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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 12 | 牝3 | 55.0 | C.ルメー | 美 木村哲也 | 482(-6) | 2.24.0 | 4.6 | 2 | 34.0 | ⑫⑨⑨⑩ | |||
2 | 4 | 7 | 牝3 | 55.0 | 戸崎圭太 | 美 国枝栄 | 458(-4) | 2.24.1 | 1/2 | 2.3 | 1 | 34.0 | ⑨⑨⑨⑫ | ||
3 | 7 | 14 | 牝3 | 55.0 | 坂井瑠星 | 栗 茶木太樹 | 476(+6) | 2.24.4 | 1 3/4 | 7.9 | 3 | 34.1 | ⑮⑭⑬⑮ | ||
4 | 1 | 2 | 牝3 | 55.0 | 川田将雅 | 栗 中内田充 | 522(+8) | 2.24.4 | クビ | 11.5 | 5 | 34.7 | ⑤⑤⑤④ | ||
5 | 8 | 18 | 牝3 | 55.0 | 横山和生 | 栗 奥村豊 | 436(-4) | 2.24.4 | ハナ | 107.9 | 14 | 34.9 | ③③③② | ||
6 | 7 | 13 | 牝3 | 55.0 | 武豊 | 栗 庄野靖志 | 466(+2) | 2.24.6 | 1 1/2 | 10.3 | 4 | 34.5 | ⑱⑱⑯⑫ | ||
7 | 3 | 6 | 牝3 | 55.0 | 三浦皇成 | 栗 新谷功一 | 450(0) | 2.24.8 | 3/4 | 157.2 | 15 | 34.4 | ⑯⑯⑯⑯ | ||
8 | 2 | 3 | 牝3 | 55.0 | 武藤雅 | 美 武藤善則 | 468(+4) | 2.24.9 | 1 1/4 | 78.0 | 11 | 34.5 | ⑬⑭⑯⑯ | ||
9 | 5 | 10 | 牝3 | 55.0 | 横山武史 | 美 加藤征弘 | 484(0) | 2.25.0 | クビ | 21.1 | 8 | 35.1 | ⑦⑦⑥⑥ | ||
10 | 4 | 8 | 牝3 | 55.0 | 原優介 | 美 田島俊明 | 460(0) | 2.25.0 | クビ | 100.4 | 13 | 35.2 | ⑰⑯⑫⑥ | ||
11 | 5 | 9 | 牝3 | 55.0 | 岩田望来 | 栗 中村直也 | 466(0) | 2.25.1 | クビ | 86.2 | 12 | 35.2 | ⑥⑥⑥⑥ | ||
12 | 3 | 5 | 牝3 | 55.0 | 石川裕紀 | 美 菊沢隆徳 | 448(0) | 2.25.2 | 3/4 | 19.0 | 7 | 35.0 | ⑬⑬⑬⑫ | ||
13 | 7 | 15 | 牝3 | 55.0 | 松山弘平 | 栗 池添学 | 448(+16) | 2.25.3 | 3/4 | 56.6 | 10 | 35.5 | ⑨⑨⑥⑥ | ||
14 | 1 | 1 | 牝3 | 55.0 | 津村明秀 | 美 林徹 | 476(+4) | 2.25.3 | ハナ | 25.2 | 9 | 35.3 | ⑦⑦⑨⑩ | ||
15 | 2 | 4 | 牝3 | 55.0 | 田辺裕信 | 栗 新谷功一 | 422(0) | 2.25.3 | アタマ | 215.8 | 17 | 34.9 | ⑨⑫⑬⑯ | ||
16 | 8 | 17 | 牝3 | 55.0 | M.デムー | 栗 斉藤崇史 | 440(+4) | 2.25.8 | 3 | 12.9 | 6 | 36.1 | ③③④④ | ||
17 | 8 | 16 | 牝3 | 55.0 | 岩田康誠 | 栗 高野友和 | 466(-4) | 2.30.7 | 大差 | 216.3 | 18 | 41.3 | ①②②② | ||
18 | 6 | 11 | 牝3 | 55.0 | 北村宏司 | 美 古賀慎明 | 466(+4) | 2.33.8 | 大差 | 185.9 | 16 | 44.9 | ②①①① |
ラップタイム | 12.4 - 10.8 - 11.5 - 11.5 - 11.5 - 12.1 - 12.8 - 12.9 - 13.4 - 12.2 - 11.5 - 11.4 |
---|---|
前半 | 12.4 - 23.2 - 34.7 - 46.2 - 57.7 |
後半 | 61.4 - 48.5 - 35.1 - 22.9 - 11.4 |
■払戻金
単勝 | 12 | 460円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 12 | 140円 | 2番人気 |
7 | 110円 | 1番人気 | |
14 | 190円 | 3番人気 | |
枠連 | 4-6 | 640円 | 2番人気 |
馬連 | 7-12 | 590円 | 1番人気 |
ワイド | 7-12 | 260円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
12-14 | 760円 | 10番人気 | |
7-14 | 380円 | 2番人気 | |
馬単 | 12-7 | 1,300円 | 3番人気 |
3連複 | 7-12-14 | 1,690円 | 1番人気 |
3連単 | 12-7-14 | 8,060円 | 9番人気 |
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土曜日の東京芝のレース結果、近年のオークスの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間、東京競馬場では月曜日から木曜日にかけて53.5ミリの降水を観測。だが、その後の天気に恵まれたことや、気温の上昇も重なり、土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。土曜日朝のJRA測定クッション値は9.8のやや硬めに近い標準。前週の開催日より若干ではあるが、硬めの方向に推移している。
芝競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順は、1、6、7、5、2、3番手。結果的に中団より前の組が優勢ではあるものの、4角13番手以下の位置取りから2着連対を果たした馬が2頭いるように、前週の土曜日より後方待機勢の台頭余地が増してきている。そのあたりは留意すべきだろう。
実際、上がり3Fタイム1~2位馬の成績を確認すると、前週土曜日の【1.1.2.7】に対し、今週は【3.2.0.8】とパフォーマンスがアップ。加えて、隊列の中~外めからスムーズに進出した馬、あるいは内から中~外めへ上手にスイッチした馬の上位入線が増えてきている。そのことは頭に入れておいたほうがいい。
日曜日の天気は午後から下り坂(19日7時の時点)。ただ、予報どおりなら雨が降ったとしても、量はそれほどでもなさそうで、馬場に大きなダメージを与えるほどではないものと思われる。開催中にまとまった雨が降らないのであれば、傾向の急変までは考えづらい。
結局のところ、メインのオークスは持久力および、ラストのスピード持続力が問われる一戦になりそう。それゆえ枠順には固執せず、最後まで辛抱強く脚を使えそうなタイプもしくは、シンプルに末脚のしっかりしたタイプを優先したほうが、好結果につながりやすいのではないか。
なお、近年のオークスは前走がOPクラスで3着以内かつ、上がり3Fタイム順位が3位以内という馬の活躍が顕著。直近5年の勝ち馬すべてが、この条件をクリアしている。上がりの脚という面は先述した想定にもマッチすることから、有効に活用したいデータといえよう。
また、直近5年の優勝馬5頭は、レース全体の上がり3Fタイムが35秒0以上の競馬において、連対(2着以内)経験を有していた点で共通する。東京芝2400mという、この時期の3歳牝馬にとってはタフな舞台設定ゆえに、上がりを要する競馬にも対応できることを、過去に示している必要がある。こちらも押さえておきたいポイントだ。
今回のオークスの出走メンバーで、先述した要点(前走内容+過去実績)をクリアしているのは、⑤コガネノソラ、⑦ステレンボッシュ、⑩アドマイヤベル、⑰タガノエルピーダ。よって当欄では、これら4頭を軸馬の有力候補として推奨する。
日曜日に行われるオークスの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ミアネーロ【B】
美浦W併走(15日)。しまい重視の内容。1週前に見られた反応の渋さが薄れ、そのぶん四肢のさばきも素軽くなった印象。手前替えもスムーズだった。低い重心を維持しつつ、テンポ良く脚を伸ばすさまから、体調面の不安はなさそう。この1本でさらに上向くようなら、面白い存在になりそうだ。
②クイーンズウォーク【B】
栗東坂路単走(15日)。整える程度の軽めの内容。直線では終始右手前のままだったが、本番は左回り。深刻視する必要はない。リラックスして走れていたし、フォームも安定している。あと少しラストのキレが増せば、といったところだが、決して重苦しい動きではない。ひとまず順調とみてよさそうだ。
③エセルフリーダ【C】
美浦W併走(15日)。四肢のさばきは素軽く、競る意欲も強い。その点は評価できるのだが、直線では最後まで左手前のまま。稽古と同じ左回りのG1に挑むにあたり、手前替えがひと息だったのは心配材料。本番でジョッキーがうまくコントロールできれば、という条件付きの狙いとなろう。
④パレハ【C】
栗東坂路併走(15日)。直線序盤は僚馬の真後ろで折り合いをつける。そこまでは良かったのだが、追われてからの反応が渋く、抜け出すまでに少し時間を要してしまった。体重の軽い騎手候補生がまたがっていたことを思えば、脚どりもやや重い印象。評価は上げづらい。
⑤コガネノソラ【B】
美浦W併走(15日)。しなやかに四肢を伸ばして活気のある走り。手前替えもスムーズ、フォームのバランスも悪くない。追い切りの動きを確認する限り、中2週続きの反動や疲れはうかがえず、この馬自身のパフォーマンスはきちんと示している印象。いい状態をキープしている。
⑥サンセットビュー【C】
栗東坂路単走(15日)。前を行く馬を目標にして進むも、力みがちで一本調子の走り。1週前と同様、鞍上の促しに対する反応が薄く、ラストも刻んだ時計ほどの鋭さは感じない。もう少し動きにメリハリがほしいところ。東京芝2400mのG1で、前回を大きく超えるパフォーマンスまではどうか。
⑦ステレンボッシュ【A】
美浦W併走(15日)。コーナーで前2頭との差を一気に詰めると、直線でも大きな完歩を駆使して、最後は体勢五分のかたちに持ち込んだ。桜花賞の中間時よりも落ち着いて走れているし、四肢のさばきも柔らかい。体幹も安定している。調教面からは、取り立てて割り引くほどの材料はない。
⑧ホーエリート【B】
美浦W単走(15日)。完歩が大きく、バネ感のある走り。その一方、本番と同じ左回りの調整、かつ本番で騎乗予定の騎手がまたがっていながら、直線での右手前が長続きせず、早々に手前を戻してしまったのはいただけない。判断に悩ましいが、今回は手前以外の動きの良さを評価してのB判定とする。
⑨ラヴァンダ【B】
栗東坂路併走(15日)。テンションこそ高めだが、バネを感じるフットワーク。体も上手に使えている。元来が攻め駆けするタイプゆえ、前走時の状態を大きく上回るまでには至らないかもしれないが、劣るという印象はまったくない。穴候補として一考の余地はある。
⑩アドマイヤベル【B】
美浦W単走(15日)。息を整える程度の内容。気持ち重心は高く映るが、四肢のさばき自体は素軽く、トビに高さもある。落ち着きがあるのもいい傾向。あと少し後肢の入りが深くなれば、といったところだが、決して気配は悪くない。及第点の仕上がり。
⑪ヴィントシュティレ【C】
美浦坂路単走(15日)。四肢のさばきが軽く、トビの大きな走り。手前もスムーズに替えることができている。一方で、やや頭が高く、首の可動域も狭い。そのせいか、ジョッキー騎乗としては、追われてからの鋭さが不足している感じ。一気に相手が強化されるG1で、大望まではどうか。
⑫チェルヴィニア【A】
美浦W併走(15日)。両サイドから僚馬に挟まれても、集中を切らすことなく自身のリズムをキープ。桜花賞の中間時より口向きが良くなっていることも好感が持てる。大きな完歩が目を引き、スイッチが入った直後の伸びも鋭い。状態は良く映る。反撃のシーンがあっても不思議はない。
⑬スウィープフィート【B】
栗東坂路単走(15日)。首の位置こそ高めだが、前肢は大きく使えており、体幹もしっかりしている。ラストの反応と伸びも上々だった。テンションが高くなりつつある点は課題だが、馬自身の体調は良さそう。あとは輸送を無事にクリアして、落ち着いた状態でレースに臨めるかどうか。当日の気配には注意したい。
⑭ライトバック【B】
栗東CW併走(15日)。コーナーから直線序盤にかけて、難しいところを見せるのは相変わらずだが、鞍上がゴーサインを送ると機敏に反応。あっさりと僚馬をパスした。デキ落ちはなさそうなので、あとはとにもかくにも実戦での折り合い次第。それが最大の焦点となる。
⑮サフィラ【C】
栗東坂路単走(15日)。1週前は良い内容だったが、今回は少しバタバタした感じ。鞍上が抑えていたことを考慮しても、全体的に動きがこぢんまりと映るのは気になるところ。ラストはそれなりに脚を伸ばしたとはいえ、もっと上の走りがある馬。その点を鑑みると、高評価をつけるのはためらってしまう。
⑯ショウナンマヌエラ【C】
栗東坂路単走(15日)。道中はリズム重視で運び、しまいを軽く伸ばす調整。それはいいとしても、四肢のさばきがやや硬く、完歩も小さめ。振り返れば、桜花賞の当該週も似たような内容だった。こうした動きが平常運転なのかもしれないが、前回から良い意味での変化が見られないのも事実。高評価はしづらい。
⑰タガノエルピーダ【B】
栗東CW併走(15日)。折り合い重視の内容。ゴール標識付近では体勢不利のかたちとなってしまったが、先着にこだわる調教ではなく、手応えにも余力が残っている。実際、ゴール標識を過ぎて間もなく僚馬の前に出ており、過度の心配は無用。フォームのバランスも悪くなく、この馬なりに順調と判断したい。
⑱ランスオブクイーン【B】
栗東CW併走(16日)。反応を確かめる程度の内容。舌を出していたが、集中力を欠いている感じはなく、脚さばきも安定している。最後は滑らかに加速して、悠々と先着を果たしたように、鞍上との息も合っている様子。大きな上積みまではどうかも、この馬なりにいい状態を維持している印象を持つ。
◆アドマイヤベル・加藤征調教師「前走よりも動きは活発。2400メートルも問題ないと思う」
◆ヴィントシュティレ・古賀調教師「時計は速くなったが、状態がいい証拠。自分の競馬を」
◆エセルフリーダ・武藤調教師「早くからオークスを意識していた馬。状態はかなりいい」
◆クイーンズウォーク・中内田調教師「先週でグンと良くなったので調整程度。距離適性はある」
◆コガネノソラ・菊沢調教師「前走は新しい面を見せた。リズム良く走れば距離も大丈夫」
◆サフィラ・池添調教師「時計が速くならないように、リズム重視で。弾むような感じだった」
◆サンセットビュー・新谷調教師「追い切りの動きから、前走を使った上積みがありそうだ」
◆ショウナンマヌエラ・高野調教師「今週は調整程度。ハナにこだわってどこまで頑張るか」
◆スウィープフィート・武豊騎手「折り合いさえつけば距離には対応できる。府中の直線も合う」
◆ステレンボッシュ・国枝調教師「折り合いはまったく問題なかった。距離は大丈夫だと思う」
◆タガノエルピーダ・Mデムーロ騎手「小さいけど一生懸命に走る。距離にも対応できそう」
◆チェルヴィニア・木村調教師「実戦を想定した追い切りをこなせた。東京に替わるのはいい」
◆パレハ・新谷調教師「予定どおりの追い切り。馬の後ろにつける調教をしてきた」
◆ホーエリート・原騎手「折り合いがうまくいった。2400メートルでも問題ない感触をつかめた」
◆ミアネーロ・津村騎手「今週はきちんと手前を替えた。仕掛けてからはいい伸びだった」
◆ライトバック・坂井騎手「テンションの対策はしている。いい脚を使えるし、折り合いだけ」
◆ラヴァンダ・中村調教師「調教は動く。狭いところから伸びてきた前走の競馬ができれば」
◆ランスオブクイーン・横山和騎手「雰囲気はつかめた。操縦性が良く、掛かる面もなかった」(夕刊フジ)
2014年以降(過去10年)の3着以内馬30頭のキャリアを確認すると、3~7戦の範囲で収まっている。その一方、キャリア3戦で2着連対圏を確保したのは無敗馬のみ。キャリア6~7戦の2着連対圏入りは、重賞連対(2着以内)経験馬に限定される。気にとめておきたい傾向といえよう。
(減点対象馬)
①ミアネーロ ④パレハ ⑤コガネノソラ
2014年以降の1~2着馬20頭の前走をレース名で分けると、桜花賞、フローラS、フラワーC、忘れな草賞、スイートピーSの5組に集約される。これ以外のステップで臨んだ馬は、2着連対圏に達していない。
(減点対象馬)
③エセルフリーダ ⑪ヴィントシュティレ ⑮サフィラ ⑱ランスオブクイーン
2014年以降の2着以内馬20頭のうち、17頭が前走3着以内からの臨戦馬。残る3頭は、みな2走前に勝利を収めていた。前走が複勝圏外、かつ2走前が2着以下敗退だった馬は、評価を控えめにしたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
⑥サンセットビュー ⑮サフィラ ⑯ショウナンマヌエラ
2014年以降の1~3着馬30頭の前走馬体重を確認すると、404キロから518キロまで幅広い。ただし、420キロ以下、ならびに500キロ以上だった馬の最高着順は3着にとどまっている。その点には注意したい。
(減点対象馬)
②クイーンズウォーク
2014年以降、近2走ともに単勝5番人気以下だった馬が、オークスで複勝圏入りを果たした事例は皆無となっている。低評価が続いている馬は、過信禁物とみるべきだろう。
(減点対象馬)
④パレハ ⑥サンセットビュー ⑧ホーエリート ⑨ラヴァンダ ⑬スウィープフィート ⑯ショウナンマヌエラ
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1着馬に関しては、オークスが屈指の本命レースになりつつあることは周知の通り。直近10年連続で1~3番人気が優勝しており、2016~2020年の5年間は1番人気が5連勝を決めている。桜花賞組が距離不安を囁かれることがあっても、けっきょくは相応の実績を誇る馬が押しきるケースばかりで、U指数的にも(あくまで1着馬に関しては)波乱要素はほとんどない。よって、指数も人気の上位の馬を中心に据え、そこから流す馬券作戦が推奨される。
軸馬候補に挙げられるのは、想定人気の高いU指数上位組。なかでも、桜花賞3着馬の3位⑭ライトバック(92.1)と桜花賞馬の4位⑦ステレンボッシュ(91.5)は、血統背景からも距離が延びてパフォーマンスが落ちることはなさそうで、信頼して馬券を買える。馬券の中心はこの2頭だ。
これに次ぐのが、桜花賞4着馬で上位人気の一角を占めることが予想される2位⑬スウィープフィート(92.2)。折り合い面にやや不安を残すも、血統的にも脚質的にも府中の2400mはフィットしそう。この馬も、押さえておいたほうがいいだろう。
そして最後に、U指数トップ評価に敬意を表し、忘れな草賞勝ち馬の⑰タガノエルピーダ(94.1)の名前を挙げておく。
1996年にダイナカールとの母仔制覇を達成したエアグルーヴ。その直系にあたるドゥラメンテが種牡馬として異彩を放ち、2022年スターズオンアース、2023年リバティアイランドと2連覇を飾るほか、2023年には15番人気のドゥーラも3着に好走してみせた。なお、ドゥラメンテはKingmamboの直系であることも強調しやすく、2016年2着チェッキーノからKingmambo(またはその全妹Monevassia)の血を引く馬の連対が8年連続している。
ほか、Nureyev(またはその甥Sadler's Wells)とMill Reef(または配合が相似なRiverman)の血を併せ持つ馬も人気不問で上位を賑わす傾向にあり、必然的に内包するキングカメハメハはもちろんのこと、Kingmamboの血を引かずに勝ち馬となった2014年ヌーヴォレコルト、2015年ミッキークイーン、2016年シンハライト、2017年ソウルスターリング、2021年ユーバーレーベンなどがこれに該当していた。
ミアネーロは、父ドゥラメンテ×母ミスエーニョ(母の父Pulpit)。同産駒は22年スターズオンアース、23年リバティアイランドと目下2連覇中となるが、23年3着ドゥーラ含め、3着以内に好走した3頭にはマイル以上の距離で重賞勝ちの実績があった。本馬もフラワーカップの勝ち馬であることを評価しやすく、2年前には同重賞からの臨戦でスタニングローズが10番人気2着と健闘している。血統構成からは東京替わりも歓迎だろう。
ステレンボッシュは、父エピファネイア×母ブルークランズ(母の父ルーラーシップ)。同産駒からは20年の勝ち馬デアリングタクトが出ており、本馬は「母の父キングカメハメハ系種牡馬」、「桜花賞馬」といったことにも共通点を見いだせる。また、母の父に配されたルーラーシップはドゥラメンテの叔父であり、エアグルーヴ直仔としても注目に値する血筋だろう。Kingmambo内包馬の上位争いが続いている傾向を鑑みても軽視はできない。
チェルヴィニアは、父ハービンジャー×母チェッキーノ(母の父キングカメハメハ)。同産駒として好走した17年2着チェッキーノ、22年3着ナミュールの2頭は、母の父がマイルG1馬となる配合の組み合わせ。本馬は前者と同じ母の父であることを強調しやすく、母自身も16年優駿牝馬(オークス)の2着馬であることを特筆できる。大敗の桜花賞は一頓挫があった後の5か月ぶりの実戦。G1級の資質はあるだけに、捲土重来を期す構えだろう。
3歳牝馬のみに出走が許される、うら若き乙女たちによる頂上決戦。牝馬限定のクラシックレースでは2冠目にあたり、全馬ほぼ未経験となる2400mの距離で世代トップの座を争う。1冠目にあたる桜花賞に勝ち、この優駿牝馬(オークス)も手中に収め、クラシックレースではないものの秋に開催される3冠目の秋華賞(1995年以前はエリザベス女王杯)を制して“牝馬三冠”を達成したのは、1986年メジロラモーヌ、2003年スティルインラブ、2010年アパパネ、2012年ジェンティルドンナ、2018年アーモンドアイ、2020年デアリングタクト、2023年リバティアイランドの7頭。優駿牝馬(オークス)を制した馬の多くはその後も活躍し、第40回(1979年)のアグネスレディー、第44回(1983年)のダイナカール、第54回(1993年)のベガ、第57回(1996年)のエアグルーヴ、第66回(2005年)のシーザリオなど、競走馬としてはもちろんのこと、引退後の繁殖牝馬として成功を収めた名牝が多数誕生している。2010年に行われた第71回は、アパパネとサンテミリオンによるJRA史上初のG1同着決着となり、場内が騒然となった。