ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は
スポーツニッポン賞京都金杯・馬場の有利不利、教えます! をお届けします!
前年度第3回京都開催の芝のレース結果、京都芝1600mで施行された最近の重賞の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
昨年11月開催の京都開催を振り返ると、雨の影響で1週目よりも時計を要した2~3週目に対し、馬場の乾きが進んだ4週目は連続開催の最終週にもかかわらず、比較的時計の出やすい状態。ペースや展開に恵まれた馬を除けば、末脚のしっかりした馬が幅をきかせやすいコンディションだった。
この年末~年始は強い降雨がなく、31日に1ミリと4日に2.5ミリの降水が観測されただけ。土曜日開催中の天気は晴時々曇(6日7時の時点)の見通しのうえ、約1カ月のインターバルを経ている。まとまった雨さえ降らなければ、昨秋の時計が出やすい頃と大差ない馬場コンディション、状況が想定される。
なお、京都競馬場リニューアルオープン後に芝1600mで施行された重賞は3鞍。勝ち馬3頭はいずれも上がり3Fタイム順位が2位以内。3着以内馬9頭中8頭が4角5番手以下の位置取りで、うち4頭は10番手以下。重賞に限ると、当該コースは待機組優位の傾向が相当強い。
また、4角2番手以内通過馬は、まったく馬券に絡んでおらず、開催時期に関係なく内を通る逃げ・先行勢のアドバンテージは少ない様子。スムーズに運びやすく、末脚も発揮しやすい外めの枠が有利に働くこともあるくらい。事実、3競走いずれも8枠が複勝圏を確保している。
その点を踏まえると、重視すべきは末脚のしっかりしたタイプ。となれば、頼りになるのは近走でメンバー上位の上がり3Fタイムを記録している馬だろう。そのなかでも、近3走内に上がり3F最速を叩き出した経験を持つ、真ん中より外の枠(5~8枠あたり)を引いた馬に注目したい。
スポーツニッポン賞京都金杯の出走馬で、要点(5~8枠+近3走内に上がり3F最速)を満たしているのは、⑩
アンドヴァラナウト、⑱
アヴェラーレ。従って当欄では、この2頭を狙いどころとして推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
⑩アンドヴァラナウト ⑱アヴェラーレ