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エアシャカール(競走馬)

注目ホース
写真一覧
抹消  黒鹿毛 1997年2月26日生
調教師森秀行(栗東)
馬主株式会社 ラッキーフィールド
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績20戦[4-6-1-9]
総賞金54,505万円
収得賞金9,650万円
英字表記Air Shakur
血統 サンデーサイレンス
血統 ][ 産駒 ]
Halo
Wishing Well
アイドリームドアドリーム
血統 ][ 産駒 ]
Well Decorated
Hidden Trail
兄弟 エアデジャヴーエアサバス
前走 2002/12/22 有馬記念 G1
次走予定

エアシャカールの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
02/12/22 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 143421.179** 牡5 57.0 横山典弘森秀行510(+2)2.34.1 1.536.0⑬⑬⑩⑪シンボリクリスエス
02/11/24 中山 10 ジャパンC G1 芝2200 1681619.7712** 牡5 57.0 田中勝春森秀行508(+4)2.13.4 1.236.2⑨⑮⑮⑭ファルブラヴ
02/10/27 中山 11 天皇賞(秋) G1 芝2000 187148.664** 牡5 58.0 武豊森秀行504(-10)1.58.8 0.334.2⑭⑭⑬⑬シンボリクリスエス
02/06/23 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 12442.924** 牡5 58.0 K.デザー森秀行514(-2)2.13.2 0.335.2ダンツフレーム
02/05/25 中京 11 金鯱賞 G2 芝2000 188181.812** 牡5 59.0 武豊森秀行516(0)1.58.5 0.235.5⑭⑭⑨⑤ツルマルボーイ
02/03/31 阪神 11 産経大阪杯 G2 芝2000 14114.432** 牡5 59.0 M.デムー森秀行516(+16)1.59.5 0.435.2④④④④サンライズペガサス
01/06/24 阪神 11 宝塚記念 G1 芝2200 126813.435** 牡4 58.0 蛯名正義森秀行500(-8)2.12.3 0.635.3⑩⑩⑩⑥メイショウドトウ
01/04/29 京都 11 天皇賞(春) G1 芝3200 127107.248** 牡4 58.0 蛯名正義森秀行508(+2)3.17.9 1.737.0⑧⑧⑦⑥テイエムオペラオー
01/04/01 阪神 11 産経大阪杯 G2 芝2000 143313.242** 牡4 59.0 蛯名正義森秀行506(+26)1.58.5 0.135.2⑬⑬⑭⑧トーホウドリーム
00/11/26 東京 10 ジャパンC G1 芝2400 16599.5314** 牡3 55.0 武豊森秀行480(-14)2.28.2 2.137.2⑬⑭⑦⑧テイエムオペラオー
00/10/22 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 187152.821** 牡3 57.0 武豊森秀行494(-6)3.04.7 -0.035.7⑧⑨⑩⑦トーホウシデン
00/09/24 阪神 11 神戸新聞杯 G2 芝2000 12441.713** 牡3 56.0 武豊森秀行500(--)2.02.0 0.434.9⑨⑨⑦⑤フサイチソニック
00/07/29 イギ   Kジョージ G1 芝2400 7--------5** 牡3 55.0 武豊森秀行---- ------MONTJEU
00/05/28 東京 9 東京優駿 G1 芝2400 18122.012** 牡3 57.0 武豊森秀行494(+2)2.26.2 0.035.6⑮⑭⑬⑪アグネスフライト
00/04/16 中山 11 皐月賞 G1 芝2000 188163.421** 牡3 57.0 武豊森秀行492(-8)2.01.8 -0.035.0⑮⑮⑮⑧ダイタクリーヴァ
00/03/05 中山 11 報知杯弥生賞 G2 芝2000 168167.342** 牡3 55.0 武豊森秀行500(+4)2.02.5 0.235.3⑯⑯⑬④フサイチゼノン
99/12/26 中山 7 ホープフルS OP 芝2000 14342.711** 牡2 54.0 武豊森秀行496(+4)2.05.9 -0.036.1⑥⑥⑦⑥マイネルファラオ
99/12/11 阪神 7 2歳500万下 芝1600 11442.912** 牡2 54.0 M.デムー森秀行492(-10)1.36.7 0.135.6パープルエビス
99/11/21 京都 2 2歳未勝利 芝1600 14223.211** 牡2 54.0 武豊森秀行502(+4)1.36.4 -0.136.5エイシンモモタロー
99/10/31 東京 3 2歳新馬 芝2000 13223.425** 牡2 53.0 武豊森秀行498(--)2.04.3 0.635.3⑬⑬⑩ユーワシーザー

エアシャカールの関連ニュース

 今週の中央競馬のメインは、3冠初戦の皐月賞(16日、中山競馬場、GI、芝2000メートル)。大物牝馬ファンディーナの参戦が話題を呼んでいるが、牡馬の王道を歩んできた弥生賞勝ち馬のカデナ(栗東・中竹和也厩舎、牡)が実績では上位に立つ。そのカデナの主戦を務める福永祐一騎手(40)が、サンケイスポーツに独占手記を寄稿。パートナーへの信頼とともに、人気馬に騎乗する責任感を口にした。16度目の騎乗で、悲願の皐月賞Vへ。ユーイチが静かに燃えている。

 カデナと挑むクラシック初戦の皐月賞が、今週末に中山競馬場で行われます。1週前追い切りでビシッと負荷をかけ、ここまで順調にきています。すごくリラックスした状態で調整できていて、1度使って体が締まった感じもありますね。

 初めてコンビを組んだ昨年11月の百日草特別(500万下)は、アドマイヤミヤビに敗れて2着でしたが、素質の高さと将来的な可能性を強く感じました。続くGIII・京都2歳Sは、鮮やかな末脚で重賞初勝利。ただ、ややハミに頼って走るところなどの課題があったため、前田幸治オーナー、中竹調教師のご理解を得て、弥生賞前からはより関係性を深めるために普段の調教から携わらせていただいています。

 すごく性格がよくて賢いので、教えたことをすぐに理解してくれます。日々のコンタクトを重ねることで信頼関係が深まっていて、またがったときから意識が自分に向いていることを感じます。厩舎スタッフともコミュニケーションが取れていて、チームとしての一体感がありますね。

 最大の魅力は鋭い切れ味。一瞬の脚がとても速いですね。弥生賞はスローペースで不向きな流れになることは分かっていましたが、決め手を磨くことに主眼を置いていたので、あえてポジションを取りに行きませんでした。本当にいい脚を使ってくれて、「思っていた以上に強い」と感じた方もいたんじゃないでしょうか。今後は切れ味を磨きつつ、いろいろな状況への対応力を高めたいと考えています。完成度としてはまだまだですが、成長して完成したときにどんな走りをしてくれるのか、本当に楽しみです。

 舞台は前回と同じで、小回りの中山芝2000メートル。器用に小脚を使うことができ、コーナーワークも下手ではありません。前走ほどペースは緩まないと思うので、折り合いも心配していません。

 3戦全勝の牝馬ファンディーナが参戦という話題もあって、注目度の高いレースになりそうですね。春の大目標は日本ダービーに置いていますが、叩き台とは捉えていません。人気を背負う立場なので、いい状態で臨み、結果を出さないといけないと思っています。前哨戦の弥生賞を勝ち、王道路線を歩んできた馬として自信を持って騎乗します。 (JRA騎手)

皐月賞の構図は!?

 出走予定の18頭で、前走6着以下だったのは1頭だけというハイレベルな争い。その中でも頭ひとつリードしている印象なのがカデナと、69年ぶりの牝馬Vを狙うファンディーナの2頭だ。

 同舞台のトライアル弥生賞を制したカデナは、デビューから5戦すべてメンバー最速の末脚(ラスト600メートル)を披露。前走で初の中山コースもクリアし、死角は少ない。

 一方のファンディーナは、3戦すべて大楽勝。スケールの大きい走りが魅力だ。相手はグンと強くなるが、この後はダービー参戦も視野に入れている。話題と実力を兼備した、競馬界のニューヒロイン候補だ。

皐月賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

★10日のカデナ

 滋賀・栗東トレセンは全休日。自厩舎の馬房で静養した。担当の江藤厩務員は「変わらず順調にきています。まだ馬がしっかりしていないけど、その途中であれだけ走るわけだから、持っているものが違うんだろうね」と前走を振り返る。「とにかく性格が良くて、世話がしやすい。変なところで力を使わないし、くだらないことをしない」と笑顔で長所を評価していた。

★史上2組目へ

 福永騎手の父、洋一さん(68)は、騎手時代の1977年にハードバージで皐月賞を制覇。福永騎手がカデナで勝てば、武邦彦(74年キタノカチドキ)−武豊(93年ナリタタイシン、2000年エアシャカール、05年ディープインパクト)父子に次ぐ、史上2組目の父子制覇となる。

★馬名の由来

 カデナ(Cadenas)は、フランス語で「南京錠」の意味。有名ブランド「エルメス」は毎年のテーマに合わせたカデナを作り、人気を博している。

福永 祐一(ふくなが・ゆういち)

 1976(昭和51)年12月9日生まれ、40歳。滋賀県出身。96年3月に栗東・北橋厩舎からデビュー。同年に53勝を挙げ、JRA賞の最多勝利新人騎手に輝く。99年桜花賞プリモディーネ)でGI初制覇。JRA通算1万5419戦1959勝。重賞はGI20勝を含む124勝。ほかに海外GI5勝を挙げている。父、洋一さんは現役時代に“天才”といわれた名騎手。

【五輪イヤーのダービー】2000年=シドニー、アグネスフライト 2016年05月28日() 05:05

 南半球で44年ぶり、20世紀最後となる五輪はシドニーで行われた。この年の第67回日本ダービーの優勝馬は、アグネスフライト。祖母アグネスレディー(1979年オークス)、母アグネスフローラ(90年桜花賞)から連なる史上初の母子3代クラシック制覇の偉業は、すべて河内洋騎手の手綱で成し遂げられた。残り200メートル過ぎからは皐月賞馬エアシャカールとの一騎打ち。武田作十郎調教師を師匠に持つ河内騎手と武豊騎手の壮絶な追い比べは、ハナ差で兄弟子に軍配が上がった。

 寡黙な45歳の仕事人は、17度目の挑戦で悲願の初勝利。あすアグネスフライトの近親アグネスフォルテで最後のダービーに挑む長浜博之調教師も初Vだった。

 ★日本は柔道48キロ級の田村亮子が涙の金メダル。マラソンの高橋尚子は五輪新記録で優勝して国民栄誉賞を受賞。メダル獲得数は、金5、銀8、銅5で計18。この年は関口房朗氏所有のフサイチペガサスが米GIケンタッキーダービーV。関口氏は日米でダービー馬のオーナーとなった。

★「日本ダービー」特集!馬柱&調教タイム&談話などを無料公開

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【2歳新馬】母は秋華賞馬! 良血エアスピネル完勝 2015年09月12日() 12:25

 12日の阪神5R2歳新馬(芝1600メートル)は、武豊騎手騎乗の1番人気エアスピネル(牡、栗東・笹田和秀厩舎)が好位追走から楽々と抜け出して快勝した。タイムは1分34秒5(良)。

 好スタートを切ったグランノーブルが、内のロジクライを制して先行策。人気のエアスピネルも2番手の外につけ、さらにノガロエイシンギガントが続き、レース中盤からはアマルティアも外から進出する。全体的に流れは遅く、エアスピネルは手応え十分に4コーナーから直線へ。外からハリケーンバローズがじわっと接近してエアスピネルをかわしにかかるが、武豊騎手のゴーサインに応えたエアスピネルが抜群の瞬発力で一気に突き放す。パドックでは馬っ気を出すなど幼さも見せていたが、実戦ではセンスの良さを披露してエアスピネルが完勝。良血馬がしっかりと人気に応えた。2馬身差の2着は2番人気のハリケーンバローズ。さらに3馬身1/2差の3着には4番人気のロジクライが入っている。

 エアスピネルは、父キングカメハメハ、母エアメサイア、母の父サンデーサイレンスという血統。母はGI秋華賞の勝ち馬。祖母エアデジャヴーはGIIIクイーンSの勝ち馬で、GIオークスの2着馬。おじエアシェイディはGIIアメリカジョッキークラブCの勝ち馬。祖母の弟エアシャカールはGI皐月賞と菊花賞の勝ち馬。

 母の全12戦すべてに騎乗していた武豊騎手は「まだまだ幼いけど、レースにいったらセンスのある走りを見せてくれました。ラストはすごくいいフォームで走っていたし、まだ奥がありそうな馬ですね」と完勝した自身ゆかりの血統馬に目を細めていた。

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【函館記念】血統診断2015年07月15日(水) 05:04

 タフな洋芝への適性が重視されるレースで、洋芝の札幌で新馬戦−札幌3歳S(現札幌2歳S)を連勝したジャングルポケットの産駒エアソミュールが最上位だ。伯父に皐月賞と菊花賞を制したエアシャカールがいる名牝系の出身。ジャンポケ×サンデーサイレンスの配合は2008年に函館記念を制したトーセンキャプテンと同じで、レース適性は高い。

 同産駒ダービーフィズは10年クイーンS(札幌)など重賞を2勝したアプリコットフィズの全弟。洋芝は初めてだが、克服できる下地はある。

 昨年の覇者ラブイズブーシェマンハッタンカフェ×メジロマックイーンの成長力がある配合。6歳になったが、衰えはないとみていい。

 ステイゴールド産駒マイネルミラノは洋芝初出走だった前哨戦の巴賞を楽勝。父はスタミナ、成長力ともに十分。まだ伸びしろが見込めるうえ、距離延長も好材料だ。

 米国産馬レッドレイヴンはミスタープロスペクター直子スマートストライクの産駒。スピードとパワーが洋芝で生かされている。伯父に1998、99年に有馬記念を連覇したグラスワンダーがおり、底力もある。

 瞬発力勝負に強いディープインパクト産駒はタフな洋芝では少し信頼度が下がるが、リベルタスの母カーリングは仏オークス馬で、母系は優秀。半兄ローエングリン(父シングスピール)は8歳でGIIを制覇しているだけに衰えもないとみていい。同産駒アーデントは母の父がグレイソヴリン系で、スピードの持続力には優れている。 (血統取材班)

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【産経大阪杯】血統診断2015年04月01日(水) 05:07

 過去10年でサンデーサイレンス系種牡馬の産駒が7勝。ハイレベルなGIIだけに瞬発力と底力が要求される。

 今年はSS系の最良種牡馬ディープインパクト産駒に有力馬がそろい、キズナが連覇を目指して出走する。半姉ファレノプシス(父ブライアンズタイム)は桜花賞と秋華賞を勝ち、5歳秋にエリザベス女王杯を制覇。成長力も兼ね備えた一族で、5歳になった今年も大活躍を期待していい。

 ラキシスキズナ、桜花賞馬アユサンなど成功例の多いディープ×ストームキャットという配合。母系は米国のスピード血統なので、有馬記念からの距離短縮はプラス。牡馬相手でも好勝負できそうだ。

 ショウナンパンドラは母の父がフレンチデピュティで直線の上り坂を克服するパワーも備えている。近親には古馬で大成したステイゴールドを筆頭に活躍馬が多数おり、成長力も十分だ。

 スピルバーグの全兄トーセンラーはマイルCSの勝ち馬で、京都の外回りを得意としていた。スピルバーグも東京で全6勝をあげているように直線の長いコース向き。能力は足りるだけに、直線の短い内回りに対応できるかが鍵となる。

 ロゴタイプの父ローエングリンは中山記念2勝など、直線に坂のあるコースで好成績を残した。ロゴには父の影響が強く出ており、阪神は初めて走るが、相性は良さそうだ。

 ジャングルポケット産駒エアソミュールは父に似て長くいい脚を使う。伯父に皐月賞&菊花賞馬エアシャカール、近親に秋華賞馬エアメサイアがいる母系も優秀。一族のエアシェイディは9歳で重賞連対しており、6歳になっても能力は落ちない。

 SS系のダイワメジャー産駒カレンブラックヒルはスピードとパワーが優れた配合。半弟レッドアルヴィス(父ゴールドアリュール)はユニコーンS勝ちと兄弟はマイル前後で活躍が目立つ。2000メートルを克服するには展開の助けが必要。キングカメハメハ産駒デウスウルトの母バプティスタは4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)3着。祖母ビーバップはGIII2着3回と重賞ではあとひと押しがきかない。 (血統取材班)

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【AJCC】血統診断2015年01月21日(水) 05:04

 長くいい脚を使えるタイプに向き、スタミナも要求されるレースで、中長距離型のサンデーサイレンス系、トニービン系が強い。SS系でも特に活躍が目立つ種牡馬がステイゴールドだ。中山芝2200メートルの重賞で【4・3・0・12】と相性は抜群。近6年で有馬記念を4勝しているように冬の中山にも合っている。

 そのステイ産駒ゴールドシップを最上位にみる。中山では皐月賞と有馬記念を制覇。また、父だけでなく、母の父メジロマックイーンも成長力を伝える種牡馬で、6歳になっても全く問題ない。同産駒オーシャンブルーも惨敗続きだが、見限れない。

 エアソミュールもヒケを取らない。このレースで過去4年、2011年トーセンジョーダン、14年ヴェルデグリーンと2勝しているジャングルポケット産駒。母の父がサンデーサイレンスで、伯父に皐月賞勝ちがあるエアシャカール、近親に08年の覇者エアシェイディがおり、中山のコース適性はかなり高い。

 SS系では有馬記念優勝馬ハーツクライの産駒にも注目。フェイムゲームは昨年の3着馬で、中山では京成杯を勝っている。半兄バランスオブゲーム(父フサイチコンコルド)は同じ舞台の産経賞オールカマーなど、中山でGII4勝と好相性。母系からはステイゴールドサッカーボーイも出ており、底力と成長力にも優れている。

 ショウナンラグーンは有馬記念を連覇したシンボリクリスエスの産駒。母の父はSS系ステイヤー・マンハッタンカフェ、祖母はGI5勝の女傑メジロドーベルとスタミナ、勝負強さを兼ね備えている。

 パッションダンスは父がディープインパクトで、その産駒は13年にダノンバラードが優勝。重賞4勝のアドマイヤキッス(父サンデーサイレンス)が半姉で、母系は成長力もあり、7歳でも力を発揮できる。

 キングヘイロー産駒クリールカイザーは伯母にオークス馬スマイルトゥモロー。スタミナ比べになると浮上する。 (血統取材班)

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エアシャカールの関連コラム

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クラシック三冠レースの第一関門となる皐月賞。瞬発力勝負のダービーと比較して、持続力を試されるレースではあるのだが、2歳、3歳競馬としてはむしろ皐月賞こそが異端。なぜなら2歳、3歳のクラシック路線はスローペースになりやすく、全体的にどのレースも“スローの瞬発力勝負”になりやすいからだ。古馬のG1で必要とされる能力は、ダービーよりも皐月賞や菊花賞に集約されるのだが、2歳戦、3歳戦においての皐月賞は、それが異端となる。


■2017春シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちら
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=8644


瞬発力より持続力の勝負。とは言っても、それは“究極の瞬発力勝負”であるダービーと比較してのことであって、とくに近年では“瞬発力のない馬”が皐月賞を制覇することは皆無と言っても良い状況。ちょうど良い機会なので、拙作・ラップギアでフィルタを作ってお見せしよう。

■1990年以降、皐月賞馬の皐月賞出走時ラップギア適性値
2016年 皐月賞 ディーマジェスティ 【瞬3平1消0】
2015年 皐月賞 ドゥラメンテ 【瞬4平0消0】
2014年 皐月賞 イスラボニータ 【瞬4平1消0】
2013年 皐月賞 ロゴタイプ 【瞬3平1消0】
2012年 皐月賞 ゴールドシップ 【瞬4平1消0】
2010年 皐月賞 ヴィクトワールピサ 【瞬3平2消0】
2009年 皐月賞 アンライバルド 【瞬3平0消0】
2008年 皐月賞 キャプテントゥーレ 【瞬2平0消0】
2007年 皐月賞 ヴィクトリー 【瞬2平1消0】
2006年 皐月賞 メイショウサムソン 【瞬5平2消0】
2005年 皐月賞 ディープインパクト 【瞬3平0消0】
2004年 皐月賞 ダイワメジャー 【瞬1平0消1】
2003年 皐月賞 ネオユニヴァース 【瞬2平1消1】
------
2002年 皐月賞 ノーリーズン 【瞬1平1消0】
2001年 皐月賞 アグネスタキオン 【瞬2平1消0】
2000年 皐月賞 エアシャカール 【瞬2平2消0】
1999年 皐月賞 テイエムオペラオー 【瞬2平1消1】
1998年 皐月賞 セイウンスカイ 【瞬1平2消0】
1997年 皐月賞 サニーブライアン 【瞬3平0消0】
1996年 皐月賞 イシノサンデー 【瞬3平1消0】
1995年 皐月賞 ジェニュイン 【瞬3平1消1】
1994年 皐月賞 ナリタブライアン 【瞬4平3消0】
1993年 皐月賞 ナリタタイシン 【瞬2平3消1】
1992年 皐月賞 ミホノブルボン 【瞬1平3消0】
1991年 皐月賞 トウカイテイオー 【瞬3平0消1】
1990年 皐月賞 ハクタイセイ 【瞬1平5消1】

※ラップギアについての説明はこちら→http://saikyo.k-ba.com/members/lapgear/about.html

2000年より以前の皐月賞は【瞬2平2消0】のようなラップギア適性値の馬が上位を占めるようなレースだったのだが、そういった傾向も時代とともに薄れはじめ、【瞬1平2消0】のような完全平坦タイプは1998年セイウンスカイ、【瞬2平2消0】のような瞬発・平坦同数タイプの皐月賞馬も2002年ノーリーズンを最後に姿を消してしまった。


もう少し掘り下げて、・・・

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2016年07月16日() 09:00 みんなの競馬コラム
【函館記念】血統考察 byうまカレ
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学生団体うまカレの金沢ユウダイです。

先週の七夕賞では、
・人気どころでは、ダコールヤマニンボワラクテアルバートドックを推したい。
・逆にルミナスウォリアーシャイニープリンスは割り引きたい。

とまとめ、人気決着ですが抑えられて良かったです。

他にも以下のコラムで先週の競馬に関連し、Hyperionという血について、好調のリーチザクラウン産駒について、アグネスタキオン系のダート化などについて簡単にまとめています。良かったらご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7612

さて、今週は函館記念です。個人的には七夕賞以上に難解に思えますが、多頭数・小回り、こういうレースを考察する面白さは日本競馬ならではですし、日本で予想文化が発展してきた由来でもあるでしょう。

過去の好走馬を振り返ってみると、「パワー型」、「体質が硬め」の馬が好走しているように思います。洋芝と小回りでパワーが必要なことはもちろんですが、このような体質の硬い馬は、気温の上昇によって筋肉がほぐれ、夏場が得意な馬が多いともいわれています。

まずは人気馬から考察していきたいと思います。

●パワーに富んで、捲りが得意な牝系
巴賞を快勝したレッドレイヴンは、ハイレベルの中山記念、大阪杯の内容からみても、大事に使う藤沢和厩舎らしく6歳となって一段と力を付けたよう。名馬を多く輩出するSoaringの牝系でも、種牡馬RahyやDevil’s Bag、ダノンシャンティヴィルシーナなどのBalladeの分岐ではなく、グラスワンダーディサイファアドマイヤタイシ兄弟やマイティーカラー(マイティースコール、ピースオブジャパンピースマインドらの母)を輩出するGraceful Touchの分岐で、レイヴンからみればグラスワンダーは叔父だ。Graceful Touch系の特徴は、活躍馬の走りをイメージすれば分かるように、パワーに富んで捲りが得意だということ。雨は歓迎だし、何といっても前走同様「単純に大外を回さない捲り」ができる池添騎手というのは心強い。ぼくは人間と同様に、馬も強い相手と戦うことは自身の地力アップに繋がると思っているので、どこまで力を付けたのか楽しみだ。

●「父中距離馬×母父短距離馬」らしい捲り脚質
ネオリアリズムは、母父MeadowlakeがBlue Grail≒Nothirdchance3×3(Blue Larkspur、Sir Gallahadなどが共通)という米血パワーが強いスプリンターで、母母父In Realityも米血が濃い。こういう父中距離馬×母父短距離馬の配合系は、キタサンブラックのようなフワッとした先行馬や、本馬のような捲り脚質になり易い。小倉大賞典の3着の内容は非常に濃いものだし、洋芝もマイナスにはならないだろうが、やや外目の枠と、腕は間違いないが1週目のティータン騎手だと不安は残る。

●コース適性は抜群、あとはフルゲートで捌けるか
洞爺湖特別を圧勝してきたバイガエシは、神戸新聞杯4着馬。エアデジャヴーエアシャカール兄弟などが出るアイドリームドアドリーム牝系で、この牝系はブライアンズタイムなどを輩出するGolden Trail牝系でBold Rulerを持つから機動力が魅力。バイガエシの場合は母がRibot6×5の影響でパワーが優って前脚の可動域が小さいから、前走の持ったままの美しい4角進出はこの特徴に因るものだ(同じタイプのラブリーデイ宝塚記念も美しかった)。こういうタイプは内枠でも器用に立ち回れるし、Ribotのクロスだから重賞の厳しい流れになるのもプラス。54キロなら重賞でも通用だろう。あとは藤岡佑騎手がフルゲートを捌けるかに掛かっている。

●ノーザンテーストの急成長&内枠の四位騎手
マテンロウボスキングカメハメハ×サンデーサイレンス×ノーザンテーストという組み合わせ。あまりノーザンテーストを感じさせない美しい差し脚は、パーソロン×マリーノという3代母ダイナリーズンの仏血の影響が出ているのかなと感じさせる。今回注目すべきは昆調教師から「昨年よりトモもシッカリしてきました」というコメントが出ているということ。これはショウナンパンドラのような、直近の例を挙げれば七夕賞3着のオリオンザジャパンのような、「ノーザンテーストの急成長」の可能性があり、これまでのように追い込み一辺倒ではなく、ある程度の位置を取れるようになったり、勝負ところでの反応が速くなったりしてくる可能性が高い。四位騎手は、ディサイファ札幌記念や、レッドディザイアオークスなど、内枠に入ったときは驚異的な技術を発揮しますから今回は警戒した方が良さそうだ。

●名牝系、成長力と鞍上に期待
ケイティープライドは、その名の通りヒシアマゾンスリープレスナイトを出したKaties牝系で、アドマイヤムーンを叔父に持つ。また、本馬と同じディープインパクト×Katies牝系からは昨年の愛知杯2着のリーサルウェポンが出た。マカヒキショウナンパンドラが出るディープインパクト×フレンチデピュティというニックスで、Katiesは米血のパワーもあるので1800−2000付近に適性が出たのは順当。ポイントは母母父Krisの持つDonatello→Crepello、Hyperion、Tudor MinstrelがディープインパクトのBurgcreleと脈絡している点で、この血は極めて成長力に富んでいるから、今年に入ってからの小倉大賞典0.1秒差4着、マイラーズカップ0.4秒差7着はフロックではない。前走は追えずに参考外、今回は内を割ったりする強気の競馬が得意な浜中騎手だし、ディープインパクト産駒はゼーヴィントアルバートドックと好調、GIレーシングもソルヴェイグアルバートドックと好調。52キロも恵まれた。

●洋芝は合いそう、この父でここまで活躍で来ているのは配合的なポイントがあった
シルクフェイマス×シルキーウィズというシルクホースクラブ血統のフェイマスエンドは、なかなか興味深い配合をしています。函館記念だけに関していえば、やはり父シルクフェイマスの母セイントセーラはCaerleon×RobertoでHail to Reason4×3、Bull Page≒Rarelea4×4というパワー型、洋芝適性は高そうで、やや枠は外だが人気がないのなら拾ってみたい1頭といえる。

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名種牡馬Mr.Prospectorは軽いスピードが武器というイメージが強いですが、母Gold DiggerがNasrullahとCount Fleetを通じるThe Tetrarch5×6で、この柔らかさが芝で活躍馬を残せた導引と考えられます。だから、Mr.ProspectorにNasrullahとCount Fleet(望田先生は「ナスフリート」と略される)を持ってくると、硬い体質が柔らかくなるというわけです。
例として、ヴィクトワールピサ産駒は、桜花賞ジュエラーこそ異なりますが、賞金上位馬はMr.Prospectorをクロスしたり、ナスフリートを持つMill Reelを持ってきて体質を柔らかくすることで成功しています。以下にまとめてあります。
http://derby6-1.hatenablog.com/entry/2016/05/07/215204
さて、フェイマスエンドはというと、母父がMr.Prospector系のエンドスウィープ、そして母母グレイスカップがWho’s to Know≒Don B.4×3(どちらも父がFleet Nasrullah←父Nasrullahで、自身はCount Fleetのクロス)というGold Diggerを強烈に増幅する配合をしています。

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●GIII止まりのステイゴールド産駒2頭?
マイネルミラノは、今回はオツウの須貝調教師が「何が何でも自分の競馬をさせる」とコメントしているので、「離れた2番手」という位置で競馬ができるかもしれない。しかし、種牡馬ステイゴールドというのは「前に行って頑張る血」は少なく、差し脚が武器の血統だから、GIで好勝負する馬は皆差し馬だし、母から「前に行って頑張る血」を取り込んだところで、そういう血は父と脈絡しないから、厳しいペースで踏ん張ることができず、ミラノの戦績にもそれが表れている(トランセンドのように、アーネストリーのようになれない)。オツウがいればそう楽な流れにはならないだろうから、狙いはスローになり易い新潟2000mの新潟記念だろう(と思ったら昨年同じように好走していた)。
ツクバアズマオーは、母系にVaguely Noble(Hyperion3×4、Swinford7・6×6、父ヴィエナはPretty Polly牝系)が入るので、父の持つLady Angela(ノーザンテーストの母母で、ノーザンテーストはLady Angela4×2)を増幅する配合といえ、ここまで出世したのは納得。ただ、ステイ産駒の活躍馬にしては単調な米血が多い母で、重賞で勝ち負けとなると疑問だし(いや、同じくステイ産駒で完璧な配合ではないマイネルミラノをみれば、「GIIIならやれるがGIでは限界がある配合)というべきかもしれない)、小回りで騎手の比重が高いこの重賞で特段買いたくなる鞍上でもない。
どちらも、GIまではたどり着けないステイゴールド産駒の配合とみている。

●Princely Giftの影響がある2頭
マイネルフロストは母がグラスワンダー×DayjurでDanzig3×3だが、母系に流れるPrincely Giftの影響かそういう態質の硬さなどは感じさせず、前脚が伸びる走りをする。だから内回りで好走しているのも、福島民報杯や中山金杯のように4角で周りに馬がいないとき(自分のフットワークを崩されないでよい時)で、ラブリーデイバイガエシのような立ち回りの巧さとはベクトルが違う。綺麗な走りをするから洋芝や雨はプラスとは思えないし、池添騎手や四位騎手に比べると内枠を捌くには不安がある鞍上でもある。
ホッコーブレーヴも母系に入るPrincely Giftや仏血の影響で綺麗な走りをするから、心肺機能的なスタミナではなく、燃費の良い走法で長距離を走っているというイメージだ。ダイヤモンドSは道悪、日経賞はドの付くスローペースと、力負けではないから衰えたとは思わないが、函館記念で買う馬ではないだろう。

●厳しい外枠勢・・・
トゥインクルは道悪のエリザベス女王杯を制したレインボーダリアと同じ牝系で、母母ストロークトがBimelech(Black Toney×La Troienne)5×4・4だからこのパワーで道悪が鬼なのは当然。さらに自身はノーザンテースト4×2だからスタミナもあり、小回りコースも合うが、これまでのレース振りから2000mだとさすがに忙しいのではないか。
ダービーフィズジャングルポケット×マンハッタンフィズ(=マンハッタンカフェ)で、粘着力が魅力のタイプ。当然舞台は合っているが、昨年と比較して斤量増と内枠→外枠、どこかで内に潜り込めれば好走しても驚けないが・・・。
ファントムライトはオペラハウスに、母がダイナカール牝系でもトニービンが入らないマリーシャンタルだからこの牝系らしい「斬れ」に特化していない。この馬の昨年からの成長もノーザンテーストの力であるが、大外枠から好走するとなると鞍上のファインプレーがほしい(先週のオリオンザジャパンのようにファインプレーができる鞍上ではあるが)。

●昨年の七夕賞3着も納得の血統だが・・・
マデイラクロフネ×サンデーサイレンスですが、母母マチカネササメユキがプレイメイト≒Sex Appeal2×2(Buckpasser、Striking=Mr.Busherが共通)というすごい配合で、GI3着の半弟ゴットフリートが出たのも納得がいく。こういうパワーに勝った血統は、先述したように夏に調子を上げることが多いから、この好枠なら注意してみてみたい(と、昨年の七夕賞で言えなければ・・・)。

【まとめ】
レッドレイヴンバイガエシネオリアリズムの人気3頭はコース適性は不安なし
バイガエシは鞍上が、ネオリアリズムは腕は確かだが1週目の鞍上と枠が不安
マテンロウボスは急成長している可能性があり、鞍上含め不気味
・穴ではケイティープライドフェイマスエンド
・7枠・8枠は厳しそう

特にケイティープライドに期待しています。

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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)


「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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金沢ユウダイ
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2016年05月27日(金) 17:20 みんなの競馬コラム
【日本ダービー】血統考察 byうまカレ
閲覧 2,613ビュー コメント 0 ナイス 8

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
いよいよ東京優駿、日本ダービーです。やっぱりダービーは特別です。身が引き締まります。

個人的な話をさせていただくと、高校生の頃から競走馬の血統というものが好きだったのですが、今のように自分の生活の中心が血統研究になるほどノメり込んだのは、昨年のダービーを検討していたときでした。東京で威力を発揮してきたトニービンの斬れというものは、NasrullahとHyperionに起因するもので、Hornbeam(トニービンの母父)と牝祖バロクサイドのニアリークロスでトニービンの再現性の高い配合といえるドゥラメンテと、サンデーサイレンスを介さずに、あれほどまでに柔軟性があり、日本のスピード競馬に対応できるサトノクラウンの配合を、望田潤先生のブログで学んだことがキッカケでした。そして、祖母エアグルーヴ天皇賞(秋)から18年、母と同じように府中の直線を斬り裂いたドゥラメンテの姿と血統・配合の奥深さに感極まり涙を流した昨年のダービーでした。

あれから1年、この1年間はクラシック路線に重点を置いて競馬をみてきました。その答えが5月29日に出ます。書きたいことを書いて、その時を待ちたいと思います。


今年の3歳世代は、3着以下を4馬身離した朝日杯FSをみても、4着以下を5馬身離した弥生賞もみても、やはりハイレベルであることは間違いないとところ。逆にいえば、抜けた存在がいないから、3冠はそれぞれ展開、馬場、枠順などといった外的要因を最も味方に付けることができた馬が勝つと推測しています。皐月賞ヴィクトワールピサ、ダービー・エイシンフラッシュ菊花賞ビッグウィークの2010年世代に似ています。

ディーマジェスティ
4代母Margarethenから広がる牝系で、中でもTrillionの分岐からは直仔に「鉄の女」と呼ばれ富士Sを制したトリプティクを輩出し、2013・14年凱旋門賞連覇のTreveやダート王フリオーソらも輩出している。ディーマジェスティはDoff the Derbyの分岐で、母母シンコウエルメスは英ダービー、キングジョージを制したジェネラスの半妹で、その産駒にはエリ女3着のエルノヴァや、中京記念マチカネオーラらがいる。シンコウエルメスはNantallahとRuss-Marie(Margarethenの母=ディーマジェスティの5代母)のニアリークロス(NasrullahとGallant Fox≒Maarguery)5×3を持つパワー型で、そこにブライアンズタイムを配されたのがディーマジェスティの母エルメスティアラだから、極めてパワーとスタミナに特化した母といえる。このパワーとスタミナに偏重した母に、柔らかいディープインパクトを配されたディーマジェスティは、一般的なディープインパクト産駒ではなく、だからこそ急坂のある中山で肉弾戦となった皐月賞はこの馬に最も外的要因が向いていたといえよう。中間のフォトパドックを見ても明らかに他のディープ産駒に比べてお尻が大きな馬体で、東京では仮にレースが流れたとしても急坂がない分皐月賞程のパワーとスタミナが求められるレースにはならないし、良馬場で、急坂がない東京で、33秒台の上がりが求められるレースになったとき、このハイレベル世代において2冠奪取というのは非常に難しいと思うのだ。

マカヒキ
ウリウリの全妹で、ショウナンパンドラらが出るディープインパクト×フレンチデピュティという配合で、サザンヘイローを通じるHalo≒Sir Ivor≒Red God3・5×6・5。また、母母父Rainbow Coner→母父フレンチデピュティ→父ディープインパクトと3代に渡ってNasrullah≒Royal ChergerとPrincequilloを継続して交配されているから斬れる。よく父と比較をされるが、特にコーナリングにおいては、父の場合は抜群の柔軟性から股関節の可動域の大きさを活かしたチーターのようなコーナリングだったが、この馬の場合はHaloらしい“サササッ”というコーナリング、直線のストライドも父ほど雄大なものではない。瞬発力が活きるダービーの舞台は合っているが、これまでのような後方からの競馬で、このハイレベル世代で、前にいるライバルをまとめて差し切れるほど力は抜けていないだろう。

サトノダイヤモンド
マカヒキと同じサザンヘイローを通じるHalo≒Sir Ivor3・5×4・4。母マルペンサは亜古馬牝馬チャンピオンに2度輝いた名牝で、HaloやNothern Dancer、デインヒルなどの牝祖Almahmoud6・7・5×5・6という強烈なクロスを持つ。また、マルペンサの血統表の1/4部分である3代母RiviereはHaloを持たないが、その父LigicalはBlue Larkspur、Man o’War、The Tetrarch、Pharamond、Sir GallahadなどがHalo共通で、Almahmoudだけでなく、LogicalでもHaloの血統構成を増幅させているのがすごい。とはいえ、BCマイルを連覇した母父父LureはDanzig×Alydarという配合馬で、これはジェンティルドンナの母父Bertoliniと同じでパワーに特化。このパワーをHalo的な柔らかさで中和しているが、走りをみるとやはり地面に叩きつけるような走法で、体型に恵まれているから完歩は大きいがストライドが伸びているとはいえないから、特別東京向きというわけではない。皐月賞きさらぎ賞から直行というローテーションに加え、池江調教師は先行有利な馬場状態だったため、ルメール騎手に「好位の5〜7番手くらいの先頭から5馬身差くらいを追走してくれ」と指示を出したという(*1)。向こう正面でルメール騎手が追っつけ、ハイペースに付いていったのは、その「先頭から5馬身差くらいを追走してくれ」という指示を守っていたからで、そのことに加え直線での不利がなければマカヒキと2着争いに絡んでいたであろう非常に強い負け方。最も崩れないのはこの馬だろう。

リオンディーズ
シーザリオは、強い遺伝力を持つHabitatの影響で自身と同じ外回り向きのストライド走法で走る産駒を多く輩出する名繁殖牝馬で、リオンディーズのあの完歩の大きさ(サトノダイヤモンドマカヒキよりも一完歩が大きいとMahmoudさんが試算されている(*2))、あのフットワークはどこからどう見ても明らかに直線の長いコース向き。また、リオンディーズに関してはー蠢阿函↓∪泙蟾腓ど坩造砲弔い堂樟發鮖っている。

ー蠢阿砲弔い討蓮リオンディーズは道中を右手前で走る右回りの朝日杯において、直線に入り左手前に替えてから、内回りとの合流地点で再度右手前に戻し、末脚が爆発。マイル戦で完全なエアスピネルの勝ちパターンを差し切るという、とんでもないパフォーマンスを披露した。弥生賞こそしっかり直線では左手前一本で走っていたが、皐月賞ではミルコ騎手もコメントをしているように、残り300m地点までコーナリングから手前を替えずに右手前のまま走っていた。このことからリオンディーズは、左手前以上に右手前の方が走りやすい、好き、得意なのではないかと推測できる。だから道中右手前が温存できる左回りの今回はどんな末脚を繰り出すのか、個人的には「楽しみ」というより、「恐ろしさ」さえ感じている
∪泙蟾腓ど坩造砲弔い董▲潺襯概骸蠅蓮Web Sportiva(*3)において、『皐月賞で「向こう正面でマウントロブソンが近付いてきたところで掛かった」と言われていますが、「リオンディーズのフットワークを活かすために自分の意思で出していった」が、レース後振り返ってみると、明らかに速すぎたと思い、自身の騎乗を悔やんだ』という趣旨のコメントを残しています。つまり、皐月賞リオンディーズは鞍上の指示通りに走れていたわけで、決して掛かったわけではなかった。また、新馬戦と休み明けは掛かるそぶりを見せていましたが、皐月賞での走りは、エピファネイアと同じように、「掛かっている」というよりも「パワーで突進している」という表現の方が正しく、ミルコ騎手の手腕を持ってすればそのパワーをコントロールすることができると思うのです。

Cコースに替わり、先行有利な近年のダービーにおいては、マカヒキなどと異なり、弥生賞、皐月賞と先行させたことが活きてくるとも思うし、得意である可能性が高い右手前の威力を存分に発揮できる左回り、圧倒的に大きなストライド、先行できるパワースピード、その特徴をフルに活かせる条件に好転する東京2400mでどんな走りを見せてくれるのか、楽しみでなりません。

エアスピネル
Bold RulerやTudor Minstrelのスピードを伝えるアイドリームドアドリームの牝系で、この牝系は器用さがあるのでエアシャカール皐月賞)やエアメサイア秋華賞)やエアシェイディ有馬記念2年連続3着など)、エアアンセム(ホープフルS)など内回りでの好走が目立つ。本馬も小刻みなピッチ走法で走るのでコーナリングは抜群に巧く、外回り<内回りであることは間違いないところ。しかしいくら枠順や展開の恩恵が働いても距離が伸びて皐月賞上位組を逆転できるとは思えない。

スマートオーディン
母レディアップステージはGII時代のプリティポリーSを制し、GIオペラ賞では3着。父Alzao、Busted、Fair Trialとウインドインハーヘアと血統の共通項が多い馬。とはいえ、Habitatを通じてSir Gaylord4×5を持つから前駆で走り、ベストは平坦コースか。プール調教などで心肺機能を高めてきたが、やはり体型はマイラーに近く、ダービーを1着で駆け抜ける馬体にはみえない。2400mも長く、スローでどこまでやれるかだろう。

ヴァンキッシュラン
母リリーオブザヴァレーは2010年のオペラ賞勝ちで、ND3×6・6・5、叔父には昨年のUAEダービーを制したMubtaahujがいる。母はMiswaki≒ラストタイクーンでNasrullahとPrincequilloとLa Troienneのクロス、更にBold Reason≒Never Bendでもあるからパワー型で、前脚の可動域は狭くストライドは伸びないが、Galileoらしい持続力で長い脚が使えるタイプ。しかし皐月賞上位組が見せたこれまでにみせたパフォーマンスと比較すると、それ以上のものは感じなかったから3着までとみる。

レッドエルディスト
母は父、母父、母母父、3代母父とNasrullah血脈が入り、母母Alruccabaはクリスタルパレス×ゼダーンでGrey Sovereign4×3とフランス血脈をクロスしているから斬れる。しかし父がゼンノロブロイでマイニングとNever Bendを通じLa Troienneのクロスの影響かヴァンキッシュランと同じく前脚の可動域は狭い。自分の競馬に徹してどこまでやれるかだろう。

レインボーライン
面白いのがNHKマイルC3着のレインボーライン。3代母レインボーローズがRoyal Cherger≒Malimdi4×3、Prince Rose4×4、母父フレンチデピュティの母MitterrandもBold RulerとPrincequilloを持つので、母レーゲンボーゲンはRoyal Cherger≒Milindi=NasrullahとPrince Rose系を増幅した配合といえ、外回りで長い脚を使うことに長けている。体型をみてもマイラーとは思えないので、距離延長はプラスととらえたい。今年の3着穴があるとすればこの馬ではないか。

【まとめ】
条件好転のリオンディーズが兄の無念を晴らすとみる。相手は大崩れが考えられないサトノダイヤモンド。この2頭の争いで、穴ではレインボーラインに少し注目してみたい。

*1 サラブレ6月号『JRA調教師池江泰寿のやっぱり だから 競馬は 難しい 面白い』(28~29頁)
*2 サラブレ6月号『皐月賞&桜花賞ラプ・完歩ピッチ分析』(18~21頁)
*3 Web Sportiva『皐月賞はボクがへたくそ」デムーロのリオンディーズがダービーで復権』


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【参考】
日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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2016年04月15日(金) 18:39 みんなの競馬コラム
【皐月賞】血統考察 byうまカレ
閲覧 2,078ビュー コメント 0 ナイス 8

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
先週の桜花賞http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7063)では、
相手筆頭としてジュエラーを挙げ、「配当面を考えれば、ジュエラーから「3着候補」へのワイドなどが面白いか」、と書いていたので何とか面目は保つことができたでしょうか。

さぁ、今週はいよいよ皐月賞
ここまで役者が揃ってわくわくする皐月賞は、2010年以来な気がしています。

偏に「スピード」といっても、Fair Trialを経由しているNureyevやSadler’s Wells系のスピードはパワーに寄って「突進している」という表現が合うスピードです。一方HaloやNasrullahなどのスピードは軟質なスピードです。日本競馬では後者が重要で、日本のみで発展しているサンデーサイレンス系やロベルト系(父祖Royal ChergerはNasrullahと3/4同血)、サクラバクシンオー系の優越を見ても明らかです。
皐月賞は内回りコースを1周する、非常に「レースセンス」が問われるレース。Haloという血はその軟質なスピードから「レースセンス」も特長のひとつです皐月賞馬の中でも中山が得意なヴィクトワールピサはHalo3×4、ロゴタイプはHalo4×3でした。
何故今回Haloという血からこのコラムを書き出したかというと、3強うちのディープインパクト産駒2頭、サトノダイヤモンドマカヒキは「サザンヘイローを通じるHaloのクロス」という共通点があるからなのです。

サトノダイヤモンドはHalo≒Sir Ivor3・5×4・4、母マルペンサは亜古馬牝馬チャンピオンに2度輝いた名牝で、HaloとNothern Dancer、デインヒルなどの牝祖Almahmoud6・7・5×5・6という強烈なクロスを持ちます。また、マルペンサの血統表の1/4部分である3代母RiviereはHaloを持ちませんが、その父LigicalはHaloとBlue Larkspur、Man o’War、The Tetrarch、Pharamond、Sir GallahadなどHalo共通の血が非常に多いです。Almahmoudだけでなく、LogicalでもHaloの血統構成を増幅させているのがすごいです。
母父Openは92,93年のBCマイルを連覇したDanzig直仔のLureという馬の産駒で仏2歳GIモルニ賞を制しました。Lureは種牡馬能力が乏しく産駒頭数は非常に少なかった馬。連覇を達成した93年のBCマイルで2着だったのが日本調教馬で初めてケンタッキーダービーに挑戦したスキーキャプテンの姉スキーパラダイスラニスキーキャプテン以来にケンタッキーダービーに挑戦する年に、Lureの血を持つ馬がクラシックを沸かせているというのは感慨深いものがあります。
少し脱線してしまいましたが、LureはDanzig×Alydarという配合馬で、これはジェンティルドンナの母父Bertoliniと同じです。Haloが上手く中和させていますが、やはりパワー型で、そんな中でも手足が長く体型に恵まれているのはジェンティルドンナと良く似ています。ダービーがスローペースにでもならない限り、ダービー<皐月賞型とみています。道悪も苦にしないでしょう。懸念点は、ローテーションと戦ってきた相手が弱すぎたのではないかということでしょう。

マカヒキは好相性のディープインパクト×フレンチデピュティという配合で、サザンヘイローを通じるHalo≒Sir Ivor≒Red God3・5×6・5。また、母母父Rainbow Coner→母父フレンチデピュティ→父ディープインパクトと3代に渡ってNasrullah≒Royal ChergerとPrincequilloを継続して交配されています。東京では更にパフォーマンスが上がるタイプだとは思いますが、中山でも大きなマイナスにはならなさそうな走りをします。ただ、やはり多頭数での競馬を経験していないこと、競馬の形が限られそうなことは皐月賞においではマイナスでしょう。

3強のうちのもう1頭、リオンディーズの母シーザリオは、自身もそうでしたが強い遺伝力を持つHabitatの影響で外回り向きのストライド走法で走る産駒を多く輩出する名繁殖牝馬です。リオンディーズの、あのしなやかな走りはやはりHabitatの影響だろうと考えられます。また、Nureyev≒Sadler’s Wells4×3という3/4同血クロスも持ち、このクロスによるパワーも兼備しています。ダート馬に出てもおかしくない血統ながらも、Habitatが伝わっていること、この「字面の血統から逸脱したものが発現している」というのは大物に共通していることです。
完全なエアスピネルの勝ちパターンを、能力だけで差し切った朝日杯は後世に語り継がれるであろう衝撃のパフォーマンスでしたし、更に驚いたのは右手前1本で差し切ってしまったということです。もしリオンディーズが、右手前マイスターということであれば、道中右手前を温存できる左回り(ダービー)ではどれほどのパフォーマンスを見せてくれるのか。想像すると恐ろしささえ覚えます。掛かりながらもったままで4角先頭、そこからエアスピネルを突き放した弥生賞のパフォーマンスはマカヒキと双璧をなしますしここは絶対能力に期待したいところです。

エアスピネルはBold RulerやTudor Minstrelのスピードを伝えるアイドリームドアドリームの牝系で、この牝系は器用さがあるのでエアシャカール皐月賞)やエアメサイア秋華賞)やエアシェイディ有馬記念2年連続3着など)、エアアンセム(ホープフルS)など内回りでの好走が目立ちます。本馬も小刻みなピッチ走法で走るのでコーナリングは抜群に巧く、外回り<内回りであることは間違いないでしょう。普通に走ったのならいわゆる「3強」に叶わないことは弥生賞の通りで、ここは早め先頭くらいしか逆転への道は無さそうですがそれでも勝ち切ることは厳しそうです。道悪はプラス。

何度も書いているように皐月賞は「レースセンス」が問われます。そういった意味では、アドマイヤダイオウナムラシングンは動きが怠慢で本質的には広いコース向き、マウントロブソンも成長力は褒めたいです前走はやはりシュタルケ騎手の好騎乗によるものが大きい・・・

となると穴馬の中で最も皐月賞型なのは京成杯を制したプロフェットトゥザヴィクトリーサイレントディールなどを送り出し、この2頭がダートでも結果を残しているように「粘り」の要素を強く伝えるフェアリードールの牝系で、内2000はピッタリなタイプではあります。

共同通信杯を制したディーマジェスティ凱旋門賞を連覇したTreveや、GIを9勝し日本の富士Sも制したTriptych、さらにフリオーソや日本で発展しているクロカミ→クロウキャニオン系などが属するMargarethenの牝系でエリザベス女王杯3着などと活躍したエルノヴァの姪にあたります。パワーは間違いありませんから中山や道悪が合うのは確か。

【まとめ】
マカヒキは競馬の形が限られていること、多頭数競馬の経験、道悪などから3強の中では最も低い評価。エアスピネルは道悪はプラスだろうが本質的にはマイラーだから2000mででこのメンバー相手に勝ち切ることはないだろう。
となると、残るはサトノダイヤモンドリオンディーズの比較ということになる。先述したように皐月賞適性でいえばサトノダイヤモンドリオンディーズだろう。たしかにサトノダイヤモンドは垢ぬけた馬体で大物感があり、道悪も苦にしないだろうが、リオンディーズの、あのエアスピネルの勝ちパターンを右手前1本で勝ち切ってしまった朝日杯のパフォーマンス、Nureyev≒Sadler’s Wells4×3でありながらもHabiatが伝わった走りをしている血統、遺伝の奥深さ、そんな絶対能力に期待してリオンディーズを上に取りたい。
弥生賞上位3頭+サトノダイヤモンドの力が抜けすぎていると思っているが、皐月賞型であるのはプロフェットディーマジェスティだろう。

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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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2016年03月04日(金) 19:10 みんなの競馬コラム
【報知杯弥生賞】血統考察 byうまカレ
閲覧 1,179ビュー コメント 0 ナイス 7

学生団体「うまカレ」副代表の金沢ユウダイです。今週もよろしくお願いします。
先週の中山記念では、昨年の二冠馬ドゥラメンテが貫禄勝ち。皐月賞でもダービーでも4コーナーでは逆手前で走っていましたが、今回もそこは改善されず(^^;)しかし、コラムでも書いたように、やはり左手前での伸び脚の方が良いと思いますので、左回りで直線の長いドバイシーマクラシックでは、直線のどこで左手前に替えるのか(替えないかもしれませんが)注目して見てみたいと思います。普通に走れば勝てるでしょう。
2着アンビシャスと3着リアルスティールも例年の中山記念であれば楽に勝てていたパフォーマンスだったと思います。僕は「4歳四天王」などと呼んでいますが、サトノクラウンを加えた4頭はとてつもないハイレベル。今年の競馬が楽しみになる1戦だったと思います。コラムでは『「得意の左手前を活かせる右回りで器勝負のドゥラメンテvsコース適性+距離抜群のリアルスティール」という構図。続いて中山はベストではないが、能力ならドゥラメンテリアルスティールサトノクラウンと並んで4歳四天王といえるアンビシャス』と、最初に名前を挙げた3頭での決着。良かったです。(中山記念のコラムはこちら

さて今週からいよいよクラシックのトライアルがスタート。
近年の弥生賞は、エピファネイアキズナといった後のGIホースが馬券圏外となったり、アダムスピークシャイニングレイといった1番人気馬も敗れるなど波乱も起こりやすいレースとなっています。しかし、今年のクラシック世代は現4歳世代に負けず劣らずの超ハイレベルだと思っていて、波乱は考えにくいというのが結論です。

●器の違いで
リオンディーズはNureyev≒Sadler’s Wells4×3、Buckpasser6×6などパワー寄りのクロスを持っており500キロ近いガチッとした馬体ですが、母父スペシャルウィーク、父キングカメハメハの持つMill ReefやNijinskyで3代母父Habitatの血を増幅させているので、やはり母シーザリオ、兄エピファネイアのように雄大なフットワークから末脚を繰り出します。パワー型でダート馬に出てもおかしくないであろう配合から、こういうタイプを輩出できる母シーザリオの、更に突き詰めれば3代母父Habitatの遺伝力の強さを感じます。完全なエアスピネルの勝ちパターンを、能力だけで差し切った朝日杯は後世に語り継がれるであろう衝撃のパフォーマンスでした。
また、朝日杯は右手前1本で差し切ってしまったということも驚きです。もしリオンディーズが、ドゥラメンテとは反対に右手前が得意ということであれば、道中右手前を温存できる左回り(ダービー)ではどれほどのパフォーマンスを出して来るのか。想像すると恐ろしささえ覚えます。
ここは2000mへの距離延長は大歓迎、一歩が大きな馬なので、内回りという点で他のコーナリングの上手い馬とのハンデはありますが、それは先週のドゥラメンテも同じでした。能力の違いで差し切ってくれるのではないかと思っています。

●何でもできる万能性
マカヒキは柔らかさを伝えるディープインパクトに対して、パワーとRoyal Cherger(≒Nasrullah)、Princequilloを供給できるという点から成功しているディープインパクト×フレンチデピュティという配合。母母父Rainbow Coner→母父フレンチデピュティ→ディープインパクトと3代に渡りNasrullahとPrincequilloを継続して配合されており、走って当然といえる配合です。また、サトノダイヤモンドと同じくサザンヘイローを通じるHaloのクロスを持っているため、コーナリングもスムーズで競馬が上手というのが長所。リオンディーズを「距離A」「コース適性B」とするならば、マカヒキは「距離A」「コース適性A」で、器で挑むリオンディーズに対してこちらは万能性で挑むといったイメージです。弥生賞とは直接関係ありませんが、内目有利の馬場状態となることが多いダービーを考えると、マカヒキのような器用さは武器になりますよね。

コディーノのように
エアスピネルはBold RulerやTudor Minstrelのスピードを伝えるアイドリームドアドリームの牝系で、この牝系は器用さがあるのでエアシャカール(皐月賞)やエアメサイア(秋華賞)やエアシェイディ(有馬記念2年連続3着など)、エアアンセム(ホープフルS)など内回りでの好走が目立ちます。本馬も小刻みなピッチ走法で走るのでコーナリングは抜群に巧く、外回り<内回りであることは間違いないでしょう。(距離は合っていたとはいえ、コーナリングの上手さを活かせない外回りのマイル戦だった朝日杯で3着以下を6馬身離したパフォーマンスを見ると、もし中山マイルの朝日杯だったら楽勝だったはずなのです。それを距離不足ながら右手前一本で差し切るリオンディーズはどれほどの馬なのでしょうか。)
いかにもコディーノとイメージが被り、弥生賞や皐月賞は完成度と立ち回りの巧さで好走は可能、しかし距離が若干長いので勝ち切るのは厳しいといったところでしょうか。「距離B」「コース適性A」というイメージです。

●パワー&スタミナ
寒竹賞を制したタイセイサミットは、先週の阪急杯に出走していたミッキーラブソング(母コウイタ)やオメガヴェンデッタ(母ビハインドザマスク)らと同じ3代母ヴァインゴールドの牝系。この牝系は短距離を走るためのパワーを伝える牝系ですが、ドクターデヴィアスを経由すると、叔父ベールドインパクトのようにスタミナも受け継ぐ馬も出現しています。本馬がダイワメジャー×エンドスウィープという字面ながら2000mの500万を勝利したというのはこのスタミナが伝わっているからでしょう。分かりやすい言葉を使えば「バテない」、「長く良い脚を使える」タイプで、エアスピネルのスタミナが尽きたところにチョコッと差して3着、そんなイメージがあります。エアレーションで差しが決まりやすい馬場状態も合っているでしょう。

●珍しいクロスで、舞台は合っている
イマジンザットは、共同通信杯を制したショウナンアルバの半弟で、父がディープインパクトなのでQueen’s Hussar5×4という珍しいクロスができます。Queen’s HussarはFair Trial3×3、Fair Trialは優れたスピードや曲飛を伝えるので中山2000m替わりは歓迎でしょう。能力的には3強に及びませんが、コースは合っています。

●完成度の高さで
連闘で挑むアドマイヤエイカンは、フサイチエアデールライラプスフサイチエアデールなど早期から活躍できるパワーを伝えるラスティックベルの牝系で、本馬も2歳夏に重賞を制しました。好枠を引きましたし、この時期のレースでの「完成度」は侮れません。

【まとめ】
やはり、「中山はベストではないものの、器で勝負」のリオンディーズと、「器用で何でもできる」マカヒキの一騎打ちが濃厚。そこに距離は不安も、コーナリングが抜群に巧いエアスピネルと、タイセイサミットイマジンザットの2頭がどこまで加われるか。



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2013年03月27日(水) 19:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 〜第229話大阪杯(謎解き編)〜
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第229話 「大阪杯」


08年 35.5-48.4-34.8 =1.58.7 ▼5△1△ 1 瞬発戦
09年 36.0-48.9-34.8 =1.59.7 ▼2▼7△ 5 瞬発戦
10年 36.0-48.1-35.4 =1.59.5 ▼1△2△ 5 平坦戦
11年 35.8-46.7-35.3 =1.57.8 ▼3△5△ 4 平坦戦
12年 39.1-51.1-35.3 =2.05.5 ▼4▼7△10 瞬発戦 稍

ラスト4F目→3F目は過去5年全て加速が生じる瞬発戦か平坦戦というレース傾向。
ここは4コーナー区間なので(当たり前かもしれませんが)内回り向きの機動力があった方がベターでしょう。
とはいえ多くのG汽ラスの馬がステップレースとして出走しているので外回り向きの馬でも十分勝ち負けしています。
「叩きレース」という意味合いが強いのでテンから飛ばすことはあまりなく基本後傾ラップで若干前有利となっています。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。

1着馬
ダイワスカーレット 【瞬8平1消0】
ドリームジャーニー 【瞬6平1消0】
テイエムアンコール 【瞬7平4消1】
ヒルノダムール   【瞬3平4消0】
ショウナンマイティ 【瞬4平1消0】
2着馬
エイシンデピュティ 【瞬2平7消1】
ディープスカイ   【瞬7平3消0】
ゴールデンダリア  【瞬5平1消0】
ダークシャドウ   【瞬4平0消0】
フェデラリスト   【瞬2平2消1】

瞬発戦実績が重要という傾向です。
但し、出走馬の大半はこのタイプになってしまうかも…。
ということなのでこのレースは馬の適性だけで予想するのは困難と思われます。
偏りのあるデータがいくつかあるのでまずはそこをチェックします。

【枠順別成績】
1〜4枠 0-0-2-21 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 8.7%
5〜8枠 5-5-3-26 勝率12.8% 連対率25.6% 複勝率33.3%

とにかく外枠有利です。
毎年大阪杯の週からA→Bコースに変わります。
内回りコースを1周ちょっと走るコースレイアウトで外の馬場の方が使われていない分走りやすいのだと思われます。
過去10年で見ても4枠より内で勝利したのは07年のメイショウサムソンしかいません。

【斤量別成績】
57kg以下 5-4-1-36 勝率11.1% 連対率20.0% 複勝率22.2%
58kg以上 0-1-4-11 勝率 0.0% 連対率 6.3% 複勝率31.3%

斤量が58kg以上は実績馬ということなのですが3着が多いため複勝率は高くなっていますが実はあまり勝ちきれていません。
58kg以上だった16頭のうち11頭は休養明けだったというのも敗因の一つでやはりG義阿琉戝,という意味合いが強いのでしょう。
過去10年で見ても58kg以上の馬は2-3-6-20となっていてやはりイマイチです。
ここで注目なのは年齢です。

【斤量58kg以上だった馬の年齢別成績】
4歳   2-2-2- 4 勝率20.0% 連対率40.0% 複勝率60.0%
5歳以上 0-1-0-16 勝率 0.0% 連対率 5.9% 複勝率 5.9%

馬の成長度からすればピーク中であろう4歳馬は58kg以上でも問題ないが5歳以上となると割り引きが必要でしょう。
ちなみに5歳馬以上唯一の連対馬は03年のマグナーテン(出走時7歳)で暮れのJCを4着、前走AJCCを1番人気1着という晩成馬なのでレアケースかもしれません(晩成タイプは注意)

【前走クラス別成績】
G機腺猫供4-3-5-18 勝率13.3% 連対率23.3% 複勝率66.7%
G薫焚次 1-2-0-29 勝率 0.3% 連対率 9.4% 複勝率 9.4%

実績馬の成績がイマイチとはいえ流石に別定G兇離譟璽垢世韻乏覆魯愁灰愁海△辰進がベターという傾向で前走G彊幣紊離ラス出走の方が優秀です。

これらをまとめると、瞬発タイプ、斤量が57kg以下(4歳馬を除く)、前走G彊幣紂△箸いη呂
アスカクリチャンショウナンマイティダークシャドウローズキングダムヴィルシーナ
の5頭です。
オルフェーヴルの名前がありませんが過去の傾向からすれば「あって2着」となっています。
規格外の馬なのは確かなので流石に無印はどうかなぁ。
が、その昔01年のこのレースで前年無敗を通したテイエムオペラオーが5歳になった初戦、単勝1.3倍の圧倒的人気に支持されながら4着に敗退しトーホウドリームエアシャカールで大波乱(馬連38.890円)となったケースもあります。
オルフェ、いつ消すか?今ごにょごにょ…(圧倒的な人気馬なので大きな声ではちょっと)
内回り2000mは初めての出走ですがドリームジャーニーの下だけあって適性的には全く問題はないと思います。
オルフェーヴルはギャンブル的には消しなんですが以後のG気任寮垢蠑紊りを考えると勝ってゴールドシップと対戦させたいですよねぇ。

穴は上記にも名前が挙がったアスカクリチャン
このレースは血統的には母父ノーザンテースト系が多く馬券になっています。
ノーザンテーストでなくてもノーザンダンサー系を含む血統の馬が多いですし2度馬券になっているドリームジャーニーはノーザンテーストの4×3なんです。
つまりオルフェーヴルも同じなんですけど…。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
オルフェーヴルヴィルシーナダークシャドウ
このレース連対経験があるショウナンマイティダークシャドウですが基本的には外回り向きの馬だと思うので評価を下げました。
ヴィルシーナは自由自在な馬で内回り向きの機動力があります。
でも個人的にはなんとなくこの手の馬には一度横山Jに騎乗してもらいたいなぁと感じます。
もちろん内田Jが下手という訳ではないのですが、優等生のこの子には熱血教師のウチパクさんよりも人当たりのいいノリさんが担任の方がいいんじゃないかと(>あくまでイメージです)

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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エアシャカールの口コミ


口コミ一覧
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エアウィンザーが致命的な弱点発覚も「シャドーロールの怪物」へ名乗り!? ディープインパクトを導いた"武豊マジック"で大化けの可能性!━ Gambling Journal ギャンブルジャーナル /2017年02月08日 09時00分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2017/02/post_2528.html

12日の共同通信杯(G3)で正念場の一戦を迎えるエアウィンザー(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)。主戦の武豊騎手をもってして「やってもらわなきゃ困る馬」と言わしめる大器は、ここまで3戦1勝。期待されたほどの成果を上げられていない。

 昨年、「最強世代」の一角として確かな存在感を放ったエアスピネルの全弟。デビュー前から関係者に「兄以上の器」と評されていたが、デビュー戦で今回もライバルとなるムーヴザワールドに後れを取り、前走の福寿草特別(500万下)でも大きな痛手となる敗北を喫した。

 無論、デビュー前の評判馬が実はまったくの過信だったというケースは、サラブレッドという生き物が主役となる競馬ではよくあることだ。

 しかし、エアウィンザーの場合は思うような結果が出ていない「原因」は明確に存在するらしい。それが、じょじょに明らかになってきたようだ。

「前の馬を抜こうという気持ちを見せない」

 6日の『東京スポーツ』の取材にそう答えたのは、担当の辻野助手だ。角居調教師も「本気を出さなくても、並び掛けるところまでは走れてしまう。高い能力があるが故の難しさがありますね。どうすればマックスを引き出すことができるのか」とサラブレッド特有の闘争心が見られないことに頭を抱えている。

 主戦の武豊騎手も共同通信杯を戦うに際して「どうやって彼の本気を引き出すか。考えるのは、その一点」と、やはりエアウィンザーの本来のパフォーマンスを如何に引き出すかを思案しているようだ。

 そこで陣営が検討しているのが、シャドーロールの投入だ。目と鼻の間にボア状のロールを装着することで下方を見えにくくし、前方への集中力を増加させる効果などが見込める馬具である。

 実際にエアウィンザーの一族には、シャドーロール投入によって出世した馬も多い。エアウィンザーの祖母にあたるエアデジャヴーや、叔父の2冠馬エアシャカールなどがその代表的な例であり、確かな効果が見込めるのかもしれない。


他にも、「シャドーロールの怪物」と呼ばれた三冠馬ナリタブライアンの例は、あまりにも有名だ。

 G1を3勝したビワハヤヒデの弟として期待されたナリタブライアンはデビューから苦戦が続いていたが、シャドーロールの装着で一変。いきなり京都3歳S(現・京都2歳S)で従来のレコードを1.1秒も更新する圧勝劇を披露すると、そのまま史上5頭目の三冠馬に登りつめた。

 ただし、これらはあくまで顕著な成功例だ。

 シャドーロールを装着することによって逆に集中力が増し過ぎてイレ込みの原因となったり、馬が慣れてしまうと効果が不透明になることからも、使用を控える競馬関係者も少なくはない。実際に辻野助手も「まだ器具に頼りたくない」と考えているようで、調教にも工夫を凝らしているようだ。

 したがって、陣営も今回のシャドーロール投入を慎重に検討するようだが、一方で前の馬を抜きに行かなかったり、併せ馬をやめてしまうといった「本気で走らない気性の馬」を、レース中の工夫でカバーした例はいくつもある。

 例えば、古馬になって阪神大賞典(G2)を勝ち、春の天皇賞(G1)でも3着に好走したナムラクレセントも、若駒の頃は今のエアウィンザーと同じような気性の持ち主だったようだ。そこで陣営は、カンフル剤的な意味合いで「逃げ」の戦術を試みている。「前の馬を抜かさないのなら、最初から一番前にいればどうか」という発想なのだろう。

 4歳夏の条件戦で初めて逃げを試みて、レースを快勝したナムラクレセントだったが、結果的にそれが出世の大きな"きっかけ"となったようだ。先述した阪神大賞典の勝利や天皇賞・春の好走は、そんな経験がもたらしたものだった。

 また、近代競馬の代表馬となるディープインパクトも、実は気性的に大きな問題を抱えた馬だったようだ。


 2006年の凱旋門賞(G1)の敗因に関して、池江敏行調教助手は「馬体を併せると本気で走らない」という問題点をディープインパクトの引退後に明かしている。逆に述べれば、「引退後」でないと明かせないほど競走馬としては大きな弱点だったということだ。

 その点に関しては主戦の武豊騎手も同様で、引退レースを終えてから改めて敗れた有馬記念や凱旋門賞で「馬体を併せる形になったレースでは伸びなかった」と証言。

 ディープインパクトといえば、あまりにも鮮やかな大外一気が印象的だったが、大きな距離ロスをしてでも大外に持ち出されていたのは「スムーズなレースをすれば勝てる」という意味合いだけでなく、実は致命的な問題を抱える気性面も考慮しての戦術だったということだ。

 エアウィンザーの共同通信杯を前にして「どうやって彼の本気を引き出すか」と話している武豊騎手の"構想"には、そういった過去の名馬で培われた試行錯誤が重ねられているのではないだろうか。

 我々の度肝を抜くような"ユタカマジック"で、不振にあえぐ逸材が大きな変貌を遂げるシーンを期待したい。

 果たして、大きな問題点が明確に浮上した「大器」エアウィンザーを陣営がどう"大化け"させるのか......有望なメンバーの揃った今年の共同通信杯は、牡馬クラシックの「主役」の出現を目撃する一戦になるかもしれない。

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