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春のGIシリーズはいよいよ佳境に入り、19日に東京競馬場で3歳牝馬最高峰のレース・オークス(芝2400メートル)が行われる。注目は桜花賞馬アユサンに騎乗する丸山元気騎手(22)=美・根本康。福島競馬で落馬負傷して桜花賞に乗れなかった経緯があるだけに、オークスにかける思いは強い。 (取材・構成=芳賀英敏)
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--桜花賞は前日の落馬でアユサンに乗れなかった。当時の心境は
丸山元気騎手 「乗れない悔しさが強く、リアルタイムでは見られませんでしたが、すぐにVTRをチェックしました。強い競馬をしていたと思います」
--オークスでは乗れることになった
「星野オーナーをはじめ、手塚厩舎のスタッフのみなさん、関係者の方々には感謝の言葉しかありません。正直、もう回ってこないかなと思っていました。GIを勝ち、ボクが乗っていたアユサンとは違う領域にいるわけですから」
--緊張感は
「レースが近づくにつれ、だんだん緊張感は出てくると思いますが、それを楽しめるようにしたいです」
--1週前追い切りの感触は
「いい感じですよ。中間リラックスさせていたので、馬がとぼけていた感じ。しまい、ムチを入れたら馬がびっくりしていたようです。腰が甘い面があり、寒い時期は良くなかったんですが、暖かくなって馬自体がしっかりしてきました」
--2400メートルやコースについては
「距離に関しては未知ですが、それはみな同じ条件。能力がある馬なので大丈夫です。左回りの方がいい馬ですし、スタートも良くなっていますから、中団あたりで競馬ができれば」
--騎手を目指したのは、お父さん(丸山侯彦元騎手=群馬県高崎競馬)の影響もあった
「周りに馬がいましたし、自然と。『騎手になりたい』と、口に出したことはなかったですけど、馬の仕事以外に興味はなかった」
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