アルナシーム(競走馬)

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写真一覧
現役 牡5 鹿毛 2019年4月14日生
調教師橋口慎介(栗東)
馬主ライオンレースホース 株式会社
生産者ノーザンファーム
生産地安平町
戦績19戦[5-2-0-12]
総賞金12,013万円
収得賞金3,800万円
英字表記Al Naseem
血統 モーリス
血統 ][ 産駒 ]
スクリーンヒーロー
メジロフランシス
ジュベルアリ
血統 ][ 産駒 ]
ディープインパクト
ドバイマジェスティ
兄弟 ポートデラメールロジマジェスティ
市場価格2,640万円(2020セレクトセール)
前走 2024/06/09 エプソムカップ G3
次走予定

アルナシームの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
24/06/09 東京 11 エプソムC G3 芝1800 187159.545** 牡5 57.0 横山典弘橋口慎介 440
(-6)
1.45.3 0.634.6レーベンスティール
24/05/11 京都 11 都大路S (L) 芝1800 11443.832** 牡5 58.0 横山典弘橋口慎介 446
(+2)
1.45.0 0.233.2⑦⑦セオ
24/03/30 中山 11 ダービーCT G3 芝1600 164816.899** 牡5 57.0 横山和生橋口慎介 444
(0)
1.33.9 1.033.8⑮⑯⑯パラレルヴィジョン
24/02/18 小倉 11 小倉大賞典 G3 芝1800 16474.714** 牡5 57.0 鮫島克駿橋口慎介 444
(-2)
1.45.4 0.335.2④④④エピファニー
24/01/06 京都 11 スポ京都金杯 G3 芝1600 187145.8211** 牡5 57.0 鮫島克駿橋口慎介 446
(+6)
1.34.8 1.036.0⑬⑩コレペティトール
23/10/29 京都 11 カシオペアS (L) 芝1800 166116.031** 牡4 57.0 鮫島克駿橋口慎介 440
(-2)
1.44.7 -0.134.4⑤⑤ピンハイ
23/09/16 阪神 11 ケフェウスS OP 芝2000 10334.338** 牡4 55.0 坂井瑠星橋口慎介 442
(0)
1.58.4 1.237.4エピファニー
23/07/16 函館 11 函館記念 G3 芝2000 1681514.566** 牡4 55.0 鮫島克駿橋口慎介 442
(0)
2.01.9 0.536.5⑤⑥⑥⑤ローシャムパーク
23/06/17 阪神 10 垂水S 3勝クラス 芝1800 10895.231** 牡4 56.0 坂井瑠星橋口慎介 442
(0)
1.44.7 -0.033.9トゥデイイズザデイ
23/04/02 阪神 10 心斎橋S 3勝クラス 芝1400 15354.014** 牡4 58.0 坂井瑠星橋口慎介 442
(-4)
1.20.2 0.233.1⑪⑩メイショウホシアイ
23/02/19 阪神 10 武庫川S 3勝クラス 芝1600 148143.8110** 牡4 58.0 鮫島克駿橋口慎介 446
(+6)
1.35.2 1.234.4⑩⑫セルバーグ
22/11/19 東京 10 秋色S 3勝クラス 芝1600 16113.016** 牡3 56.0 福永祐一橋口慎介 440
(+8)
1.32.4 0.433.7⑧⑧ジャスティンスカイ
22/10/08 阪神 9 瀬戸内海特別 2勝クラス 芝1600 13332.111** 牡3 55.0 福永祐一橋口慎介 432
(+6)
1.32.5 -0.333.4④⑤ララヴォルシエル
22/06/26 阪神 8 城崎特別 1勝クラス 芝1800 11441.811** 牡3 54.0 福永祐一橋口慎介 426
(0)
1.46.2 -0.133.8④④サンストックトン
22/03/20 中山 11 スプリングS G2 芝1800 137105.647** 牡3 56.0 福永祐一橋口慎介 426
(0)
1.49.2 0.835.3⑥⑦⑦⑥ビーアストニッシド
22/02/19 阪神 9 つばき賞 1勝クラス 芝1800 7663.032** 牡3 56.0 福永祐一橋口慎介 426
(-6)
1.49.8 0.232.9⑤④テンダンス
21/12/19 阪神 11 朝日杯FS G1 芝1600 152329.084** 牡2 55.0 池添謙一橋口慎介 432
(-6)
1.34.0 0.534.7⑫⑫ドウデュース
21/11/20 東京 11 東スポ2歳S G2 芝1800 127106.836** 牡2 55.0 武豊橋口慎介 438
(+20)
1.47.3 1.135.4イクイノックス
21/07/04 函館 5 2歳新馬 芝1800 14332.721** 牡2 54.0 武豊橋口慎介 418
(--)
1.50.1 -0.335.4⑪⑪⑨⑤ブラックボイス

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今の4歳世代は弱い。こういった声が聞こえてきたのはいつからだったか。

筆者の記憶では日本ダービーあたりからだったように思う。近年の同レースと比べ、タイム的に評価がしにくい内容だったのが原因だが、その後クラシックの冠を分け合ったソールオリエンスタスティエーラ有馬記念で揃って敗れたことで、その説はより信憑性を増した。


筆者はあくまで個々の馬を評価するスタイルなので、正直なところ「ほーぅ?」といった程度の関心に留めていたのだが、年が明けても確かに4歳世代は勝てなかった。大阪杯においてベラジオオペラが勝ち、多少の面目は保たれたものの、それ以外のクラシック好走馬は軒並み苦戦を強いられた。

ダービー3着馬ハーツコンチェルトは未だにOP入りを果たせず、3勝クラスで足踏み。

熱中症というアクシデントがあったとは言え、天皇賞(春)において菊花賞ドゥレッツァまでもがなす術なく敗れて行った時には、さすがに「えぇ……?」と困惑したものだ。


そんな中でエプソムCに臨んだレーベンスティールも、立場的には同じだった。

年末の香港ヴァーズ、今年初戦の新潟大賞典を共に落とし、崖っぷちの状態。明らかにメンバー上位のスケール感を纏いながら、単勝オッズが3.6倍という数字に留まったのは、自身や同期を取り巻く不穏な空気が影響していたからだろう。


しかし蓋を開けてみれば、レーベンスティールの走りは文字通り格が違った。

セルバーグが逃げ、シルトホルンがそれを追いかけるという概ね予想通りの隊列がもたらしたものは、道中のラップがほとんど落ちない淀みのない流れ。

その中を悠々と好位追走し、直線も手応えは抜群。一気に突き抜けて先頭に立ってからも、バテるどころかむしろ突き放す構え。最後の最後までラップは落ちず、余裕すら感じる圧勝劇だった。


この勝利で、改めて悲願のG1獲りへの足掛かりを作ったレーベンスティール

ここ2走の敗戦は、一つ間違えれば馬の気持ちが切れてもおかしくない内容だっただけに、ただ立て直しただけでなく、強烈なパワーアップまでも実現させた陣営の手腕は見事。戦前の期待感は”復活成るかどうか”というレベルに過ぎなかったが、”復活”どころか秋の大舞台での活躍まで意識してしまうほどのインパクトがあった。


だが、依然としてレース前のテンションは高く、能力以外の部分で爆弾を抱えているのは確か。レースに行っての前進気勢もかなり強く、ハイレベルの鞍上確保が必須となるタイプでもある。

王道路線における世代間格差を一気に覆すだけの可能性を示したのは収穫だったが、当面の難敵はレーベンスティール自身なのかもしれない。


勝ち馬から大きく離されはしたものの、2着のニシノスーベニアも立派な内容。近走の充実度を自身の走りで証明した。

以前は力みの強い走りだったが、折り合いが付くようになったことで父ハービンジャーの血が持つ距離の融通性が活きた。中山マイル巧者という印象が強かった中で、東京1800mという新たな舞台で結果を出したのは大きく、今後の選択肢もかなり幅広くなるだろう。


3着には好スタートから前々の競馬でシルトホルンが粘り込み。良馬場の1800mというのは現状におけるベスト条件で、自身の力はしっかりと出している。

安定した先行力の持ち主だが、マイルだと僅かに忙しく、2000mだと少し長い。加えて重い馬場もあまり合わずと、適性の幅がかなり狭いのが難点。1800m以外の重賞で好走するにはもう一段上の成長が必要そうだ。


4着のサイルーンは直線で一瞬伸びる構えを見せたものの、最後はジリジリとした伸びに。

以前よりも折り合い面の不安は少なくなったものの、本質的にマイル以下でこそのタイプだろう。


5着のアルナシームも同様に、かなり回転の速いフットワークや前向きな気性から、直線の短いコースや、やや短めの距離が合いそうな印象を受けた。小回りコースに転じてきた時や、思い切った距離短縮策に出てきた時などに積極的に狙っていきたい存在だ。


浅屈腱炎からの復帰戦となったヴェルトライゼンデは内目でジリジリ脚は使ったが、いい頃ほどの前進気勢はなくなだれ込む形。中間の調教からもまだ状態ひと息と思えただけに、ひとまずは無事に走り切ったことを評価したい。

脚の関係で攻めた調教はなかなか難しい面があるだろうが、坂路における時計の出方が変わってくるようなら、再度重賞で存在感を発揮しても不思議ないはずだ。

【エプソムC】レースを終えて…関係者談話 2024年6月10日(月) 04:57

◆岩田望騎手(サイルーン4着)「直線は最後の1ハロンで同じ脚いろになってしまった。距離はこなせますが、1600メートルがベスト。昇級初戦でしたし、頑張っています」

◆橋口師(アルナシーム5着)「スタートが良くて折り合いも完璧で、すごくいい内容のレースをしてくれました。シュッとした脚は使えないですが、最後はもう一回伸びてくれました」

◆三浦騎手(グランディア6着)「状態はすごく良かったし、ここまで来たら掲示板(5着以内)が欲しかった。それでも勝ち馬以外とは差はなかったし、今後も展開がかみ合えば頑張れると思います」

◆丸山騎手(セルバーグ7着)「最後までよく頑張ってくれましたよ」

◆御神本訓騎手(グランスラムアスク8着)「行かない形でもしっかりと競馬できて、馬混みを気にせずに最後も来ている」

◆戸崎騎手(ヴェルトライゼンデ9着)「流れに乗ってスムーズな競馬ができた。雰囲気のある馬だし、復活してくれればいいなと思います」

◆津村騎手(トゥデイイズザデイ10着)「いいリズムでしたが、直線に向いてからの反応がもうひとつでした」

◆丸田騎手(ルージュリナージュ11着)「ゲートはタイミングよく出られたけど、しまい伸び切れなかったです」

◆北村宏騎手(カレンシュトラウス12着)「ブリンカーは効いていましたし、よく頑張ってくれました」

◆石川騎手(マイネルケレリウス13着)「リズムを大事に運びました。最後はよく来ているし、今後は重賞でもやれそうです」

◆菅原明騎手(ノースザワールド14着)「スピードを乗せていったんですが、そこで掛かり気味になってしまいました」

◆北村友騎手(タイムトゥヘヴン15着)「1800メートルに延びるのはプラスかと思ったのですが、いいところに出せませんでした」

◆内田騎手(ワールドウインズ16着)「外から締められてしまってポジションが後ろになってしまった」

◆オシェア騎手(レッドランメルト17着)「休み明けのぶん、ずっと力んでいました」

◆石橋騎手(ラケマーダ18着)「向こう正面で内からプレッシャーがかかって、ポジションを上げざるを得なかった」

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【エプソムC2024】有名人の予想に乗ろう! 徳光和夫さん、霜降り明星・粗品さんなどズラリ!競馬大好き芸能人・著名人が真剣予想! 2024年6月9日() 06:30


【徳光和夫】
◎⑥レーベンスティール
3連単1頭軸流しマルチ
⑥→③⑩⑪⑬⑯⑱
ワイド流し
⑥-⑦⑭

【粗品(霜降り明星)】
◎⑤タイムトゥヘヴン
3連複1頭軸流し
⑤-①③⑥⑩⑪⑮⑯⑰⑱

【DAIGO】
注目馬
レーベンスティール
マイネルケレリウス

【林修】
注目馬
トゥデイイズザデイ

【あの】
注目馬
トゥデイイズザデイ

【大久保洋吉(元JRA調教師)】
◎⑪サイルーン
○③ルージュリナージュ
▲⑰ニシノスーベニア
△⑥レーベンスティール
△⑩シルトホルン
△⑮アルナシーム
△⑱セルバーグ

【斉藤慎二(ジャングル ポケット)】
◎⑱セルバーグ
単勝


【キャプテン渡辺】
◎⑩シルトホルン
単勝

馬連流し・ワイド流し
⑩-⑬⑯

【佐野瑞樹】
注目馬
サイルーン

【鈴木淑子】
◎⑥レーベンスティール
馬連BOX
トゥデイイズザデイ
ルージュリナージュ
ヴェルトライゼンデ
レーベンスティール

【長岡一也】
◎⑥レーベンスティール
○⑮アルナシーム
▲③ルージュリナージュ
△①トゥデイイズザデイ
△⑤タイムトゥヘヴン
△⑦マイネルケレリウス
△⑪サイルーン

【原奈津子】
◎⑮アルナシーム
○⑯グランディア
▲⑤タイムトゥヘヴン

【中村愛】
注目馬
アルナシーム

【皆藤愛子】
◎⑩シルトホルン
単勝・複勝

ワイド
⑩-⑰ニシノスーベニア

【舩山陽司】
◎⑨レッドランメルト
3連複1頭軸流し
⑨-①③④⑥⑩⑪⑮

【川島明(麒麟)】
注目馬
サイルーン

【ゴルゴ松本(TIM)】
◎⑩シルトホルン
ワイドBOX・馬連BOX
トゥデイイズザデイ
ノースザワールド
シルトホルン
サイルーン
アルナシーム
セルバーグ

【恋さん(シャンプーハット)】
注目馬
レーベンスティール
サイルーン

【じゃい(インスタントジョンソン)】
注目馬
グランディア
サイルーン
アルナシーム
ルージュリナージュ

【田原成貴(元JRA調教師)】
注目馬
ルージュリナージュ
ニシノスーベニア
サイルーン
レーベンスティール

【天童なこ】
◎⑪サイルーン

【小木茂光】
◎⑯グランディア
3連単フォーメーション
⑥⑮⑯→①③⑤⑥⑦⑩⑪⑮⑯→⑥⑮⑯

【福原直英】
注目馬
レーベンスティール

【横山ルリカ】
注目馬
サイルーン

【三代目 中村福之助】
◎⑪サイルーン

【田中裕二(爆笑問題)】
◎⑦マイネルケレリウス

【橋本マナミ】
◎⑥レーベンスティール

【酒井一圭(純烈)】
◎①トゥデイイズザデイ

【稲富菜穂】
◎⑮アルナシーム

【小泉恵未】
◎⑯グランディア

【鈴木麻優(元岩手競馬騎手)】
◎⑮アルナシーム

【熊崎晴香(SKE48)】
◎⑪サイルーン

【栗林さみ】
注目馬
グランディア
シルトホルン

【目黒貴子】
◎⑮アルナシーム

【小林雅巳】
◎①トゥデイイズザデイ

【藤原菜々花】
◎⑥レーベンスティール

【中野雷太】
◎⑪サイルーン

※順不同






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【エプソムC2024】ROBOTIPの勝率予測 馬券対象8頭の混戦模様!競走馬能力重視予測はヴェルトライゼンデを首位評価 2024年6月8日() 12:00

こんにちは!ROBOTIP開発プロジェクトメンバーの曹操です。

今回の担当はエプソムC G3です。フルゲートの上に人気も割れそうなメンバー構成で、予想はかなり難解な印象ですが、勝率予測はどのようになっているでしょうか。

曹操ROBOTIPの基本設定は「競走馬」の能力指数を100%とし、適性は「距離適性」と「周回方向適性」のみを配合、補正は「斤量」「調教評価」「厩舎評価」の補正をONにします。

これによって弾き出された勝率予測は以下の通りです。

曹操ROBOTIPが弾き出したエプソムC全馬の勝率
(順位・馬番・馬名・勝率)
ヴェルトライゼンデ 13.37%
タイムトゥヘヴン  10.85%
ニシノスーベニア  10.18%
ノースザワールド  9.51%
アルナシーム    8.59%
トゥデイイズザデイ 6.31%
シルトホルン    6.25%
グランディア    5.76%

ルージュリナージュ 5.39%
サイルーン     3.91%
セルバーグ     3.69%
カレンシュトラウス 3.46%
ワールドウインズ  3.28%
レッドランメルト  3.03%
レーベンスティール 2.98%
マイネルケレリウス 1.33%
グランスラムアスク 0.81%

ヴェルトライゼンデが首位となりましたが、2位以下の馬たちは下位まで僅差となっています。平均勝率(18頭立ての場合は5.55%)を上回る馬のみを馬券対象にするので、上位8頭がその対象です。

上位6頭の勝率の差を鑑みて隊列にすると以下の通りです。
 ④ > ⑤⑰②⑮ > ①⑩⑯

馬券は④ヴェルトライゼンデを軸にした3連複ながし、合計8,400円で勝負します。

3連複(軸1頭ながし)
④-⑤⑰②⑮①⑩⑯ 各400円

合計8,400円


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ROBOTIPは自分の競馬予想理論に従って6つの能力指数(競走馬・騎手・血統・調教師・馬主・生産者)と、5つの適性(距離・トラック・馬場状態・周回方向・G前の坂)を自由に配合して出走馬の勝率を予測するロボットです。
ROBOTIPはウマニティに会員登録(無料)すると無料でご利用頂けます。
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【エプソムC2024】血統アナリシス 道悪でKingmamboが躍進、Sadler’s WellsやNureyevが主軸を担う 2024年6月8日() 12:00

梅雨時の施行とあって道悪馬場になることも珍しくないが、タフな馬場で欧州の大種牡馬Sadler's Wellsやその叔父Nureyevのパワーや底力が活きやすい。とくに重または不良時にはKingmambo(=母の父Nureyev)の血脈を持つ人気薄の激走が目立ち、2020年1着ダイワキャグニー(父キングカメハメハ・9番人気)、2020年3着トーラスジェミニ(父キングズベスト・18番人気)、2022年2着ガロアクリーク(母の父Kingmambo・8番人気)などが該当馬として挙げられる。

ほか、ディープインパクトも種牡馬として最多の4勝を誇り、2015年には直仔で1~3着、2021年には直系で1~3着を独占。後継種牡馬のトーセンラーも2021年1着ザダルを出すなどの活躍を見せているが、同種牡馬はSadler's Wells内包馬であることも考慮すべきだろう。

サイルーンは、父ディープインパクト×母ハウオリ(母の父キングカメハメハ)。父、母の父、ともにレース傾向から強調しやすい血統だが、本馬と同じ「父×母の父」の組み合わせからは18年3着グリュイエールが出ている。本馬は2代母がG1を2勝したノースフライト、全兄姉4頭がいずれもJRAの芝戦で2勝以上と優秀な血筋。東京は去勢明け初戦を除けば連対を外しておらず、血統背景を鑑みれば重賞でも期待できる資質の持ち主だろう。

ルージュリナージュは、父スピルバーグ×母パンツァネッラ(母の父ルーラーシップ)。父はディープインパクトの直仔で、現役時代は14年天皇賞(秋)など全6勝を東京芝1800~2000mで挙げた東京巧者でもあった。また、トーセンラーの全弟であることも特筆に値し、ディープインパクト系種牡馬のなかでもSadler’s Wellsを内包する血統構成を評価しやすい。本馬自身も父を彷彿させる戦歴なので、この舞台ではノーマークにできない存在だ。

アルナシームは、父モーリス×母ジュベルアリ(母の父ディープインパクト)。同産駒からは22年の勝ち馬ノースブリッジが出ており、昨年も3着にマテンロウスカイが好走。また、直近2年はモーリスエピファネイアとRobertoの直系かつSadler’s Wellsの血を引く種牡馬が勝ち馬を出している流れもある。本馬は叔父2頭がクラシックウィナーという良血。4勝を挙げる得意の1800mとあれば重賞初制覇のチャンスはじゅうぶんにあるだろう。


【血統予想からの注目馬】
サイルーン ③ルージュリナージュ ⑮アルナシーム

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【エプソムC2024】U指数的分析の結論! 人気を集めないシチュエーションの“淒馬”のここが買い時と判断! 2024年6月8日() 12:00


マイルG1(安田記念)と中距離G1(宝塚記念)の谷間に組まれている千八のG3ということもあってか、このエプソムCは実力拮抗の大混戦になりやすく、上位と下位の指数差が出にくい傾向にある。よって、U指数二桁順位の激走も頻繁に見られる。ただしそういった馬は数値的に上位勢と大差はなく、なおかつ上位人気に支持されているというパターンが大半。レース自体は大荒れよりもちょい荒れ程度の決着が多いので、U指数の数値と人気をうまく勘案しながら有力馬を絞り込んでいきたいところだ。

まず推奨するのは、U指数1位にランクされている④ヴェルトライゼンデ(98.9)。重賞2勝、日本ダービー3着の実績は他を大きくリードしており、2位以下に2.0以上の指数差を付けて“淒馬”の評価を得ている。完全に格上の存在だ。屈腱炎により1年以上の長期休養明けになるが、同じ屈腱炎かつ似たようなレース間隔で重賞を勝った経験があるので、心配には及ばない。過剰人気しない今回は絶好の狙い目になるだろう。

指数的に2番手以下は大激戦だが、そのなかから、戦績的に派手さはないものの千八での走りが安定している2位⑮アルナシーム(96.9)、同じく千八での堅実ぶりが光る4位タイ①トゥデイイズザデイ(96.0)、古馬との対戦経験が少なく指数は伸びていないが地力が高いことは明らかな8位⑥レーベンスティール(95.1)の3頭をピックアップする。

【U指数予想からの注目馬】
ヴェルトライゼンデ ⑮アルナシーム ①トゥデイイズザデイ ⑥レーベンスティール


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アルナシームの関連コラム

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次週の注目重賞を、伊吹雅也プロが様々なデータを駆使していち早く分析! もっとも重要と思われる<ピックアップデータ>に加え、<追い風データ/向かい風データ>や<注目馬チェック>など、貴重な情報が満載なウマニティ会員専用コラムとなっております。ぜひ皆様の予想にお役立て下さい。

最新版公開中! 本稿掲載重賞含む、その他の注目競走見解はコチラ『週末メイン「1点」分析EXTRA編』で!


<次週の特選重賞>

G3 農林水産省賞典 函館記念 2023年07月16日(日) 函館芝2000m


<ピックアップデータ>

【“同年の、JRAの、出走頭数が14頭以上の、重賞のレース”において7着以内となった経験の有無別成績(2013年以降)】
○あり [10-8-7-37](3着内率40.3%)
×なし [0-2-3-92](3着内率5.2%)

 年明け以降の戦績を素直に評価したい一戦。2013年以降の3着以内馬30頭中25頭は“同年の、JRAの、出走頭数が14頭以上の、重賞のレース”において7着以内となった経験がある馬でした。長期間に渡って好走馬の傾向が変わっていないレースですし、この条件をクリアしていない馬は過信禁物と見るべきでしょう。

主な「○」該当馬→イクスプロージョンキングオブドラゴンハヤヤッコ
主な「×」該当馬→アルナシームブローザホーンローシャムパーク


<他にも気になる! 追い風データ/向かい風データ>

【追い風データ】

○「“前年以降の、JRAの、2500m未満の、G1・G2のレース”において11着以内となった経験がある」馬は2013年以降[9-9-8-64](3着内率28.9%)
主な該当馬→アルナシームキングオブドラゴンハヤヤッコローシャムパーク

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2022年3月17日(木) 10:30 くりーく
くりーくの中間調教チェック フジテレビ賞スプリングステークス2022 
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こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。



3月20日(日)中山11R 第71回フジテレビ賞スプリングステークス(3歳G2・芝1800m)


【登録頭数:15頭】(フルゲート:16頭)


ソリタリオ(前走482kg(+4kg)、中9週)<A>
この中間も乗り込み豊富で坂路で好時計を連発。右回りも、1800mの距離も、コーナーを4つ回るコースも初めてとなるが、個人的に中山のこのコースは向いているイメージがある。

リューベック(前走494kg(+4kg)、中1週)<C>
前走時のパドックでは馬体が増えていたが、キビキビとした動きで素軽さが感じられ、上積みが窺えた。前走後の翌週金曜から坂路で軽めを乗り始めたが、先週火曜以降は時計を出してないので出走には消極的な感じ。

アサヒ(前走510kg(+12kg)、中4週)<B>
休み明けの前走時は、追い切りでは動きは良かったが馬体に少し余裕があり、レースでは出遅れ。スイッチがしっかり入っていないところもあったかもしれない。この中間の追い切りでは、南Wで前走以上の動きを見せ好時計と、前走を使われ叩き2戦目での上積みはありそう。

アライバル(前走498kg(+16kg)、中8週)<C>
この中間、1週前追い切りでは休み明けの前走時以上に力みのある走り。前走はレースでもそんな面を見せていて、ワンターンら問題ないがコーナー4つのコースでは不安が残る。

ドーブネ(前走480kg(+12kg)、3ヵ月)<D>
朝日杯FSからの休み明け。1週前は武豊騎手が騎乗して単走での追い切りだったが、全体的に物足りない内容。力強さがなく気持ちは前に行っているがそれに馬体がついていけていないといった動きに映った。

ビーアストニッシド(前走470kg(+4kg)、中4週)<B>
未勝利勝ち後に3戦連続重賞で好走。この中間は坂路での調整で、2週前、1週前と好時計が出ていて出来は前走以上。

サトノヘリオス(前走478kg(+6kg)、中11週)<B>
前走時は間隔が詰まっていたので軽めの調整だったが、この中間は休み明けで1週前は強めに追われ力強い動きを見せてきた。ただ、全体的に硬さのある走りでもあった。

トーセンヴァンノ(前走480kg(-2kg)、中2週)<D>
昨年の東スポ杯から使い詰めで5戦。ここ3戦は、馬体も減り続けていて前走時もこれ以上減らしたくない馬体だった。この中間、1週前追い切りでは時計平凡で併走遅れと上積みはなさそう。

アルナシーム(前走426kg(-6kg)、中3週)<A>
休み明けの前走時は、しっかり乗り込まれパドックでも落ち着きがあった。レースでも、行きたがる面を初騎乗の福永騎手が何とかなだめて直線まで我慢できた点は大きい。この中間も、1週前追い切りに福永騎手が騎乗して折り合い重視の好内容を披露。多少の力みはあったが、しっかりと折り合いがついて息ピッタリといった感じ。

エンギダルマ(前走506kg(+12kg)、中7週)<B>
未勝利勝ちの前走から、この中間も南Wで好時計。1週前追い切りでは、追われたのは終い1Fのみだが大外を回ってのこの時計は優秀。

オウケンボルト(前走456kg(+4kg)、中2週)<B>
前走では坂路で好時計が出ていて◎にした馬。この中間は間隔も詰っていて1週前は馬なりでの調整も、重心が低い走りで時計以上に良い動きだった。

グランドライン(前走514kg(±0kg)、中11週)<B>
ホープフルSからの休み明けで乗り込み量は豊富。坂路、南Wと好時計も出ていて順調な調整内容も、大きな馬で馬体をどこまで絞りきれるか。

サノラキ(前走492kg(-4kg)、中9週)<C>
前走が3戦目での未勝利勝ちも、パドックではぷっくりとして見せていて、まだまだ絞れそうな馬体だった。間隔は空いているが乗り込み量は少ない。走りを見ると首が高いので、ダート向きな面は強く今回初芝でこの相手では厳しそう。

ディオ(前走486kg(+6kg)、中4週)<A>
デビューから4戦ワンターンのコースばかりを使われてきている馬で、前半行きたがる面を見せてしまうところがある。今回コーナー4つのコースで、内枠にでも入ってうまく息を入れる競馬ができれば、先行力はある馬なので良い競馬になりそう。出来に関しても、使われるごとに坂路での時計が良くなってきていて状態面での上積みもうかがえる。

ニシノスーベニア(前走522kg(-6kg)、中2週)<C>
使い詰めで、この中間は土曜日に南Wで前走時並みの時計をマーク。ただ、内めを走ってのもので状態は平行線といったところだろう。


※今回のこのコラムで中間の状態からの推奨馬は、ソリタリオアルナシームディオの3頭をあげておきます。


◇今回は、フジテレビ賞スプリングS編でした。
3月に入りJRAでは新人騎手がデビュー。ウマニティでもプロテストの合格者が決定してデビューに向けて準備しているところだと思います。当たり前のことですがジョッキーもプロのスポーツ選手も競馬の予想家も、プロになることが目標ではなくプロになって何をやりたいかだと思います。
私の場合は、コラムを書かせてもらったり、イベントに出演させてもらったり、協賛レースを開催させてもらったり、競馬雑誌に載せてもらったりと、プロになってやりたいことを一つ一つ実現させてもらっています。まだまだ実現できていないことは山ほどありますが、正直、中央・地方と予想を販売しながらなので、時間がいくらあっても足りないくらいです。それでも、好きなことを好きなだけやらせてもらっているので、とても充実した日々を過ごしています。プロ予想家というのは予想を販売している以上結果を求められますし、今の時代はSNSで人の心の声が活字となって見たくないものまでも目に入ってきてしまうこともあり、芸能人やスポーツ選手なども含めメディアに出ている人たちは殊更に精神的な強さがなくては心が折れてしまいます。
それでも、ウマニティのプロにはプロでなければ味わえない嬉しさや達成感など良いことはたくさんあるので、それぞれの個性を最大限に発揮して思いきりプロ予想家という仕事を楽しんで頂きたいと思います。そして。ウマニティ内にとどまらず、ウマニティをもっと世間に広めていくような幅広い活躍を期待しています。

スプリングS出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2021年12月17日(金) 14:00 TARO
【TAROの競馬研究室】外国人騎手に合う馬、合わない馬がよくわかった香港競馬/朝日杯FS展望
閲覧 2,172ビュー コメント 0 ナイス 2



阪神ジュベナイルフィリーズは波乱の結末。サークルオブライフはデムーロ騎手らしい騎乗で外から長く脚を使い抜け出し、2着ラブリイユアアイズがしぶとく脚を伸ばし、3着にはウォーターナビレラが立ち回りの上手さを見せ食い込んだ。

ラブリイユアアイズはちょうど1ヵ月前の本コラムで、

ラブリイユアアイズから感じる穴馬としての才能』

としてわざわざ取り上げた馬。今回も当然穴としては狙っていたのだが…買い切れない自身の勝負弱さが出てしまった。

いずれにしても牝馬戦線は混戦になりそう。昨年のように阪神JFの結果がそのまま桜花賞に繋がる可能性は低く、勢力図にはまだまだ変化が起こるかもしれない。

~好走したハーツクライ産駒2頭は外国人騎手にピタリと合う

先週末は香港競馬もクライマックスを迎えた。その中で今年は日本馬3頭に本命を打った。特に、外国人騎手が騎乗することによって大幅にパフォーマンスが戻る可能性が高いと見たのが、香港マイルの◎サリオス(レーン騎手)と、香港カップの◎ヒシイグアス(モレイラ騎手)だ。

サリオスは500キロを雄に超える超大型馬で、日本人騎手の優しい騎乗よりは、ガツガツ乗ってくれる海外ジョッキーの方が手が合うタイプ。ヒシイグアスも日本型の軽い決め手よりは持久力に秀でたタイプで、やはり外国人ジョッキーが合うタイプ。

ともに堀厩舎のハーツクライ産駒で、前走は松山騎手。松山騎手は日本人騎手の中でもトップクラスの力を持っているが、腕っぷしでガシガシ馬を動かすタイプではない。その点で今回は乗り替わりが上手くハマると考えた。

馬にも適性があるように、騎手にも適性がある。あらゆる条件で確実に馬にプラスαを与えられる騎手など、正直なところごく僅か。どんな状況でも上手いのは、個人的に世界一のジョッキーだと感じるモレイラ騎手くらいだろう。レーン騎手であれ、スミヨン騎手であれ、日本の馬には合わないケースも多々ある。

その点で、逆に福永騎手が騎乗できなかったことが響いた印象なのは、香港マイルインディチャンプ。スミヨン騎手はもちろん世界で指折りの騎手だが、それでもフワッと溜めてこそ弾けるインディチャンプにはあまり合わなかった。恐らくレイパパレともあまり合わなかっただろう。

外国人騎手のことを語ると、どうにも外国人騎手を信仰している人と、何が何でも日本人…のような不毛な二項対立論争になりがちだが、何事においても是か非かの一方しかない、ネットでしばしば起こるような議論は不毛でしかない。相性や条件によって、合うケースと合わないケースがあるのは当然だ。

先週の香港における日本馬は、その教材として今後参考になるものだった。今後も外国人騎手が日本馬に乗る場合は、その相性についてきちんと考察して判断したい。それにしても、モレイラ騎手は上手い…。

朝日杯FSの注目馬

今週末は朝日杯フューチュリティーS。

というわけで、今週も推奨馬を一頭挙げておく。

アルナシーム(池添騎手)

初戦は出遅れながらも圧勝、2戦目の東スポ杯も期待されたが、道中暴走気味に掛かってしまい直線は粘れなかった。それでも無茶な競馬をした割にはラスト1ハロンまで先頭に立っており、敗れたとはいえ非凡な能力を見せた一戦。距離短縮で折り合いさえつけば、一変があって良い。

※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。


○TARO プロフィール

大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。

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2021年12月16日(木) 10:30 くりーく
くりーくの中間調教チェック 朝日杯フューチュリティステークス2021 
閲覧 1,838ビュー コメント 0 ナイス 4



こんにちは、くりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
今回も前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に各馬コメントをしていきたいと思います。


12月19日(日) 阪神11R 第73回朝日杯フューチュリティステークス(2歳G1・芝1600m)


【登録頭数:19頭】(フルゲート:18頭)

セリフォス(前走486kg(±0kg)、中4週)<A>
新馬、新潟2歳Sと使われてきて、前走時のパドックでは毛艶が良く気合いも乗ってこれまでで一番良い出来だった。この馬はこれまで、1週前に併せ馬でビッシリ追われて直前は軽めという調整でレースに臨んできているが、この中間も1週前にC.デムーロ騎手騎乗で一杯に追われている。迫力満点の伸び脚で併走馬を一気に突き離して大きく先着と、出来はここ2戦よりもさらに良くなった感じで仕上りは万全。

ジオグリフ(前走492kg(+2kg)、3ヶ月半)<A>
500kg近くある馬だが新馬、前走とパドックでは太め感がなく見せていて、それだけしっかり仕上がっていたということだろう。この中間も、間隔は空いたが1週前追い切りでは素軽い動きを披露、日曜日には坂路でビッシリと順調にメニューを消化。関西への輸送を考えると、この2本でほぼ仕上がっていていると判断でき、直前は馬なりで十分といったところか。

ダノンスコーピオン(前走462kg(+6kg)、中6週)<B>
これまでの2戦とも追い切りでは良い動きを見せていたが、パドックでは馬体がまだ緩い印象を受けた。それでいて、レースではゴール前でキッチリ差し切るあたりは素質の高さであり、これからさらに強くなっていくものとみられる。この中間も2週前、1週前とCWを長めから好時計が出ていて、叩き2戦目での上積みが期待できそう。

ドウデュース(前走506kg(+12kg)、中7週)<B>
前走のレースを見ると、ワンターンのコースだと前半に行きたがってしまう感じがあるので、本来は新馬戦のようにコーナー4つのコースが向いている馬だとは思う。武豊騎手がまだ勝っていないG1レースということもあって、こちらに回ってきたのかもしれない。この中間も間隔がたっぷりありしっかり乗り込まれていて、1週前追い切りでも武豊騎手が騎乗して重心の低い走りを披露。単走でもしっかりと伸びていて状態は良さそうで、上積みにも期待が持てる。

トウシンマカオ(前走452kg(+6kg)、中5週)<A>
新馬戦でも◎にした馬で、調教では毎回好時計が出る馬。この中間は、1週前に戸崎騎手が騎乗して南Wで併せて先着を果たしてきた。レースでも力みが見られるなど、血統的には1200mのほうが良いのかもしれないが、新馬戦では1600mを勝っていて戸崎騎手がガッチリと押さえることで折り合いもつくタイプ。今の時期ならこの距離の重賞でも好走しても不思議なく、出来に関してもそう思えるくらい良さそう。

ヴィアドロローサ(前走446kg(+2kg)、中5週)<B>
前走は出負けして後方から。直線最速の脚を使って伸びてはいたが、1400m戦であの流れだと厳しかった。1週前追い切りでは鮫島駿騎手が騎乗して、終いしっかり伸びていて出来は前走以上に良さそう。距離延長も追走が楽になって悪くない。

カジュフェイス(前走476kg(-2kg)、中8週)<D>
スピードがありで坂路での走りを見ると短い距離が良さそうな馬。この中間は間隔が空いている割に乗り込み量は少なめで、目立つ時計も少ない。

ドーブネ(前走468kg(+4kg)、中10週)<D>
前走時のパドックでは、毛艶こそ良かったものの緩さが残る馬体であまりいい印象は受けなかったが、レースでは先行してそのまま直線で突き離す強い内容。ただこの中間は間隔が空いた割には調教内容が物足りず。1週前の動きを見ても、重心が高めでまだまだ素質だけで走っている感が拭えず、ここを目標に調整されてきた感じがない。

ベルウッドブラボー(前走456kg(-4kg)、中5週)<D>※回避予定。
右回りだと右にササるようなところを見せる馬で1週前の追い切りでもジョッキーが押さえるのに苦労すれいる感じだった。走りを見ても力んで走るようなところもある距離延長と右回りに長距離輸送とマイナス材料が多い。

オタルエバー(前走462kg(-8kg)、中3週)<A>
新潟、東京と輸送時間のかかる競馬場だとパドックでテンションが高くなるところがあるが、前走の阪神では程良い気合いで好印象だった。2走前の東京を取りこぼしたことで、前走を使うことになったとは思うが、調教以外で右回りを使えたことは逆に良かった。左回りだとどうしても終い甘くなってしまうところがある馬で、右回りだと待って追い出せる余裕がみられることから、断然今回のほうが向いていると思われる。出来に関しても、幸騎手が騎乗した1週前追い切りでは、併走馬が来るのを待って追い出す余裕を覗かせるなど上昇中。馬体はこれ以上減らしたくないので、最終追い切りは軽めで十分。

デュガ(前走482kg(±0kg)、中3週)<->※中京2歳Sに出走予定のため出走回避。

プルパレイ(前走488kg(±0kg)、中4週)<B>
使われつつ良くなってきた馬だが、前走時は馬体も緩く追い切りでも時計がかかっていて仕上り途上だった。乗り込み量はこの中間も十分で、坂路と1週前のCWでの時計が前走時とは別馬かと思うくらい良化を果たしていて、変わり身が期待できそう。


【抽選対象馬(6/7)】

アネゴハダ(前走440kg(-6kg)、連闘)<->※阪神JFに出走したため回避予定。

アルナシーム(前走438kg(+20kg)、中3週)<C>
これまでの2戦ともパドックではうるさい面を見せていて、前走は前半押さえきれず途中で先頭の競馬といろいろな面で難しい馬。出来に関しては、小柄な馬でも1週前にCWで好時計をマーク、折り合いもしっかりついてと悪くない印象だが。

エーティーマクフィ(前走438kg(+2kg)、3ヶ月半)<C>
休み明けで乗り込み量はそれほど多くはないが、小柄な馬で坂路、CWと好時計が出ていて出来は悪くはなさそう。

シンリミテス(前走478kg(-2kg)、3ヶ月)<D>
休み前の2戦は、若さやズブさを見せるところが多くジョッキーもかなり強く追っていた。休み明けとなるが、乗り込み量も少なく1週前の動きを見てもガラッと良くなったという動きでもなく、いきなりこのメンバーで勝ち負けというレベルまではまだ遠い。

スプリットザシー(前走392kg(-2kg)、中7週)<B>
先週の阪神JFを除外され、結果1本でも多く追えた点はプラスになりそう。動きも悪くなく状態面は合格点を与えられそうだが、先週と比べると出走馬のレベルがかなり高くなり、それでいて好調勢も多くここに入ると見劣ってしまう。

セッカチケーン(前走502kg(±0kg)、中2週)<D>
デビューからの2戦とも東京ダート1600m戦を使われた。スタート後の芝ではダッシュもついて悪くない走りを見せているが、ダートで特に強い競馬をしてきている訳でもなく、1週前追い切りは時計平凡で強調材料に乏しく......とくれば、ここは相手が強すぎるだろう

トゥードジボン(前走472kg(-4kg)、中5週)<C>
新馬戦ではセリフォスベルクレスタとともに直線で伸びてきた馬の1頭で、レベルの高い3着。その後休養を挟んで休み明けで迎えた2走前は、出遅れて途中で脚を使って直線では余力ナシの大敗。前走は、内枠から好スタートを決めてゴールまでしぶとく粘り込んで初勝利をあげた。前走でまだ馬体に余裕があり良化余地こそ感じるものの、レースでは終い首が高くなるところがありしぶとさの反面伸びきれないところも。つまるところ、新馬戦でのセリフォスとの差は広がってしまった印象がある。


※今回のこのコラムからの推奨馬はセリフォスジオグリフトウシンマカオオタルエバーの4頭をあげておきます。


<出走予定馬の近走追い切り参考VTR(新潟2歳S/札幌2歳S/京王杯2歳S/デイリー杯2歳S)>







◇今回は朝日杯フューチュリティステークス編でした。
6月から2歳戦が始まり、新馬戦そして未勝利戦、オープン、重賞と約半年行われてきて、レースの数としては2歳戦だけで500レース以上。2勝以上している馬を含めてもJRAだけで500頭ほどの2歳馬が勝ち上がっているということになります。それでもこのレースに登録してきた馬は19頭。条件が向かない馬もいますし、出走したくても状態が整わない馬もいるとは思いますが、そう考えると少ない感じがします。それだけ馬を目標のレースに良い状態で出走させるということが大変だとも言える部分ではないでしょうか。そんな思いをはせつつ、今回登録してきた馬たちをいつものように1頭1頭状態面チェックを行いましたが、総論として状態の良い馬が多かったとの印象を強く感じています。なかなか高レベルのレースが期待できるのではないでしょうか。

※朝日杯FS出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論は、レース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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アルナシームの口コミ


口コミ一覧
閲覧 64ビュー コメント 0 ナイス 2

東京11Rエプソムカップ(G3)
◎:7枠 15番 アルナシーム
◯:6枠 11番 サイルーン
△:3枠 5番 タイムトゥヘヴン
△:8枠 16番 グランディア
△:2枠 4番 ヴェルトライゼンデ

ここは別定で59kを背負った人気のレーベンスティールの独壇場でした。ここ2戦のレースぶりから体調などを危惧されていましたが、いつもより落ち着きがあったとはいえ、パドック当たりでは半信半疑のファンも多かったはずです。それでもレースに行くとしっかり折り合い、自分のペースでレースを進められていました。直線中程からは前の馬をしっかり交わして2着以下に2馬身差をつける圧勝。これで陣営も今後の自信もつく勝ち方で秋が楽しみになりました。
 2着には大外ながらうまく流れに乗ったニシノスーベニア。勝ち馬には完敗も地力強化を見せてくれました。
 3着のシルトホルンも自分の時計だけは走りました。相手なりに走る堅実さは健在のようです。
 所長◎のアルナシームは好位から進んだものの3着とはタイム差なしの5着。成長はしていますが、もうワンパンチ何かが欲しいところです。

 ちんぺー 2024年6月9日() 10:30
6月9日(日) エプソムカップ 
閲覧 132ビュー コメント 0 ナイス 6

◎06番 レーベンスティール
○11番 サイルーン
▲01番 トゥデイイズザデイ
△04番 ヴェルトライゼンデ
△15番 アルナシーム
△03番 ルージュリナージュ 25.2 12.4(7位) 3.4-4.7(7位)
×18番 セルバーグ

出走頭数が多く、上位複勝断層がなく、三連複一番人気オッズが高いことから、大波乱になると想定する。

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 *Moi* 2024年6月9日() 09:21
** 6/9 モイの厳選レース **
閲覧 103ビュー コメント 0 ナイス 5

函館スプリントSと
エプソムカップの予想は
予想コロで無料公開してまーす


函館スプリントSの本命は、、、


⑭セッション


エプソムカップの本命は、、、


⑮アルナシーム


です


-函館2R-
◎13 〇2 ▲4
複勝⑬ 9,000P
ワイド②-⑬ 1,000P

-東京6R-
◎14 〇17 ▲2
複勝⑭ 10,000P

-東京7R-
◎8 〇14 ▲7
複勝⑧ 10,000P

-東京8R-
◎2 〇4 ▲
複勝② 10,000P


【前回(6/8)結果】
投資:30,000P
回収:36,000P
回収率:120%
レース数:3
的中レース数:3(的中率100%)

【2024年集計結果(2024/6/8現在)】
投資:1,896,500P
回収:1,945,850P
回収率:103%
レース数:190
的中レース数:110(的中率58%)

【コメント】
予想コロシアム全レース無料公開しています(予定)。
厳選レースと重賞レースにはモイ調べの
データをコメントに貼ってあります(予定)。

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コメント一覧
1:
  YASUの小心馬券   フォロワー:37人 2024年1月5日(金) 21:44:43
京都金杯2024
折り合い面の課題で出世が遅れていたが、前走カシオペアSは、
Hペースもあってか好位から押し切る強い内容、メンバーも中々強力だった。
能力面ではドウデュースの勝った朝日杯を出遅れながら④着した素材、ここでは上位とさえ言える、今回もペースが流れると読んでいるので中心視したい。

アルナシームの写真

アルナシームの厩舎情報 VIP

2024年6月9日エプソムカップ G35着
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自信
厩舎の
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2024年6月9日 エプソムカップ G3 5着
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レース後
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