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2024年12月14日(土) | ターコイズS G3 |
---|---|
2024年12月15日(日) | 朝日杯フューチュリティS G1 |
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 13 | 牡7 | 58.0 | 団野大成 | 栗 西村真幸 | 518(-8) | B | 1.11.5 | 32.3 | 12 | 35.5 | ⑦⑤ | ||
2 | 7 | 15 | 牝4 | 56.0 | 浜中俊 | 栗 長谷川浩 | 466(-6) | 1.11.6 | 1 | 5.4 | 2 | 35.4 | ⑩⑨ | ||
3 | 1 | 1 | 牡8 | 58.0 | 丹内祐次 | 栗 高橋康之 | 484(-12) | 1.11.7 | 1/2 | 42.1 | 13 | 35.3 | ⑩⑪ | ||
4 | 3 | 6 | 牡7 | 58.0 | 丸田恭介 | 美 宗像義忠 | 492(-6) | 1.11.8 | 1/2 | 19.8 | 9 | 35.1 | ⑮⑭ | ||
5 | 8 | 16 | 牡5 | 58.0 | 岩田望来 | 栗 中内田充 | 468(-6) | 1.12.0 | 3/4 | 28.4 | 10 | 34.9 | ⑱⑱ | ||
6 | 4 | 8 | 牝6 | 56.0 | 岩田康誠 | 栗 辻野泰之 | 484(+6) | 1.12.0 | クビ | 7.0 | 4 | 35.6 | ⑩⑪ | ||
7 | 6 | 12 | 牡4 | 58.0 | 横山和生 | 栗 安田隆行 | 492(-4) | 1.12.1 | クビ | 6.3 | 3 | 36.3 | ③② | ||
8 | 4 | 7 | 牡6 | 58.0 | 西村淳也 | 栗 牧浦充徳 | 520(+6) | 1.12.1 | クビ | 16.0 | 7 | 35.9 | ⑦⑨ | ||
9 | 2 | 3 | セ8 | 58.0 | 和田竜二 | 美 田村康仁 | 502(-6) | B | 1.12.4 | 1 3/4 | 54.3 | 15 | 36.8 | ①① | |
10 | 8 | 18 | 牡4 | 58.0 | 松山弘平 | 美 深山雅史 | 474(-6) | B | 1.12.5 | 1/2 | 13.3 | 6 | 36.5 | ⑦⑤ | |
11 | 2 | 4 | 牡5 | 58.0 | 秋山真一 | 栗 千田輝彦 | 512(-2) | 1.12.6 | クビ | 29.0 | 11 | 36.8 | ③② | ||
12 | 3 | 5 | 牝5 | 56.0 | 池添謙一 | 栗 武英智 | 486(+9) | 1.12.6 | ハナ | 4.5 | 1 | 36.6 | ⑤⑤ | ||
13 | 6 | 11 | 牡5 | 58.0 | 戸崎圭太 | 栗 音無秀孝 | 530(+2) | 1.12.9 | 2 | 17.4 | 8 | 36.4 | ⑬⑪ | ||
14 | 5 | 9 | 牡6 | 58.0 | 松本大輝 | 栗 森秀行 | 478(+6) | 1.13.0 | 3/4 | 237.6 | 16 | 36.3 | ⑮⑭ | ||
15 | 7 | 14 | 牡4 | 58.0 | 鮫島克駿 | 美 高柳瑞樹 | 462(-4) | 1.13.0 | ハナ | 7.9 | 5 | 36.3 | ⑭⑭ | ||
16 | 1 | 2 | 牝4 | 56.0 | 吉田隼人 | 栗 武幸四郎 | 470(-16) | 初B | 1.13.2 | 1 | 52.7 | 14 | 37.1 | ⑤⑤ | |
17 | 5 | 10 | 牝6 | 56.0 | 武藤雅 | 美 武藤善則 | 476(-10) | 1.13.3 | クビ | 263.3 | 18 | 37.5 | ②② | ||
18 | 8 | 17 | 牝6 | 56.0 | 川須栄彦 | 栗 梅田智之 | 436(-10) | 1.13.6 | 2 | 255.8 | 17 | 36.7 | ⑰⑰ |
ラップタイム | 12.5 - 11.3 - 11.8 - 11.6 - 11.9 - 12.4 |
---|---|
前半 | 12.5 - 23.8 - 35.6 - 47.2 - 59.1 |
後半 | 59.0 - 47.7 - 35.9 - 24.3 - 12.4 |
■払戻金
単勝 | 13 | 3,230円 | 12番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 13 | 660円 | 10番人気 |
15 | 220円 | 1番人気 | |
1 | 770円 | 13番人気 | |
枠連 | 7-7 | 1,690円 | 8番人気 |
馬連 | 13-15 | 7,920円 | 32番人気 |
ワイド | 13-15 | 2,360円 | 28番人気 |
---|---|---|---|
1-13 | 6,520円 | 77番人気 | |
1-15 | 4,290円 | 56番人気 | |
馬単 | 13-15 | 24,330円 | 93番人気 |
3連複 | 1-13-15 | 81,180円 | 261番人気 |
3連単 | 13-15-1 | 668,280円 | 1,776番人気 |
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土曜日の中京芝のレース結果、近年の高松宮記念の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は木曜日に12ミリの降水を記録。金曜日こそ好天に恵まれたものの、土曜日は数ミリの雨に見舞われる、あいにくの空模様。芝コースは終日含水の多い状態(JRA発表は重)でレースが行われた。
芝競走5鞍の結果を振り返ると、枠順については真ん中より内が優勢。3着以内馬15頭中11頭を1~4枠が占めている。今週からのA→Bコース替わりも追い風となったのか、内寄りの枠を引いた馬が幅を利かせていたようだ。
その一方、勝ち馬の最終4角通過順位は2、8、3、3、6番手。3着には10番手以降通過馬の食い込みも見られる。脚質については、前後の偏りが少ない比較的公平なコンディションだった。
日曜日開催中の降水確率は90~100%(26日7時の時点)。内寄りの悪化が進む反面、直線で速い脚を使うことも難しく、外差し絶対有利の状況に様変わりするとは思えない。ついては脚質には固執せず、広いスタンスで構えるべきだろう。
枠順に関しては判断するに悩ましい。内柵沿いよりも2~3分あたりの伸びが増しつつあるのは確か。その一方で、雨量が多く相当タフな状況となれば、内も外もあまり変わりがなくなり、結果的に距離ロスが少ない内めの枠が優位となる可能性も十分に考えられる。
ゆえに勝負どころの進路取りはさておき、それまでの道中においてロスを抑えつつ、比較的状態の良い部分を先んじて通る(通りそうな)馬に利があるとみるべき。枠順で選択するなら、引き続き真ん中より内(1~4枠あたり)を優先したほうがいいかもしれない。
なお、近年の高松宮記念は前走5着以内馬および中京芝重賞で勝利経験を持つ馬の活躍が顕著。過去5年の1~2着全馬が該当する。条件を満たす馬は今回も要注目といえよう。
ただ、出走馬と照らし合わせてみると該当馬が多い印象。それゆえ含水が多い馬場の現状を踏まえて、JRAの芝競走、かつ重・不良(JRAの発表基準)で勝利経験のある馬に的を絞りたい。
今回の出走メンバーで要点(1~4枠+前走5着以内or中京重賞1着歴+重・不良実績)をクリアしているのは、⑤メイケイエール、⑥ナランフレグ、⑦ヴェントヴォーチェ、⑧ロータスランド。従って当欄では、これら4頭を連軸候補として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×日刊競馬「久保木正則」が高松宮記念を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) 久保木正則(日刊競馬) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬を紹介する新連載「プロ予想家最速予想」。第8回は高松宮記念についてキムラヨウヘイプロ・夢月プロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【キムラヨウヘイ】ー多数メディアで躍動する競馬予想界の新星
競走馬ごとのプロファイリングポイント(買い要素・消し要素)を元に、競馬予想界に新風を吹き込むキムラヨウヘイプロに高松宮記念の予想をお聞きしました。
―2019年頃にmixiで活動をはじめるきっかけを教えてください。
当時の2ちゃんねるに、当たる予想しますみたいなスレッドがあって、そこへ投稿した予想がめちゃくちゃ当たったんです。その流れでmixiを始めたら、また当たって。その時点ではそれほど競馬をやっていたわけじゃないんです。はじまりはほんと偶然ですね。偶然当たりまくった。そこから期待に応えられるように勉強をはじめたという感じです。
―結果先行というのは競馬ならではかもしれませんね。私なんかは特にキムラさんの予想へ独自性を感じていますが、他の予想家の方と違う視点を持つコツはありますか?
そうですねえ、四六時中競馬に浸かっていたら自ずと浮かんでくるのかなと。基礎を押さえないと応用は利かないので、競馬ニュースはほぼ目を通しますし、ほかの予想家さんの記事もできるだけ読みます。土台をしっかり作っていると、オリジナリティは自然に湧いてくるのかなと。
―ありがとうございます。では、高松宮記念に移りたいと思います。予想のポイントはどのあたりでしょうか。
まず、内有利ということですね。中京芝は昨年から内有利の傾向が継続しています。重賞レースで言うと、昨年9月の神戸新聞杯から先週のファルコンSまで、1番枠か2番枠を引いた馬が10レース連続で好走中です。重賞に限らない中京芝の短距離戦、芝1200mと1400mでも極端に内有利の傾向が続いています。
―週中から週末へかけ雨予報が出ています。それでも、内有利とみていいですか。
はい、馬場が荒れても今の中京1200の内有利は変わらないと思います。最近の中京芝で馬場が外有利だった淀短距離S週、中京1200の淀短距離Sだけは内で決まったんですよね。馬場が外有利でも、中京芝1200mの内有利は揺るがないと。なので、先行できる馬か、差すにしても内で脚を溜められる馬、淀短距離Sのホープフルサインのような競馬をできる馬がいいと思っています。
―枠順以外にポイントありますか。
秋の中山で開催されるスプリンターズSはスプリンターが活躍しやすいのに対して、高松宮記念はマイラーの馬が活躍しやすいレースです。好走馬の顔ぶれを見ても、昨年2着のロータスランドをはじめ、初スプリントもしくはマイラーといった、本来1200mが向いているかわからないなといった馬でも、高松宮記念では好走できてしまう。むしろ、そちらの方が有利だというのがポイントかと思います。
―言われてみると、桜花賞馬のレッツゴードンキもリピートしてましたね。枠順発表前ですが、現状中心視している馬はいますか。
枠順に左右されるレースなので難しいですが、後者の観点から、去年2着のロータスランド。今年も全然アリだと思います。高松宮記念2着以来、1400、1600mを使われていて、こういう履歴の馬の方が高松宮記念は走りやすいと。道悪が得意で、叩き良化型というのもの良く、あとは内枠を引ければ。
―今年もおいしいオッズで買えそうですね。人気サイドで危険だと考える馬はいるでしょうか。
ピクシーナイトはちょっと。フォトパドックとか見る限りでは、まだ仕上がりが…出来上がっていないのかなと感じますね。
―仮に仕上げてきた場合、勝ち負けになると見ていますか。
はい。能力的には、メイケイエールとピクシーナイトがツートップだと思います。
―メイケイエールのベストパフォーマンスはどのレースでしょう。
一番強かったのは3走前、昨年秋のセントウルSですね。
―素人考えなんですが、折り合いがきついのでハイペースが向くのかなと思うんですが、そのあたりはどうでしょか。
流れたのは大きかったですね。あそこまで折り合って走れたのは初めてくらいだと思います。前を追いかけたがる馬なので、4角で先頭とか、二番手だと脚が続かないんですよね。逆に4角で中団くらいで溜める競馬をしてくると最後まで頑張ってくれます。今回はメイケイエールより前を走ってくる馬は複数いるので、そういう意味では走りやすいのかなと。ただ、逃げ宣言をしているオパールシャルムがどのくらいのペースで飛ばしてくれるのか…。左回りですし、ここが今年一番の勝負所とは思います。
―ありがとうございます。穴っぽいところで考えている馬はいますか。
内を引けたらホープフルサイン。それほど穴でもないですが、トウシンマカオ。
―ホープフルサインからお願いします。
淀短距離Sでも本命にしていたんですけど、この馬は抜群に内枠が上手く、馬群の中で脚を溜められる競馬でこそ力を発揮できるタイプです。淀短距離SではOP昇格後、初めて内枠を引けました。前走の阪急杯でも、内枠を引けたんですが、なぜか外を回す競馬をしてしまったので、それでは味が出ないと。今回、内枠を引いて内で脚を溜める競馬をしたら面白いですね。
―トウシンマカオは前走シルクロードSで外枠から5着でしたが、内枠だった勝ち馬ナムラクレアともし枠が逆なら着順も逆という可能性はありますか。
そうですね、7枠、8枠ってほんとに不利ですから。外枠ばかり引いているので、内枠が得意な馬かどうかわからないんですけど、内枠を引いて、内枠をこなせるタイプであれば、一発あってもいいでよね。
【取材後記】
以前、とある駅の改札口でお見かけし、声をかけようか迷い、かけずじまいに終わってから数年。一方的な再会でした。贅沢な時間をありがとうございました。
【夢月】ー高精度の数値化が生み出す至高のデジタル予想
出走各馬の的確な能力比較と希少なデータで回収率を向上させる夢月プロに高松宮記念についてお聞きしました。
―予想に核になるポイントからお願いします。
道悪だった昨年の高松宮記念へ出走した馬が多いなか、今年も週末に天候が崩れそうです。なので、昨年のレースレベルを的確に計り、ひとつの正しい物差しとして利用できるか。そことの比較で、アグリの阪急杯、ナムラクレアのシルクロードSのレベルは高いのか、低いのか。両馬の適性を含め、判断できるかということですね。Bコース変更で、バイアスが発生する可能性もありますし、難解であるのは間違いありまえせん。
―適性という言葉が出ました。中京芝1200mが追い風の馬、反対に適性の観点から嫌いたい馬はいるでしょうか。
良さそうなのはナランフレグですね。左回り巧者で、よりキレが増しそうです。あと、ダディーズビビッドは以前は右回りに苦戦していたので、潜在的には左回りが合うタイプだと思います。ヴェントヴォーチェも、右回りを上手に走っているわけではないので、左回りの方が良い可能性はあります。反対にナムラクレアは、左回りだった新馬戦のモタれ具合が酷く、前走のシルクロードSでも悪さが出てしまいました。
―そのシルクロードSですが、強い競馬をした馬、力を発揮できなかったと思う馬を挙げていただきたいです。
一番強い競馬をしたのはナムラクレアですね。道中、窮屈な位置にいて仕掛けが遅れ、直線も内にササって失速し、再加速しての差し切りなので強い内容だと思います。力を発揮できなかったのはトウシンマカオ。斤量と枠が厳しかったですし、外目を追走していながらも窮屈な位置にいて、仕掛けが遅れたのは痛かったです。外差しの利きにくい馬場だったので、あれでは力を発揮できません。
―同じく前哨戦のオーシャンSについてお聞きします。レースレベルはどう判定していますか。
時計面を考えると物足りないので、レースレベルは高くないと思います。ただ、ヴェントヴォーチェは、休み明けを考えると、よく走っているなと。
―ヴェントヴォーチェは、中山芝1200mという条件が抜群に合うだけなのか、それともG1でも勝負できる能力がある馬なのかをお聞きしたいです。
G1でも勝負になる馬だと考えていますね。昨年のスプリンターズSはで力が足りなかったようにも映りますが、内が非常に有利な馬場だったので、大外を回す競馬では厳しいです。春雷Sはハイレベルでしたし、あの走りができるなら通用しても不思議ではないと思います。
―左回りが合う可能性もあるということで楽しみですね。阪急杯からはアグリとグレナディアガーズが出走します。1400mで好走してきた馬ですが、ベスト条件はどのあたりとみていますか。
アグリはスピードに特化したタイプではないので、マイル前後だと感じています。器用な面もあり、小回りならより粘り込めそうです。グレナディアガーズは血統や気性を考えると、距離が短いほど力を発揮できるのではないかと。長い脚は使えないので直線は短い方が良さそうですね。
―阪急杯を使えず、今回香港スプリント以来の本番となるピクシーナイトをどう評価していますか。
能力的には問題ないと思いますが、ここまで間隔が空いて勝つのは容易なことではありませんし、生き物ですから精神的な部分に影響があるかもしれず、なかなか厳しいと思います。
―1年以上はなかなかのブランクですよね。色々とお聞きしてしまいましたが、現状中心視している馬はどの馬でしょう。
荒れる可能性が十分あるので、1頭軸として考えるのは難しいですが、そこまで馬場が悪くならなければ前走不利な外枠で、道中もスムーズにいかなかったトウシンマカオの巻き返しに期待したいです。
―ありがとうございます。穴っぽいところで考えている馬はいるでしょうか。
ヴェントヴォーチェです。オーシャンSは直線外に膨れるところがあり、他のレースでも同じ癖を出しているので、繰り返しになりますが、左回りが合っているかもしれません。あと、トゥラヴェスーラは道悪が進んだ場合に注意したいです。
―最後に人気サイドで危険だと考える馬がいればお願いします。
ナムラクレアです。力は上位ですが、シルクロードSの走りを見ても、やはり右回りの方が合うと思います。直線捌きやすい状態でも難しいところがあったので、ゴチャつくと力を発揮出来ないかもしれません。
【取材後記】
ヴェントヴォーチェの初左回りが気になり続けていましたが、なるほど。これは炯眼、狙わねば。多数の鋭い見解に感謝です。
以上、プロ予想家2名の高松宮記念の見解と注目馬を紹介しました。お二方ともに名前が挙がったトウシンマカオ。巻き返しなるのか、日曜が楽しみです。
(文・垣本大樹)
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日曜日に行われる高松宮記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①トゥラヴェスーラ【B】
栗東坂路単走。手前替えの際にヨレるのは相変わらずだが、その後は活気良く登坂。やや左肢の弱い走法ながらも、ラストの一番苦しくなりそうなところで、四肢の回転を上げていた点は評価できる。いい頃の雰囲気に近づきつつある印象。侮れない存在だ。
②ウォーターナビレラ【C】
栗東CW単走。前回の中間時よりも、体の使い方は良くなってきた。だが、この馬とすれば前肢の出が小さいような気も。推進力、反応ともに抜群だった桜花賞当時の走りに比べると、物足りなさを覚えてしまう。評価は上げづらい。
③キルロード【B】
美浦南W併走。右→左の手前変換が粗く、促しに対する反応も少し鈍かったが、もとより右手前のほうが良い走りをする馬。本番が左回りであることを踏まえれば、悲観する内容ではない。フォーム自体に大きな乱れはなく、この馬なりに順調だろう。
④ダディーズビビッド【B】
栗東CW単走。四肢の可動域こそ狭めだが、集中して走れているし、脚どりもしっかりしている。1週前追い切りで目についた、反応の鈍さが薄れてきているのも好感。赤マル急上昇とはいかないまでも、前回のデキを下回るということはない。
⑤メイケイエール【A】
栗東CW単走。強い前進気勢を出しながらも、この馬なりに我慢。主戦騎手が跨らなくても、それなりに折り合いをつけて、手前もきちんと替えていた点は評価できる。弾力性と力強さを兼ね備えたフットワークで進むさまは見ごたえがあった。デキだけなら高水準の域にある。
⑥ナランフレグ【B】
美浦南W併走。低い重心を保ち、リズミカルな走り。体を柔らかく使えているし、フォームも安定している。厳しく見れば、もう少し威圧感が欲しいが、気負いなくスムーズに運べていたことは、評価してしかるべきもの。概ね態勢は整ったと判断してよさそうだ。
⑦ヴェントヴォーチェ【B】
栗東坂路併走。顔を右に向けながらの走りはマイナス材料。とはいえ、1週前に比べればマシになっていたし、脚さばきの硬さも薄れてきている。ラストの反応と伸びも悪くなかった。このひと追いで仕上げは間に合いそうだ。
⑧ロータスランド【A】
栗東坂路単走。字面的には失速ラップだが、強く追われずとも2ハロン目から12秒5以下を刻み続けているのだから、マイナス視する必要はない。四肢のさばきは力強く、それでいて軽快。手前変換のロスが少なく、フォームも安定している。高く評価したい1頭だ。
⑨ディヴィナシオン【C】
栗東坂路単走。耳を小刻みに動かして、やや集中力を欠く走り。他馬のキックバックを嫌がったのか、頭の位置が徐々に高くなり、最後は苦しくなってしまった。こんな様子でも結果を出すことがある馬とはいえ、調教観点的に高評価はしづらい。
⑩オパールシャルム【C】
美浦坂路単走。手綱を絞ってテンションを抑える調整。まっすぐ走れているのはいいのだが、手前変換でスムーズさを欠いていたのは気になるところ。稽古と同じ左回りのG1へ臨むにあたり、心許ない内容なのは事実。過度の期待まではどうか。
⑪ピクシーナイト【C】
栗東坂路併走。休養前と比べると、脚さばきが重く映る。とはいえ、鞍上の仕掛けに応じて先着を果たす脚力はさすが。まだまだ良化余地を残しているが、このひと追いでグンと上向く可能性もある。判定はCにとどめておくが、当日の気配次第では見直しの必要があるかもしれない。
⑫アグリ【B】
栗東坂路単走。直線を向いて間もなく、手前を素早く替えると、その後は力強い脚どりで登坂。耳を終始フワフワさせていたのは気になるも、制御はきいており、フォームも最後まで崩れていない。良い意味での平行線だろう。
⑬ファストフォース【B】
栗東坂路併走。メンバー唯一の木曜追い。少し顔を右に向けて集中力を欠くような場面も。だが、鞍上に促されるとフォームが良くなり、その後はスムーズに登坂。ラストの伸びも悪くなかった。概ね自身のパフォーマンスは示している印象。引き続き警戒を怠れない。
⑭トウシンマカオ【B】
美浦南W併走。直線に入ってから、手前をコロコロ替えていた点はいただけないが、手前変換による大きな減速は見られず、僚馬を突き放す際の反応と加速も良かった。それゆえ、安直に低評価をつけることはできないように思える。判断に悩ましいが、今回はB判定としておきたい。
⑮ナムラクレア【B】
栗東坂路単走。やや動きが硬く映る点は気になるも、四肢のさばき自体は素軽く回転力もある。もう少し迫力が欲しいが、感触を確かめる程度の内容を思えば、許容範囲の部類だろう。雰囲気は決して悪くなく、それなりに整えてきた印象を受ける。
⑯グレナディアガーズ【A】
栗東坂路併走。右手前1本の登坂だが、ゴールを迎えても手ごたえには余裕があったし、本番は左回りなので過度に気にする必要はない。最後まで低い重心を保ち、脚元の動きは俊敏。適度な気合乗りを示し、集中力も十分。上々の仕上がりだろう。
⑰ボンボヤージ【C】
栗東B単走。この馬なりに体を使って走れているし、四肢のさばきも悪くはない。反面、ピリピリした様子に見えるのは気になるところ。昨年の夏~秋頃は、もっと余裕のある動きをしていた。その点を鑑みると、高評価するには躊躇してしまう。
⑱ウインマーベル【B】
美浦南W併走。直線に入ってから、しばらく右手前のままだったが、本番は左回りなので深刻に捉える必要はない。脚元の動きは力強く、体の軸も安定している。もう少し促しに対する反応が良ければ文句なしだが、全体的に見れば整った走り。及第点の仕上がりではないか。
◆アグリ・安田隆師「スピードがあるので雨予報が気になる。状態がいいだけに良馬場でやりたい」
◆ウインマーベル・深山師「満足のいく調教が積めた。道悪に悪いイメージはない。ある程度、先行して直線抜け出す形が理想」
◆ヴェントヴォーチェ・牧浦師「枠順によるが、左回りの対応がキーになるだろう。前走のような競馬ができれば」
◆ウォーターナビレラ・武幸師「在厩でしっかり乗り込み、状態は言うことない。1200メートルで集中して走れれば」
◆オパールシャルム・武藤師「顔触れからハナを奪えそう。渋り気味の馬場を味方にうまくかみ合えば」
◆キルロード・田村師「左回りは得意。内枠でロスなく立ち回りたい。去年のように馬場が悪くなって1分8秒台の決着になれば」
◆グレナディアガーズ・中内田師「イギリス遠征で重馬場を経験して走り方が変わったように感じるので、大丈夫かなと思う」
◆ダディーズビビッド・千田師「1200メートルのスペシャリストが相手なので、位置取りが鍵になる」
◆ディヴィナシオン・村上助手「前走はうまくはまったところがあるが、今が充実期で中京では勝っている。スムーズに運べれば」
◆トウシンマカオ・鮫島駿騎手「先週よりもう1段上がった感触。スムーズに走れるポジションや状況になれば」
◆トゥラヴェスーラ・高橋康師「力はあるので何とかタイトルを取らせてあげたい。馬場が悪くなればより楽しみ」
◆ナムラクレア・長谷川師「当初から完成度は高かったが、円熟味が出てきた。いいメンバーはそろったが、自信を持って送り出せると思う」
◆ナランフレグ・宗像師「シャキッとしてきた。重馬場くらいまでならこなしてくれるはず。あとはどれだけ馬混みをさばけるか」
◆ピクシーナイト・生野助手「久々ということで競馬に行っての不安はあるが、GⅠ馬らしい走りを期待する」
◆ボンボヤージ・梅田師「リフレッシュしていい状態。相手は強いけど、意外性があるからね」
◆メイケイエール・武英師「今回はカイバ食いが良く、調整しやすい。今年こそ、という気持ちです」
◆ロータスランド・橋本助手「前走は大外枠が響いた。この中間の上昇具合を見ていると、衰えは感じない。雨は大歓迎です」
2013年以降(過去10年)の1~3着馬延べ30頭の馬齢をみると、4歳から7歳の間で収まっている。ただし、7歳の2着連対圏入りは外国調教馬のエアロヴェロシティ(2015年1着)のみ。まずは、4~6歳馬に注目したいところだ。
(減点対象馬)
①トゥラヴェスーラ ③キルロード ⑥ナランフレグ ⑬ファストフォース
2013年以降の性別成績は、牡・せん馬【9.5.7.101】、牝馬【1.5.3.48】。連対率や複勝率の面で大きな偏りはない。その一方、後者の2着連対圏入りは、前走重賞1着馬およびG1で2着以内の好走経験を持つ馬に限られる。牝馬を選ぶ際は、過去の戦歴をしっかりチェックしておきたい。
(減点対象馬)
⑤メイケイエール ⑩オパールシャルム ⑰ボンボヤージ
2013年以降、前走でシルクロードS、阪急杯、オーシャンSのいずれかに出走していた馬が3着以内延べ30頭中23頭を占めている。これ以外の馬券絡み(3着以内)は、前走重賞1着馬およびG1ウイナーによるもの。相応の実績がない、別路線組は疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
①トゥラヴェスーラ ②ウォーターナビレラ ⑤メイケイエール ⑧ロータスランド ⑰ボンボヤージ
2013年以降の1~2着馬延べ20頭中18頭が前走5着以内。例外の2頭は、ともに前走で単勝5番人気以内の支持を集めていた。前走の着順も人気も低調だった馬は、評価を控えめにしたい。
(減点対象馬)
⑩オパールシャルム ⑰ボンボヤージ
2013年以降の2着以内馬延べ20頭のうち、13頭は前走の馬体重が490キロ以上だった。残りの7頭はすべて前走重賞2着以内馬。前走3着以下敗退馬を狙う場合は、馬格のある馬を優先したほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
②ウォーターナビレラ ⑤メイケイエール ⑧ロータスランド ⑩オパールシャルム ⑭トウシンマカオ ⑯グレナディアガーズ ⑰ボンボヤージ ⑱ウインマーベル
2013年以降の1~2着以内馬延べ20頭のうち、18頭は年明け以降に1戦以上を消化していた。例外の2頭は、ともに前走1着のG1既勝馬。前走2着以下敗退の年明け初戦馬、ならびにG1未勝利の年明け初戦馬は、過信禁物とみておきたい。
(減点対象馬)
①トゥラヴェスーラ ⑤メイケイエール ⑪ピクシーナイト
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U指数6位ミスターメロディ(3番人気)、9位セイウンコウセイ(12番人気)、17位ショウナンアンセム(17番人気)で決着し、3連単449万馬券が飛び出した2019年。そして、6位ナランフレグ(8番人気)、11位ロータスランド(5番人気)、13位キルロード(17番人気)で決まって3連単278万馬券となった2022年。このような年はさすがにお手上げだが、U指数上位で順当に決まる年もある。よって、基本的に上位勢を信頼するスタンスで臨みたい。指数が100以上になると好走確率が一段と高まるという特徴も覚えておくといいだろう。
今年は100以上をマークしたのが5頭と、なかなかハイレベルなメンバー構成となった。信頼度の高いU指数100以上の上位独占に期待し、この5頭のなかから長期休養明けのピクシーナイトを除いた4頭、前哨戦のシルクロードSをしっかり勝ち切った2位⑮ナムラクレア(101.1)、G1をいつ勝ってもおかしくないポテンシャルを秘めている3位⑤メイケイエール(100.8)、昨年の4着馬で8歳ながらまだまだ元気の4位タイ①トゥラヴェスーラ(100.3)、能力は一級品で千二に対応できたら怖い4位タイ⑯グレナディアガーズ(100.3)に注目する。
まず、注目したいのはNijinskyの血脈で、3連単278万馬券の大波乱となった昨年も上位入線した1着ナランフレグ、2着ロータスランド、3着キルロードの3頭は同血脈を保持していた。1200m初出走が話題となった20年2着グランアレグリアも母系でNijinskyの血を2本引く配合が目に留まる馬だったが、直線の長い中京競馬場かつ持続力を問われる展開になることでNijinskyの特性が活きている印象を受ける。
ほか、Storm Catの血を引く馬が2019~2021年に3連覇していることも興味深く、とくにScat Daddyは19年1着ミスターメロディの父、22年2着ロータスランドの母の父として存在感を放つ。過去には15番人気4着の14年エーシントップ(父Tale of the Cat)、16番人気4着の16年アクティブミノル(父スタチューオブリバティ)、12番人気5着の20年シヴァージ(父First Samurai)など、二桁人気のStorm Cat直系が上位を賑わせていることにも気を配るべきだろう。
アグリは、父カラヴァッジオ×母オールドタイムワルツ(母の父War Front)。父はScat Daddyの直仔らしい仕上がりの早さがあったが、本馬は父系と母系でNijinskyの血脈を2本ずつ持つせいか、デビューから馬体の緩さを嘆かれ続けていた。4連勝で重賞制覇と目下の充実ぶりからも軌道に乗り始めた印象で、なによりもスタートが向上していることに馬体の成長を感じられる。好調なScat Daddyの直系であることからも注目に値する存在だ。
トウシンマカオは、父ビッグアーサー×母ユキノマーメイド(母の父スペシャルウィーク)。父は16年の勝ち馬となるため、本馬は父子制覇がかかった一戦としても期待が高まる。なお、昨年はキルロードが17番人気で3着になるなど、父系祖父サクラバクシンオーは母の父としても異彩を放つ。本馬においては母がNijinskyの意欲的な配合であることも興味深く、持ち前のストライドを活かす意味では引き続き外枠を引けていることも好都合だろう。
ロータスランドは、父Point of Entry×母Little Miss Muffet(母の父Scat Daddy)。本馬は昨年の2着馬なので適性については申し分なく、前述のとおり母の父がScat Daddyであることも特筆に値する。なお、Storm CatとKris S.を併せ持つ配合が21年1着ダノンスマッシュと共通することを強調しやすい。また、稍重~不良の馬場では「3-2-0-0」と底を見せていない道悪巧者でもあり、雨中開催が濃厚な天気予報もアドバンテージとなりそうだ。
編集部(以下、編) 楽しみで仕方がない、春のG1シリーズがスタートします。
新良(以下、新) 今年最初のG1はフェブラリーSでしたが、毎週続くシリーズという意味では、いよいよ今週からスタートというところですよね。
編 新良さんも気合いが入っていると思います。
新 これは毎回口にしていることですが、未勝利もG1も売っている馬券は同じ。でも、よりいっそう当てたいのはG1。この気持ちは変わりません。
編 よくわかります。それは予想家のみなさんもファンも同じでしょう。
新 難しいことは理解しつつも、当然全勝を目標に頑張っていきます。
編 よろしくお願いします。では早速、高松宮記念の結論をお聞かせください。
新 高松宮記念は、マクドナルド騎手から池添謙一騎手に乗り替わる⑤メイケイエールに注目しました。
編 もともとこの馬の主戦は池添騎手ですので、手戻りのかたちになりますね。
新 前走の香港スプリントは、11月の落馬負傷の影響で騎乗が叶いませんでした。ケガをしていなければ、池添騎手の継続騎乗だったでしょう。
編 ということは、やむを得ずのワンポイントの乗り替わりがあったからこそ、今回の当欄で取り上げることができた、ということになりますね。
新 まさにその通りです。池添騎手を推したい要素はたくさんあるので、そういう巡り合わせだったとプラスに考えています。
編 具体的な推奨根拠を教えていただけますか?
新 これは昨日もお伝えしましたが、今週はドバイで国際競走があるため、トップジョッキーの多くが不在です。加えて、中京を得意にしていた福永騎手が引退したことにより、強力なライバルがさらに減った状況になりました。
編 だから池添騎手を上位評価できるわけですね。
新 上位評価どころか、今回のメンバーではナンバーワンといっても過言ではありません。中京芝1200mでは勝利数トップで、勝率は18.5%のハイアベレージ。さらに、単複ともに回収率100%オーバーを記録しているんです。
編 それはすごいですね!
新 このコースではとにかく頼りになります。池添騎手にとっては、大きなチャンスと言っていいのではないでしょうか。
編 再びコンビを組むメイケイエールは、昨年は2番人気5着という結果でした。能力が高いことは誰もがわかっている。でも、気性的にモロい面がある。そんな馬です。果たして、今回はどうでしょう?
新 これまでファンの期待を集めながら、22年のスプリントG1では馬券に絡むことすらできませんでした。信じて裏切られてきた人も多いはずです。でも、まだ諦めてはいけません。この馬はフレッシュな状態で使われてこそ、良さが出るタイプですからね。
編 今回は3カ月半ぶりのレースになりますが、この間隔がプラスに働くとみているわけですね。
新 はい。前哨戦に強く、本番のG1でイマイチというこれまでの戦績は、そんな特徴が影響していると思っています。
編 なるほど。スプリンターズS以来となった前走の香港スプリントにしても、負けたとはいえ内容は上向いていましたしね。
新 出遅れ、先行馬不利の展開、クセの強い馬へのテン乗りと、プラス材料がなにひとつないなか、コンマ3秒差5着。この結果は、勝ちに等しいレベルの好走と言っても、あながち大げさではなありません。この馬はやはり強いということを、再認識できた一戦でした。
編 このコースではシルクロードS、セントウルSと勝っている実績がありますし、鞍上がこの馬のことを熟知している池添騎手に戻れば……。
新 突き抜ける可能性もあるでしょう。アタマ獲りを強く意識した馬券で勝負したいと思います。
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もともとは夏の中京開催を彩る芝2000mの名物G2だったが、1996年のG1昇格にともない距離を芝1200mに短縮。2000年から施行時期も3月下旬へと移し、春の最強スプリンターを決める一戦となった。G1昇格を受けて国内のトップスプリンター大挙出走するようになり、G1として最初に行われた第26回(1996年)の勝ち馬フラワーパークは、秋のスプリンターズステークスも制して春秋スプリントG1連覇を達成。このほかにも、第31回(2001年)のトロットスター、第39回(2009年)のローレルゲレイロ、第43回(2013年)のロードカナロア、第48回(2018年)のファインニードルが、春と秋のダブルタイトル獲得に成功している。なお、過去に2連覇を果たしたのは、第40~41回(2010~2011年)のキンシャサノキセキに限られる。一方で、第30回(2000年)のキングヘイロー、第35回(2005年)のアドマイヤマックスのようにクラシックや中距離戦線では花開かずも、短距離に路線を転じてG1ホースに上り詰めた例も少なくない。ほか、2015年には香港から勇躍参戦したエアロヴェロシティ/Aerovelocityが、外国調教馬初の勝利を飾っている。