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【エ女王杯】アパパネ5冠へ究極追い

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【エ女王杯】アパパネ5冠へ究極追い

 エリザベス女王杯制覇へ向けて、3冠牝馬のアパパネが10日、滋賀県の栗東トレーニングセンターで最終追い切りを行った。動き、タイムとも上々で、好仕上がりをアピール。3歳vs古馬の頂上決戦を制し、牝馬初の年間GI4勝の偉業を達成する。

 究極の状態で挑む5つ目のGIタイトル。3冠牝馬アパパネが、高いテンションを抑えながら、最終追い切りを敢行した。

 馬場入りの際、横向きに歩いて首を振る。CWコースで鞍上の福田調教厩務員がパートナーを落ち着かせ、なだめるようにスタートした。秋華賞時に比べ、気持ちが高ぶっていたため、トップスピードになるのが予定よりも早く、ラスト1ハロンは13秒1を要したが、フットワークは最後までしっかりしていた。及第点のつけられる内容だろう。

 「少しテンに行きたがったかな。その分、全体の時計(6ハロン78秒8)自体は速かったかもしれないが、何ら問題ないよ。いい調教ができたと思います」

 国枝栄調教師は多少の誤差を認めたが、許容範囲内であることを強調する。ピークの状態で完璧なレースをした秋華賞から中3週。前走の疲れは確かにあったが、そこは3冠を達成した心身とも強靱な牝馬。「すぐに元気になってここまで来た。目標のレースに向け、うまい具合に仕上がったと思います。体重も前回と同じくらい。状態はいい意味での平行線です」とトレーナーは仕上がりに自信を持っている。

 阪神JFに牝馬3冠を加え、GIは4戦全勝。エリザベス女王杯を勝てばJRA史上で最速(3歳11月)となるGI5勝目となり、年間4勝は牝馬では史上最多だ。「記録に関しては特に意識はしていません。自分の競馬をして結果がついてくればいい」。アパパネを信頼しているからこそ、国枝師はあくまで冷静だ。古馬や外国馬との初対決も意に介していない。

 女王杯を勝てば、年度代表馬のタイトルが視野に入り、有馬記念への出走も期待されるが、「今後のことはまったく考えていないし、目の前のレースに全力投球するだけ」と指揮官に迷いはない。

 史上最強牝馬へ、アパパネの快進撃は続く。(高尾幸司)

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