中央競馬ニュース

【AJCC2025】ズバリ!調教診断(最終版) ダノンデサイルをトップに、差なくレーベンスティールが続く!

 0   1   679
【AJCC2025】ズバリ!調教診断(最終版) ダノンデサイルをトップに、差なくレーベンスティールが続く!

日曜日に行われるAJCCの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

ライラック【B】
美浦W併走(22日)。ひと頃と比べれば前後のバランスが良くなり、フォームの柔軟性も増している。あと少し後肢の蹴りに力強さがほしいが、走り全体の雰囲気は決して悪くない。レース当日までの微調整でさらに上向くようであれば、怖い存在になりそうだ。

レーベンスティール【A】
美浦W併走(23日)。僚馬2頭を壁にして折り合いをつけつつ、スムーズなコーナリング。直線では最内から軽い促しに好反応を示し、手応え優勢のかたちでゴールを迎えた。フォームのバランスが良く、推進力をじゅうぶんに感じる走り。合格点の仕上がりだろう。


ポタジェ【C】
栗東坂路併走(22日)。最後まで集中力を切らさず走れていた点は評価できる。反面、いい頃に比べると体の柔軟性を欠き、鞍上の仕掛けに対する反応も渋い。ラストの加速も物足りない印象。それなりに前向きな気持ちは見せていたが、まだまだ良化の余地を残しているように思える。

ボルドグフーシュ【B】
栗東坂路単走(22日)。頭の高い走法だが、もともとそういう馬。深刻にとらえなくてもいい。脚さばきは柔らかく、手前変換も比較的スムーズ。鞍上の促しに対する反応と伸びも良かった。残念だったのは、ゴール前で手前を戻してしまったこと。今回はB判定にとどめておきたい。

カラテ【B】
栗東坂路併走(22日)。併走表記だが、ラストはほぼ単走に等しい内容。サンデーファンデーを主体とした映像構成のため、ゴール前の走りこそ確認できなかったものの、直線中盤あたりまでは、地面をしっかりとらえて登坂。首高めのフォームは相変わらずだが、パワフルに駆けることができていた。状態が悪いという印象はなく、この馬なりに順調といえる。

ニシノレヴナント【B】
美浦W併走(22日)。直線に入ると手前をコロコロ替える。ただ、それによるロスは少なく、器用な馬と考えたほうがいいのかもしれない。やや頭の位置は高いものの、併走パートナーに歩調を合わせて比較的余裕のある走り。ゴール後も気合を入れて、字面の時計以上の負荷はかかっている。順調と判断したい。

マイネルクリソーラ【C】
美浦W併走(22日)。低めの重心を保ちつつ、キビキビとした動きでコーナーを回る。しかしながら、直線では手前がスッと替わらず、ハミに頼りがちな走り。いい頃と比べてゴール前の伸びも物足りない。脚さばき自体は悪くないのだが……。本当に良くなるのは、ここを使ってからかもしれない。

ダノンデサイル【A】
栗東坂路併走(22日)。手前替えの際に首を振る仕草は変わっていないが、それを除けば軸ブレの少ないフォームでリズム良く登坂。きちんと折り合いがつき、迫力のある動きで一歩一歩が力強い。それでいて前走の当該週(当時はCW)に見られた尾の余計な力みが、当時より薄れているのも好印象。状態は良く映る。高く評価したい。

ディープモンスター【C】
栗東CW単走(22日)。霜の降りた馬場を気にしたのか、地面をしっかりつかむことができていない感じ。そのせいか、いつもより歩幅が狭く映る。追われて首が高くなったのも気になるところ。軽いタッチの走りをする馬ゆえ、理想は脚を取られにくい馬場コンディションだろう。

ビザンチンドリーム【B】
栗東坂路単走(22日)。首の位置が高く、直線序盤は行きたがるところを見せる。ただ、前走の当該週と比べて蛇行する面が薄れており、そのぶん最後の踏ん張りが増している印象。走りの見映えはあまり良くないが、坂路ではいつもこんな感じなので、過度に気にする必要はない。悪くない仕上がり。


マテンロウレオ【B】
栗東CW単走(22日)。右回り直線での左手前が長続きしないが、これはもはや癖のようなもの。それによるロスは少なく、ゴール前の走りにも迫力があった。前走時の状態を大きく上回るとはいかないまでも、劣るという印象はまったくない。穴候補として一考の余地はある。

アラタ【C】
美浦W単走(22日)。頭高めの走法はいつものこと。それは深刻に考えなくてもいい。ただ、鞍上の促しに対する反応が渋く、なかなか重心が下がらない。ラストもキレという面ではひと息だった。控えめな調整といはいえ、もう少しメリハリのある動きをしてほしいところ。高評価するには躊躇してしまう内容だった。

コスモキュランダ【B】
美浦坂路併走(22日)。コーナーから直線入り口までは、僚馬の後ろで折り合いに専念。きちんとタメをつくることができていたし、その後の鞍上のゴーサインにもピリッと反応。しまいの伸びも良かった。姿勢が高くキレ不足にも見えた、1週前より動きの質が向上した印象。このひと追いで仕上げは間に合いそうだ。

ホウオウリアリティ【B】
美浦W併走(22日)。首高めのフォームながらも、地面をたたきつけるような力強い脚さばきでズンズンと進む。鞍上の合図にもきちんと対応しており、最後まで集中を切らさず駆けることができている。厳しく見れば、あと少しラストの動きにキレがほしいが、調子が悪いという印象はない。いい意味での平行線だろう。

■注目記事【AJCC2025ほか】伊吹雅也のピックアップ競馬データ~メイン「1点」分析編

■おすすめ【馬場情報】中京競馬場~1月24日(金)現在~

■おすすめ【馬場情報】中山競馬場~1月24日(金)現在~

エヒト【C】
栗東坂路単走(22日)。やや斜めに構えたフォーム、不器用な手前替えはいつもと同じ。それ自体をマイナス視する必要はない。ただ、後肢を蹴り出す方向が悪いせいか、ササり気味の登坂なのは気になるところ。ゴール前で気を抜くような感じになったのもいただけない。もっと上の走りがある馬。評価は上げづらい。

チャックネイト【B】
美浦W併走(22日)。前週にコーナーから促して、負荷をしっかりかけたことが功を奏したのか、当時のズブい面が薄れ、そのぶん走りに素軽さが出てきた。若干ふわふわしていた1週前とは違い、最後まで低い姿勢を保っていたのも好感。着々と調子を取り戻してきている印象を持つ。

アウスヴァール【B】
栗東CW単走(22日)。入念に攻めを積んだ効果もあってか、前走の中間より前向きさが伝わってくる走り。脚さばきに硬さは見られず、手前替えもスムーズ。重心が低くなり、そのぶん体の使い方も良くなっている。絶好調時の迫力には及ばないまでも、かなり状態を持ち直してきた印象。侮れない1頭だ。

ボーンディスウェイ【B】
美浦W併走(22日)。前躯の筋肉量が多いため、そのぶん首の可動域がやや狭く、前さばきも少し硬く映る。しかしながら、脚取りはしっかりしており、スピードの乗りも悪くはない。キレこそあまり感じないが、それなりに持ち味は出せている印象。ひとまず順調とみてよさそうだ。



【調教予想からの注目馬】
A判定は2頭。⑧ダノンデサイルを筆頭に挙げたい。1週前のCW併せ馬では、なめらかかつ力強い動きを披露。確認程度の内容だった当該週の坂路併せ馬でも、変に気負うことなく快活な走りを見せた。前走の中間とは違い、1週前、当該週と2週続けて直線での手前替えをこなしたあたりにも、精神状態の良さがうかがえる。力を発揮できる態勢と判断したい。

差のない次点に、②レーベンスティール。好バランスのフォーム、推進力をじゅうぶんに感じる走りが印象深い。この馬とすれば、気合が先走ることなく我慢がきいているのも好感度大。ここまでは順調なので、あとは本番の道中において掛かる面が強く出なければ、といったところか。

<注目馬>
ダノンデサイル ②レーベンスティール

この記事はいかがでしたか?
ナイス (1)
 ナイス!(1

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

1月26日()
AJCC G2
プロキオンS G2
1月25日()
小倉牝馬S G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

1月19日()
日経新春杯 G2
京成杯 G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ジャスティンパレス 牡6
78,688万円
2 リバティアイランド 牝5
74,444万円
3 タスティエーラ 牡5
65,898万円
4 レガレイラ 牝4
63,438万円
5 ソウルラッシュ 牡7
60,586万円
6 ナムラクレア 牝6
59,291万円
7 ソールオリエンス 牡5
57,546万円
8 ベラジオオペラ 牡5
52,047万円
9 テーオーロイヤル 牡7
51,827万円
10 ダノンデサイル 牡4
51,249万円
» もっと見る

3歳
1 クロワデュノール 牡3
11,679万円
2 アルマヴェローチェ 牝3
8,560万円
3 アドマイヤズーム 牡3
7,776万円
4 アルテヴェローチェ 牡3
6,362万円
5 エリキング 牡3
5,662万円
6 ジョバンニ 牡3
5,508万円
7 ニシノエージェント 牡3
5,213万円
8 リラエンブレム 牡3
4,880万円
9 ミュージアムマイル 牡3
4,654万円
10 エリカエクスプレス 牝3
4,577万円
» もっと見る