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海外馬券発売第1弾となった今年10月の凱旋門賞を制したファウンド(愛=A・オブライエン、牝4)。同馬はその後も10月15日の英チャンピオンS(2着)、11月5日のBCターフ(3着)を走り、先日発表されたカルティエ賞では最優秀古馬のタイトルを受賞した。
2014年8月23日のデビュー以来、全21戦(6勝)のキャリアで3着を外したのは15年の凱旋門賞(9着)だけという抜群の安定感を誇った名牝。ジャパンCにも登録があったが、BCターフがラストランとなり、今後は繁殖入りする可能性が濃厚となっている。
ファウンドは父ガリレオ、母レッドエヴィー、その父インティカブという血統の愛国産馬。レッドエヴィーは英GIロッキンジSなど現役時代は重賞4勝。関係者の話によればアイルランドに戻ることなくクールモアグループが米国ケンタッキー州に所有するアシュフォードスタッドで来春の種付けに備える見込み。
アシュフォードスタッドには昨年、米3冠を達成したアメリカンフェイローが種牡馬として供用されており、米3冠馬×凱旋門賞馬の夢の配合が実現するのか注目が集まりそうだ。 (在仏競馬記者)
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