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8月19日、イギリス・サンダウン競馬場で行われた「ファティマ・ビント・ムバラク妃殿下主催ワールドレディースチャンピオンシップ」の第13戦(芝1600メートル、純血アラブ)に招待されていた藤田菜七子騎手(19歳)=美浦・根本康広厩舎=が、思わぬアクシデントに見舞われた。
騎乗予定だったアルティメットフォース(セン8歳)がパドックで激しくイレ込み、騎乗した直後に暴れて放馬。菜七子は馬の下敷きになるシーンもあってヒヤリとしたが、すぐに立ち上がり、見守るファンをホッとさせた。同馬は競走除外。ほろ苦い海外初遠征となったが、その後に思わぬ“お見舞い”があった。
このレースを主催するファティマ・ビント・ムバラク妃殿下の関係者が菜七子に「申し訳ありません」と声をかけ、「アブダビのファイナルに招待します」と約束したのだ。期せずして各レースの勝者が集まるファイナル(11月13日、UAE・アブダビ競馬場)への参戦が内定した菜七子。日本で改めて腕を磨き、再度の海外遠征を待つことになった。
◆藤田菜七子騎手「すばらしい競馬場だったので、乗りたかったですし、こういう形になって悔しいです。勝って(勝者が進出する)アブダビに行きたかったです。けがは大丈夫です。11月のアブダビに招待していただけたので、とてもありがたいですし、頑張りたいです」
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