最新競馬コラム

『競馬』という名の推理小説 ~第259話マイルCS(謎解き編)~

 967

第259話 「マイルCS


08年 34.4-23.5-34.7 =1.32.6 ▼2△2△1 平坦戦
09年 34.8-23.9-34.5 =1.33.2 ▼1▼2△7 平坦戦
10年 33.7-23.0-35.1 =1.31.8 ▼3△8△3 平坦戦
11年 34.4-24.2-35.3 =1.33.9 ▼1▼2△3 平坦戦 稍重
12年 35.0-23.2-34.7 =1.32.9 ±0△2△4 消耗戦 稍重

昨年は消耗戦となりましたが基本的にはこのレースは平坦戦。
スピードと持続力が問われるレースです。
但し、10年と11年の走破時計が2.1秒も違うように馬場状態によっては問われるスピードの質は違ってくると思われます。
31秒台の高速決着になった10年の勝ち馬はエーシンフォワードですが高松宮記念3着などの実績があり1200~1600mでマイラーというよりは1400の馬。
稍重で荒れた馬場になった11年の勝ち馬はエイシンアポロンですが弥生賞や毎日王冠で2着の実績があり2000mもこなせる馬。
という感じです。
先週の日曜は雨の開催で馬場が荒れてきた可能性がある(内に入れた馬はあまり伸びませんでしたね)ので土曜日や日曜の午前中のレースでチェックした方がいいかもしれません。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。

1着馬
ブルーメンブラット 【瞬7平4消1】
カンパニー     【瞬8平6消1】
エーシンフォワード 【瞬2平3消3】
エイシンアポロン  【瞬4平3消0】
サダムパテック   【瞬4平2消0】
2着馬
スーパーホーネット 【瞬6平5消0】
マイネルファルケ  【瞬6平3消0】
ダノンヨーヨー   【瞬6平3消0】
フィフスペトル   【瞬4平2消2】
グランプリボス   【瞬3平4消0】

ほとんど瞬発戦&平坦戦実績馬で上記にも書いたエーシンフォワードだけがやや消耗戦に寄ってる(=スプリンター寄り)感じです。

過去5年のデータでは
・前走上がり1位有利
・4~5歳馬有利
・前走1800m~2000m有利
・前走差し馬有利(追い込みは有利とはいえない)
・内枠有利
・休養明けは不利
というものがあります。
昨年のコラム参照→こちら
スピードと持続力が問われるとなれば納得の傾向かなと思われます。

各ステップレースを見てみましょう。
【スワンS】
35.3-11.5-34.0 =1.20.8 ▼3▼1△6 平坦戦
後傾ラップでどちらかといえばスローの前残り。
展開的には昨年のスワンSに似ていてその勝ち馬グランプリボスが本番では2着と健闘しましたがスローの展開を後方から上がり最速での差し切り勝ちだった。
となれば中団から上がり最速で3着となったサダムパテックが狙い目か。

富士S
35.8-23.9-33.8 =1.33.5 ▼9▼1△10 瞬発戦
こちらもスローでスワンSと違うのは大きな加速が生じた瞬発戦ということ。
このレース単体で見るとあまり本番に直結するような馬は感じられず。
但し、勝ったダノンシャークは先行しての勝利だったが本来は差し馬。
京都外1600コースは1-2-2-1で馬券にならなかったのは昨年のマイルCSのみで得意舞台なのは間違いない。
春の安田記念時452kgだった馬体重が前走は436kgというのは気になるところ。
1番人気だとちょっとリスクあるかも。

毎日王冠
35.5-37.9-33.3 =1.46.7 ▼15▼△14 瞬発戦
これまたスローの瞬発戦。
逃げて差されたクラレントよりも差して届かなかったダークシャドウの方が当然見直し必要。
但し、アクシデントで秋天を回避した影響があるのかないのか。

府中牝馬S
37.9-38.1-32.8 =1.48.8 ▼13▼1△6 瞬発戦
毎日王冠よりも更にスローの瞬発戦。
やはりドナウブルーよりも差して届かずのマイネイサベルの方が見直し必要。

これらのステップレース以外となると京都大賞典3着後のトーセンラー安田記念14着後のカレンブラックヒル
トーセンラーは京都外回りは間違いなく合うコース。
前走3着でしたがゴールドシップを負かしにいったため早めに動いたため無欲の差し馬2頭にやられただけで悲観する内容ではなかった。
問題はやはり初のマイル戦でスピードに対応出来るかどうかが鍵。
カレンブラックヒルは父がミスターマイルCSのダイワメジャーで平坦戦は得意舞台。
しかし近走イマイチなのと先行して粘り込むタイプの馬なので父レベルでないとこのレースでは勝ち負け出来ないかもしれません。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ダークシャドウマイネイサベルダノンシャーク
ダークシャドウは春の安田記念は0.4秒差の6着。
初のマイル戦で1.31.5の超高速決着だったことを考えれば今回十分対応可能だと思えます。

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

このコラムへのコメント

コメントはありません。

関連競馬コラム

新着競馬コラム

人気競馬コラム

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る