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5月1日の京都11Rで行われた第153回天皇賞・春(4歳上オープン、GI、芝3200メートル、18頭立て、1着賞金=1億5000万円)は、武豊騎手騎乗の2番人気キタサンブラック(牡4歳、栗東・清水久詞厩舎)が逃げ切り、2015年の菊花賞に続くGI・2勝目を飾った。馬主は歌手、北島三郎(名義は大野商事)。タイムは3分15秒3(良)。
レースは、キタサンブラックがハナを奪い、ヤマニンボワラクテ、カレンミロティックが続く展開。1番人気ゴールドアクターが2周目4コーナーで先団に取り付きながら、伸びを欠く中、3番手につけていたカレンミロティックが脚を伸ばした。しかし、キタサンブラックは13番人気のカレンとの叩き合いをハナ差でしのいでV。3着には3番人気シュヴァルグランが入った。
◆武豊騎手「際どかったけどよく差し返してくれました。強いですね。(ハナを切ろうと思ったのは)ゲートを出てからです。思い通りのペースで行けました。手応えはよかったんですけど、一気に伸びる馬じゃないんで、もたついたぶん前に出られてしまったんですけど、がんばってくれました。久しぶりに天皇賞を勝ててうれしいです。(キタサンブラックは)まだまださらに強くなりそうですね。楽しみです」
キタサンブラックは、父ブラックタイド、母シュガーハート、母の父サクラバクシンオーという血統。北海道日高町・ヤナガワ牧場の生産馬で、(有)大野商事の所有馬。通算成績は10戦6勝。重賞は15年のフジテレビ賞スプリングS・GII、セントライト記念・GII、菊花賞・GIに次いで4勝目。清水久詞調教師は天皇賞初優勝、武豊騎手は1989年春イナリワン、89年秋、90年春スーパークリーク、91年春、92年春メジロマックイーン、97年秋エアグルーヴ、99年春、秋スペシャルウィーク、2006年春ディープインパクト、07年秋メイショウサムソン、08年秋ウオッカに次いで12勝目。
★1日京都11R「天皇賞・春」の着順&払戻金はこちら
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