第317話 「NHKマイルC」
10年 33.4-22.9-35.1 =1.31.4 ± 0△1△4 消耗戦
11年 33.9-23.7-34.6 =1.32.2 ▼ 6△1△5 瞬発戦
12年 35.1-24.8-34.6 =1.34.5 ▼10▼3△4 瞬発戦
13年 34.4-23.4-34.9 =1.32.7 ▼ 4△3△4 平坦戦
14年 34.6-23.8-34.8 =1.33.2 ▼ 5△2△5 瞬発戦
12年はスローの瞬発戦でしたが以外の年はテン~中盤が速く流れがち。
それでいてレースの上りが35秒を切る展開なので「速い流れでも上りが使える馬」が好走しやすいと思われます。
これは
NHKマイルCに限らず府中マイルGⅠ全てにあてはまることではあります。
では過去5年の連対馬の重賞実績を見てみましょう。
1着馬に関しては
マイネルホウオウ以外は1600~1800m重賞勝ちの実績がありました。
3歳のマイルチャンピオンを決めるレースだけあってそれまでに重賞を勝っているぐらいの完成度や経験は問われるということでしょう。
そもそも過去5年で前走500万下以下のクラス出走馬は3頭しかいないので重賞に勝ち負けしていなかったらゲートにも入れない可能性は高いということです。
マイネルホウオウはOPクラス勝利+重賞3着という実績しかありませんでしたがあれは柴田大Jの乾坤一擲の騎乗だったということにしておきます。
一方、2着馬になると若干ハードルは下がって1400~1800m重賞で4着以内となっています。
結果はクビ差になったとしても1着馬と2着馬のそれまでの実績には明確な差があります。
今年の登録メンバーで重賞ウイナーは
アルビアーノ、
クールホタルビ、
グァンチャーレ、
タガノアザガル、
ミュゼスルタン、
ヤマカツエース、
ヤングマンパワー
の7頭です。
速い流れのレースになりやすいので前走は1800m以上の距離に出走していた馬の方が安定した成績を収めています。
【前走距離別成績】
今回延長 0-2-0-21 勝率0.0% 連対率 8.7% 複勝率 8.7%
同距離 4-1-1-40 勝率8.7% 連対率10.9% 複勝率13.0%
今回短縮 1-2-4-14 勝率4.8% 連対率14.3% 複勝率33.3%
近年は同距離組の馬が4勝してはいますが複勝率を見ると圧倒的に短縮組が有利となっています。
短縮組は
皐月賞大敗馬が多く出走していますが実際にはそこからの巻き返しはかなり困難です。
なので短縮組で前走
皐月賞以外の重賞レースだった馬と条件を絞ると
1-2-2-4 勝率11.1% 連対率33.3% 複勝率55.6%
とかなりのハイアベレージとなります。
今年の登録馬では
アルビアーノ、
アンビシャス、
アヴニールマルシェ、
グァンチャーレ、
ダノンメジャー、
ミュゼスルタン
の6頭は好走率が高いといえるかもしれません。
その他では
・前走3着以内 4-4-0-35
・前走と同騎手 4-3-4-36
辺りの条件が好走しやすいでしょう。
騎手に関しては乗り替わりがない馬の方がベターですが外国人Jへの乗り替わりはマイナスにはならないかもしれません。
注目は条件も
クリアしていて3連勝中の
アルビアーノですが血統的にも戦績的にも13年の
エーシントップに似たイメージがあってその年は
マイネルホウオウが勝利で大波乱でしたが今年はどうか?
重賞勝ちではありますが牝馬限定戦も若干マイナスかもとは思います。
今年は人気的にも混戦模様。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
アルビアーノ→アルマワイオリ→グァンチャーレ
アルビアーノ危ないかな?と思いましたが他のメンバーを見るとそれ以上に不安材料がありそうな馬ばかり。ここは4連勝を期待。
但し、軸は
アルマワイオリかも。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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