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【AJCC2025】直撃取材!プロ予想家最速予想 「豚ミンC」「伊吹雅也」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

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【AJCC2025】直撃取材!プロ予想家最速予想 「豚ミンC」「伊吹雅也」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

伊吹雅也―本質を見抜く的確なデータ分析


ウマニティ、JRA公式HPをはじめ、多数の競馬媒体で鋭い見解を披露。独自、かつ的確なデータ分析で目から鱗の穴馬を推奨する伊吹雅也プロに、AJCCの予想についてお聞きしました。

―登録馬をざっと見て、堅そうか荒れそうか、どちらに感じますか。

実績馬が多数参戦してきたものの、近年の傾向からは強調しづらい馬ばかりなんですよね。3連単で72万760円の高額配当が飛び出した2022年のように、波乱の決着となる可能性もじゅうぶんにあると思います。


―穴馬候補が楽しみですね。予想のポイントはどのあたりになるでしょうか。

基本的に前走好走馬が強いレースである点は押さえておきたいところです。前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.4秒以上だった馬は2021年以降[1-2-1-35](3着内率10.3%)と苦戦していました。チャックネイトなど、直近のレースで上位に食い込めなかった馬は疑ってかかるべきでしょう。

―基本的には勝ち馬か、接戦を演じた馬ですね。別定G2らしく前走G1組が好調かと思いますが、強調できるデータはありますか。

前走好走馬が強いレースではあるものの、前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.4秒以上だった馬のうち、前走の条件がG1、かつ前走のコースが東京・京都だった馬は2021年以降[1-1-1-5](3着内率37.5%)なんですよ。

―例外的な前走G1組もいると。

レーベンスティールのように、天皇賞(秋)などから直行してきた馬であれば、大敗直後であっても評価を下げる必要はありません。レーベンスティールはコース替わりもプラスに働くでしょうから、相応に高く評価するつもりです。

―巻き返しを期待したいですね。前走G3から臨戦ですが、ボルドグフーシュはG1・2着の実績があり、気になる存在です。馬券的にどう扱う予定でしょうか。

ボルドグフーシュは前走のチャレンジCが約1年7カ月の休養明けで、馬体重も2走前の天皇賞(春)と比べてプラス16kgと、このレースはいろいろな意味で度外視可能だと思います。オッズ次第では、かなり重いシルシを打つかもしれません。


―叩き2戦目で楽しみです。現状、軸で考えている馬をお願いします。

積極的に狙ってみたいのはボーンディスウェイです。前走の馬体重が460kg以上510kg未満だった馬は、2021年以降[4-4-4-31](3着内率27.9%)と比較的堅実でした。前走の中山金杯3着は、展開を考えると着順以上に高く評価できる内容ですし、コース替わりもまったく問題ないはずです。

中山金杯は「あれ、こんなに強いのか」と少し驚きました。ボーンディスウェイも穴っぽいかと思いますが、ほかに面白い馬はいるでしょうか。

ボーンディスウェイと同じく、ディープモンスターもレースの傾向を見る限りでは大きな不安要素が見当たらない馬です。極端な競馬をした直後の馬が期待を裏切りがちである一方、前走の4コーナー通過順が3~10番手だった馬は2021年以降[4-4-4-20](3着内率37.5%)と安定しています。血統背景を考えると、強敵相手のほうがかえって能力を発揮できるタイプかもしれません。一票を投じる価値はじゅうぶんにあるのではないでしょうか。

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―近走は堅実に走っていますよね。人気サイドで嫌える馬はいるでしょうか。

前走の4コーナー通過順が2番手以内だった馬は2021年以降[0-0-0-12](3着内率0.0%)、前走の馬体重が510kg以上だった馬は2021年以降[0-0-0-9](3着内率0.0%)と、それぞれまったく上位に食い込めていません。実績最上位のダノンデサイルが両方の条件に引っ掛かっている点は気掛かりで、古馬になってから伸び悩むケースが多いエピファネイア産駒でもありますし、過信禁物と見ておいたほうが良さそうですね。

―間隔も詰まっていますし、ちょっと嫌な感じですね。挙がった馬以外に注目馬がいましたらお願いします。

ここまでに名前を挙げた馬以外では、アラタも私が考える好走条件をすべてクリアしています。一昨年の中山金杯は勝ち馬とタイム差なしの4着でしたから、中山がまったく合わないということはないはず。押さえておくに越したことはないでしょう。



取材後記:穴っぽいところから複数名前が挙がり、馬券的な楽しみが広がりますね。


豚ミンCー庶民にやさしく、効き目抜群ですぐはつらつ!その“神眼“で見抜く◎!!


10年間の厩務員生活を経て、友人のすすめをきっかけにプロ予想家へ。レースリプレイの検証で妙味ある穴馬を見抜く豚ミンCプロに、AJCCの予想についてお聞きしました。

―予想のポイントからお願いします。

去年みたいに道悪だとそこまで深く考えず外を回ってきても大丈夫だったり、一昨年のノースブリッジのように上手く立ち回ったほうが良かったりと、その時によって結果がバラバラなので、馬場状態と展開はしっかり考えて予想したいなと思います。まったく差しが決まらない馬場でもないので、波乱も期待したいところですね。

―有力馬からダノンデサイルは前走有馬記念3着で、X(旧Twitter)に記載されている立ち回り点数は85点とのことでした。好走時は上手く乗られている気もしますが、馬券的にどう扱う予定でしょうか。

馬券的にはあくまで押さえ、もしかしたら買わないかもしれないです。有馬記念は、典さんがどんなことするか注目していると書きましたが、やっぱり思い切って行きましたね(笑)。点数としては、しっかり勝ちに行く競馬をした時点で高得点にはなりますよね。

―高得点でも3着という……。


いろいろ理由はあるかもしれませんが、競馬としてはシャフリヤールにも力負けの感じで、ちょっと頭にあったエピファネイアっぽさ、燃え尽き症候群みたいなものが早くも出ているのかなと。レース後も調教師が「期待感よりも危機感のほうが強い」とコメントした時は、「やっぱあったのか」と同じく思っていました。今回は戸崎Jを予定らしいですが、いずれにしろ人気はすると思うので、積極的には買いたくないなと思っています。

―再度、Xからになりますが、ビザンチンドリーム菊花賞5着はまともなら2着ということでした。コース替わりも含め、今回の期待感をお願いします。

買うなら菊花賞のここしかないと思って対抗にしたんですけどね。勝負服も同じせいか、急にこの馬がジャガーメイルに見えてしまいましてね。天皇賞(春)を勝っている馬とダブるんだから絶対いいでしょと思ったんですが……。4角で窮屈になって躓いてあの差ですから、まともなら2着はあった競馬でした。

―その前走は9番人気ですか。もったいないですね。

おそらく実質着順はアーバンシックダノンデサイルビザンチンドリームの3頭が馬券圏内だったはずで、いろいろ当たっていたはずなんですが、やはり当てさせたくないんだなと思って見ていました……。今回は中山替わりがポイントになりますが、個人的にはおとなしくしておいてほしいと思っています(笑)。おそらくいつもと同じ競馬をしてくると思うので、買いたい人はもろに外差しが利く馬場ならと言ったところではないでしょうか。

ライラックは、前走時『トッププロの厳選穴馬(エリザベス女王杯)』記事の推奨馬でした。今回は買いか消しかどちらの予定でしょうか。

前走は比較的うまく乗ってもらってはいましたからね。結局、中山は相性いいですよという可能性はあるので、人気がないようなら押さえるかもしれません。

―現状、軸で考えている馬をお願いします。


今のところレーベンスティールですね。前走の天皇賞(秋)では2角で外に振られて、その後も終始外々を回って本来ならそれで終了なのですが、それでもドウデュースのちょっと後ろにはいましたからね。内からロスなくの競馬が叶っていれば、普通に馬券圏内の内容でした。今回は重賞2勝している相性もいい舞台に戻りますし、引き続きルメール騎手なら期待だと思います。

―巻き返しを期待したいです。穴っぽいところで食指の動く馬はいるでしょうか。

冒頭の質問で「波乱を期待したい」とは言ったものの、正直期待だけであって、そこまで荒れないと思っています(笑)。そんな感じですが、強いて挙げるならアケルナルスターですね。函館記念では内ラチ沿いを回ってきた組が上位のなか、この馬は終始外々を回って1.4秒差とまだなんとかなる内容ではありました。

―前走のディセンバーSは14着でした。

函館記念の内容から前走は本命にしましたが、ただ後ろから3角ではかなり外を回ってという何も工夫の見られない、点数を付けるとしたら10点くらいの競馬でした(笑)。今回は一気のメンバー強化で鞍上も原騎手ですか? ほぼ無理かと思っていますが、余裕がある人は買い目の隅にでも、という感じです。

―人気サイドで嫌える馬はいるでしょうか。

一応上位人気になりそうなので、ボルドグフーシュですかね。前走のチャレンジCは長期休養明けで、レースでは前崩れを自分から動き、差し競馬をアシストしての4着なので強い競馬だったのですが、この馬のタイプを考えると、多少うまくいった感も否めないんですよね。今回は舞台相性も悪くなく、本来なら買い目には入れておきたいところですが、点数のことを考えるとこの馬まで入れられず、できれば買いたくないという判断になります。

―挙がった馬以外に注目馬がいましたらお願いします。


コスモキュランダの前走はちょっと斤量も厳しかった感があって、レースでも捲ることもせず、かなり中途半端な競馬でした。それで0.7秒差であれば悲観する内容ではなかったと思います。引き続き横山武史騎手を予定とありますが、なんで武史騎手なんですかね? どちらかと言うと、馬のタイプ的に「横山和生騎手のほうが合うだろ」とファンの皆さんはたぶん思っていることでしょう(笑)。また同じ競馬で負けたら、鞍上は替えてあげたほうがこの馬のためになると思います。継続騎乗で結果を出しにいくとみて、印上位にはする予定ですが。


取材後記:上位評価の馬に注目しつつ、あとは当日の馬場ですかね。どうなるでしょうか。


以上、プロ予想家2名のAJCCへの見解と注目馬を紹介しました。お二方ともに軸候補はレーベンスティールでしたね。ダノンデサイルの不安要素にも共通する部分がありました。それでは、また来週お会いしましょう。


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