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2001年にNHKマイルC、ジャパンCダートの芝&ダートGIを制覇し、同年のJRA賞・最優秀ダートホースを受賞したクロフネが、17日に繋養先の北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションで老衰のため死んだことが18日、分かった。23歳だった。昨年の阪神ジュベナイルFを制した白毛馬ソダシなどのGI馬を輩出するなど、種牡馬としても成功を収めた。
ひとつの時代が終わった。クロフネが死んだ。NHKマイルC、ジャパンCダート(現チャンピオンズC)で芝&ダートGIを勝利し、現役引退後は2018年まで17シーズンにわたって種牡馬として活躍。昨夏に正式に種牡馬を引退し、住み慣れた社台スタリオンステーションで悠々自適の日々を過ごしていたが、11月頃から次第に弱っていった。治療は重ねていたものの年齢的なこともあり、立てなくなっていき、周囲に見守られながら、17日午後2時に息を引き取った。
現役時代に管理した松田調教師は「まさに“黒船来襲”を思い起こす走りで、記憶に残る馬でした。ファンの方に支持されましたし、厩舎初のGI馬ということもあり、ありがとうの気持ちで一杯です。安らかに眠ってほしい」と振り返った。
1998年に米国で生を受けた芦毛馬。外国産馬に日本ダービーが開放される年の産駒で、オーナーの金子真人氏により、鎖国時代の大型外国船“黒船”に例えて命名された。
オーナーの狙い通り、クラシック開放元年となった01年に、衝撃の走りを披露した。NHKマイルCを鮮やかな追い込みで制覇。日本ダービーは2番人気で5着に敗れたが、ダートに転じた秋は武蔵野Sを9馬身差、ジャパンCダートを7馬身差で圧勝した。ダ1600メートルの勝ち時計1分33秒3、ダ2100メートルの同2分5秒9はJRAレコードで、記録は現在も破られていない。
その後、屈腱炎を発症したため、競走生活にピリオドを打ったが、種牡馬としても目覚ましい活躍だった。初年度産駒のフサイチリシャールが05年朝日杯FSを勝つなどGI馬も9頭輩出。昨年の阪神JFではソダシが無傷の4連勝で、史上初となる白毛馬によるGI制覇を果たし、最優秀2歳牝馬に輝いている。晩年に至るまで、活躍馬を送り出した。
「サンデーサイレンス系の牝馬と相性がよく、日本の競馬に貢献ができたし、これからもクロフネの血は残っていくでしょう」と松田調教師は続けた。
江戸時代の黒船来航が日本を変えたように、クロフネも日本の競馬を大きく塗り替えた。
◆社台スタリオンステーション事務局の徳武英介氏 「夏場は元気だったんですが、ここ2カ月ほど体調が優れませんでした。現役時代は芝・ダート問わず優秀な成績を残し、種牡馬としても人気が高く、2018年まで休みなく頑張ってくれました。フレンドリーでスタッフからかわいがられた存在。感謝の気持ちで一杯です」
■クロフネ 父フレンチデピュティ、母ブルーアヴェニュー、母の父クラシックゴーゴー。1998年、米国産。芦毛の牡23歳。現役時は栗東・松田国英厩舎所属。馬主は金子真人氏。戦績は10戦6勝で重賞は2001年のGIII・毎日杯、GI・NHKマイルC、GIII・武蔵野S、GI・ジャパンカップダートの4勝。獲得賞金3億7023万5000円。
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