用していた、4歳以下の馬は例外なく3着以下に敗れている。
(減点対象馬)
④シャーレイポピー
中山で施行された直近9回、前走非重賞組の2着連対圏入りは5頭。いずれも前走で単勝2番人気以内の高支持を集め、なおかつ勝利を収めていた。前走が非重賞で単勝3番人気以下の評価を受けていた馬、ならびに非重賞2着以下からの参戦馬は疑ってかかりたい。
(減点対象馬)
②コムストックロード ③インテンスライト ⑦ルークズネスト ⑩ルフトシュトローム ⑫ミッキーブリランテ
中山施行の直近9回における2着以内馬延べ18頭中16頭は、マイル重賞の5着以内経験馬。残りの2頭はともに中山芝1600mでの1着経験があった。当該コース未勝利、かつマイル重賞で善戦・好走歴のない馬が、勝ち負けを演じるのはかなり難しい。
(減点対象馬)
①ベレヌス ⑤タガノディアマンテ ⑭レインボーフラッグ
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直近5年の勝ち馬のU指数順位は、1位、10位、7位、6位、3位。1位が期待に応えて勝つこともあれば、二桁順位の馬が勝ち切ることもあり、絞り込むのがなかなか難しい印象を受ける。ただし、指数下位で好走している馬のほとんどは上位人気(2018年の勝ち馬ミッキーグローリーは10位ながらも1番人気)なので、「下位を押さえる場合は人気馬」と認識しておけば、1着候補選びはそれほど難しくない。2、3着は指数的にも人気的にも波乱含みゆえに、軸から手広く流す戦術を採用するといいだろう。
連勝馬券をフォーメーションで購入する場合、必ず1列目にマークしておきたいのが、1位の⑧ダーリントンホール(99.2)と2位の⑪ファルコニア(98.0)の2頭だ。両者ともに、リステッド2着→重賞3着→重賞3着という近走内容で、その安定感は特筆級。ハンデも許容範囲内で、相手関係的にも上位争いに期待が持てる。いずれにせよ、外すという選択は推奨できない。
これに次ぐのが無類の中山巧者で、当該コースで重賞も勝っている4位⑥ミスニューヨーク(96.9)。そして最後に、勝てば逆転でサマーマイルシリーズの王者となる5位タイ①ベレヌス(95.0)をピックアップしておく。
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年に5回ある中山開催のなかで4回中山は野芝限定で行われる唯一の開催。19年に芝1600mのJRAレコード(現在)を更新する逃げ切り勝ちを収めたトロワゼトワルは翌20年も勝利し、レース史上4頭目となる2連覇を達成してみせた。そのトロワゼトワルは母の父がハーツクライとなるが、昨年はハーツクライ産駒のカテドラルが勝利。なお、ハーツクライをサンデーサイレンスとトニービン、Lyphardの血脈を併せ持つと解釈すれば、18年1着ミッキーグローリーの血統構成にも共通点を見出せるだろう。
また、昨年もコントラチェックが12番人気2着と大駆けしていたが、ディープインパクト産駒が毎年のように上位を賑わすことも特徴のひとつ。過去にも15年エキストラエンド、17年ガリバルディの2頭がともに11番人気と低評価ながら2着と好走していたので、ハンデ戦らしい人気薄の激走にも気を配る必要がありそうだ。
シュリは、父ハーツクライ×母エーゲリア(母の父Giant's Causeway)。今年のメンバーでは唯一ハーツクライの血脈を持つ馬となるが、関屋記念を逃げて2着と好走した経歴も20年1着トロワゼトワルを想起させるところだろう。本馬の前走は12番人気という低評価での激走ではあったが、野芝限定開催では「2-2-0-1」と堅実に駆けており、馬券圏外に敗れた一戦も重の馬場状態に敗因を求められる。前走をフロック視するのは早計かもしれない。
ファルコニアは、父ディープインパクト×母カンビーナ(母の父Hawk Wing)。全兄トーセンカンビーナは長距離にも適性を示していたが、本馬は5歳にして初めて芝1600mに挑戦するとリステッドで3着、2着と好走し、G2マイラーズカップでも3着と上位入線を果たした。勝ち味に遅いタイプであることは否めないものの、相手なりに走れる堅実さが頼もしい部分でもある。同産駒が人気不問で好走していること鑑みても相応の評価が必要だろう。
シャーレイポピーは、父ミッキーアイル×母オリエンタルポピー(母の父キングカメハメハ)。サンデーサイレンス、トニービン、Lyphardを併せ持つことを評価しやすいだけでなく、カテドラルとはロックオブジブラルタル、トロワゼトワルとはキングカメハメハ、ミッキーグローリーとはディープインパクトが共通するため、直近の勝ち馬をミックスしたような配合であることも興味深い。紫苑Sで4着となった実績からも舞台適性はありそうだ。
編集部(以下、編) 日曜日は中京でセントウルSが、中山で京成杯AHが行われます。
新良(以下、新) いずれもサマーシリーズの最終戦で、秋G1に向けても見逃せない一戦。楽しみですね。
編 レースの格的にはG2のセントウルSのほうが上ですので、こちらを取り上げますか?
新 いえ、京成杯AHにします。セントウルSはできればパスしたいので(苦笑)。
編 それはなぜですか?
新 1着が荒れないんですよ。現在1番人気が6連勝中。当てることはもちろん大事ですが、人気馬が強いということはファンの皆さんもご存知ですので、妙味はいっさいないと判断しています。
編 ならば、波乱含みの傾向にある京成杯AHを狙っていくと。
新 そういうことです。面白そうな乗り替わりを見つけましたので、なおのことをこちらを選びたいですね。
編 それは楽しみです。では、気になる結論をお聞かせください。
新 狙ってみたいのは、田辺裕信騎手から菊沢一樹騎手に乗り替わる③インテンスライトです。
編 田辺騎手から菊沢騎手。なんとも渋いと言いますか、パワーアップ感は受けないと言いますか……。
新 おそらく、誰もがそんな印象を持つと思います。
編 でも、強調材料があるわけですよね?
新 はい。おおいに期待できます。そもそもインテンスライトは菊沢騎手のお手馬で、今回は手戻りのかたちになるんですよ。
編 戦績を振り返ると、確かにそうですね。前走は田辺騎手のテン乗りでした。
新 たまに別の騎手に任せられますが、通常コンビを組むのは菊沢騎手ですので、誰よりもこの馬のことを理解しているはずなんです。
編 なるほど。そういう背景があるんですね。
新 前走はあまり得意ではない東京で掲示板を確保し、力を付けている印象を受けました。今回は得意の中山で、なおかつ過去に結果を残している休み明け。楽しみな要素は揃っています。
編 3勝クラスを勝ち上がってから、オープンではまだ馬券に絡めていませんが……。
新 能力的に実績馬には劣るかもしれませんが、私は展開が向くとみているんですよ。前走はスローペースの切れ味比べで負けましたが、できればハイペースの我慢比べに持ち込みたいタイプ。今回、逃げが予想されるベレヌスやシュリはスローで逃げたいクチで、これらにプレッシャーをかけながら2~3番手を取れそうなメンバー構成となったことが、インテンスライトにとってはなにより追い風になったと判断しています。
編 内枠を引いたことも大きいでしょうか。
新 ご指摘の通り、いい枠を引きましたね。スタート次第では、逃げの手に出る可能性もなきにしもあらず。開幕週の前が止まらない馬場を味方につけて、押し切りを狙ってほしいです。
編 あとはこの馬のことを熟知した菊沢騎手に任せるだけですかね。
新 菊沢騎手は中山芝1600mで2019年以降、勝率11.9%と好成績をマークしています。騎乗馬の平均オッズが137.9倍ということを考えると、この勝率は破格と言っていいでしょう。まだ世間には知れていませんが、とにかく菊沢騎手は中山マイルで買いなんです。さらに、馬は全4勝のうちこのコースで3勝。人馬ともにベスト舞台と言っても過言ではありません。
編 ハンデ戦だけに、一発があってもまったく驚けませんね。
新 絶対に敵わないという相手はいないので、少しでも上の着順を取ってほしいです。勝手知ったるコンビに期待しましょう。
その歴史は東京芝1600mにはじまり、幾度かの変遷を経て現在は中山芝1600mでの開催が定着している伝統のハンデ重賞。第19回(1974年)スガノホマレの自身通算5度目となるレコード勝ち、第34回(1989年)マティリアルの復活勝利など、古くから印象深いレースが展開されてきた。とくに日本レコードを更新するタイムで勝利する馬が多いことも特徴的で、2000年代に入ってからも第46回(2001年)ゼンノエルシド、第57回(2012年)レオアクティブ、第64回(2019年)トロワゼトワルが新記録を打ち立てている。厳密にいえば競馬に世界レコードというものは存在しないが、レオアクティブは世界で初めて芝1600mで1分31秒の壁を破った馬としても名を刻むことになった。
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