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ウマニティオーナーズにて共有オーナーを募集したハワイアンタイムが、先週日曜東京8Rの4歳1勝以上クラス(芝1600m)で地方・大井からの再転入初戦を迎えた。
ハワイアンタイムは、父ロードカナロア、母ザマンダ、母の父コマンズという血統の4歳セン馬。栗東・昆貢厩舎の管理馬で、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。馬主は 吉田 勝利氏で、昨年末ウマニティオーナーズを介し現在は共有オーナーとして所有している。
昨年6月に昆貢厩舎からデビュー。阪神競馬場で行われた3歳未勝利戦(芝1600m)で17着(勝ち馬から3.5秒差)と、デビュー時期もさることながら、その名の通りなんともゆったりとした結果に。
8月には小倉競馬場にて距離延長で2戦目を迎えるが16着(勝ち馬から2.9秒差)と、続けての大敗だった。デビューの遅れが響いてしまい、地方・門別へ転厩することに。
転厩後の初陣は10月に行われた門別でのダート1000m戦。これまでとはガラリと変わる舞台だったが、落合玄太騎手を背に初勝利を飾る。2週間後の同舞台を連勝し、まさしく"波乗り"状態。
その後、11月のサラブレッドオークションにて現オーナーである吉田勝利氏が購入されます。「みんなと一緒に楽しめる環境をつくりたい」そんな吉田氏の想いのもと、ウマニティオーナーズを通じて共有オーナーを募集することになりました。
再び中央の地に舞い戻るためには、いくつかのステップが必要でした。まず第一関門は、年内(あと約1か月半のうち)に賞金を20万円以上加算し、南関東に転入すること。転入条件に残されたチャンスはわずか2回。
そんななか笠松に転厩後、11月下旬に行われた一度目のレースで一発回答。いよいよ、第二関門となる南関東・大井の地へ。メンバーもより一層強力になるが、初戦では単勝1.4倍の支持におされるが見事期待に応える。
年明け2月下旬にも連勝し、なんと気付けば5連勝。ノり始めると手が付けられない"ノリノリ"なところや、遅咲きなところも含めてなんともハワイアンタイムらしい。
大井で連勝し中央への再転入条件を満たすと、昆貢厩舎で返り咲きとなった。
再転入初戦は東京8Rで14:00発走だったが、彼は待ち合わせに遅刻することなく時間通りやってきた。横山典弘騎手を背にすると気合が入りながらも、スムーズにゲートイン。スタートよく飛び出し道中3番手につけると、4コーナーから進出をはじめ、開幕週で前が止まらない流れのなか上がり33.9秒の末脚を繰り出したが、勝ち馬ジュドーに惜しくも届かずハナ差の2着、負けてなお強しだろう。
この内容であれば次走でJRA初勝利となってもなんら不思議はない。遅咲きの波乗り"ハワイアンタイム"に今後も目が離せない。
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