初めてダート戦を走る馬の取捨選択は、予想する上で重要なファクターのひとつです。当欄では、12/18(日)の出走馬たちの中から初ダートとなる馬をピックアップしています。ぜひ馬券検討にお役立てください。
【12月18日(日)中山】
1R 2歳未勝利 ダ1200m
⑦マリノフェアレディ ⑧カームマインド ⑫ポロネーズ ⑬グラシアーノ
2R 2歳未勝利 ダ1800m
⑤シェットランド ⑧ビルドラポール ⑨ロジプロパー ⑪エスシールージュ
2Rの⑨ロジプロパーはドレフォンのダート千八替わりという近年の黄金パターン。叔母にレーヌミノルがいる母方はゴリゴリのダートタイプというわけではないが、ダート向きの種牡馬との組み合わせなら父親の血を邪魔しなさそうだ。ただ今回はダート続戦組を中心として魅力的な穴馬も多く、馬券圏内に入るためには能力と適性でそれらを超える必要がある。総合的に考えると対抗か単穴ぐらいの評価になるだろうか。
【12月18日(日)中京】
1R 2歳未勝利 ダ1800m
①レオニーノ ⑤ノイアーターク ⑭キリンジ ⑯ワンダーミズキ
9R 寒椿賞 ダ1400m
⑦ビキニボーイ
日曜中京は難儀だが、強いて言えば1Rに出走する⑭キリンジか。芝では2戦してこれといった成績を残せていないが、キズナ産駒だけにダートで前進する可能性は認められる。アイドリームドアドリーム系から出たダートの重賞級はエアスピネルぐらいだが、潜在的なダート適性はまずまずある牝系だと個人的に思っているし、この馬が芝以上の力を発揮する可能性はあるかも知れない。相手関係からも上位進出の可能性は十分にあるだろう。
【12月18日(日)阪神】
1R 2歳未勝利 ダ1800m
③ギリギリチョップ ④ロードパレス ⑧シャドウソニック ⑩システムリブート ⑪ウインフロリゼル
2R 2歳未勝利 ダ1200m
④スモーキンビリー ⑨プロパルジョン
9R 高砂特別 ダ1200m
③ラヴケリー
2Rは上位人気が見込める数頭以外持ち時計からレベルに疑問があるメンツ。それだけに初ダートの④スモーキンビリーには期待できそう。父のフリードロップビリーは現役時に米G1勝ちがあるものの本邦では馴染みの薄い種牡馬だが、この馬は母方を含めて総合的に勘案してダート向きだと判断できる。すんなりとした競馬が好走条件になるだろうが、スタート良く番手以上を確保できるようならば勝負になる可能性はあるはずだ。