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【血統アナリシス】武蔵野ステークス2020 Secretariatを内包するアメリカダート血脈に注目

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【血統アナリシス】武蔵野ステークス2020 Secretariatを内包するアメリカダート血脈に注目

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は武蔵野S・血統予想をお届けします!


昨年はスタチューオブリバティ産駒のワンダーリーデルが9番人気の低評価を覆す走りで重賞初制覇。なお、Strom Bird直系は05年サンライズバッカス(父ヘネシー)、09年ワンダーアキュート(父カリズマティック)に続く、現行コース3頭目の勝ち馬となった。

Storm CatやA.P. Indy、Gone WestといったSecretariatを内包するアメリカダート血脈を強調しやすく、やはり直線の長い東京コースでストライドを活かせるタイプに注目すべきだろう。また、サンデーサイレンスの直系は上位人気馬でも勝ちあぐねる傾向が強いことを併せて覚えておきたい。

デュードヴァンは、父デクラレーションオブウォー×母ジェラスキャット(母の父Tapit)。近親に99年BCクラシック-米G1など重賞を3勝したCat Thiefがいる血統で、4代母は82年エクリプス賞最優秀ダート古牝馬に選出されたTrack Robbery。本馬は東京ダート1600mでは「3‐1‐0‐0」と底を見せておらず、2着もレコード決着となったユニコーンS‐G3で、枠順に泣かされていたことを思えば上々の内容だった。血統構成からもコーナー4回コースは向いておらず、ワンターンの適性舞台で見直したい。


ケンシンコウは、父パイロ×母マトゥリアルカ(母の父クリプティックラスカル)。近親に95年大阪城Sを制したミズノサーパスがいる血統で、牝系を遡ればリキアイノーザンが出たフラッタリーに辿り着く。父の産駒は18年クインズサターンが7人気2着、母の父は父として09年11人気2着のダイショウジェットを出すなど、随所に穴馬としての資質を感じさせる。マイナー血統らしからぬポテンシャルを感じさせるだけに、古馬を相手にどこまでやれるか非常に興味深い。

レピアーウィットは、父ヘニーヒューズ×母ランニングボブキャッツ(母の父Running Stag)。13年朝日杯フューチュリティS‐G1、14年レパードS‐G3を制したアジアエクスプレスの全弟で、Dubai Millenniumやティンバーカントリーが出たChange Waterに遡る牝系。本馬は重賞でも勝ち負けになるだけの能力は秘めているものの、いかんせん気性面での課題が大きく、当てにしづらいタイプ。昨年の勝ち馬と同じStorm Cat直系という意味でも注目に値するので、気分を害さずにスムーズな競馬ができれば。

(文・シンヤカズヒロ)


【血統予想からの注目馬】
デュードヴァン ケンシンコウ レピアーウィット




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