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【直撃取材!プロ予想家最速予想】有馬記念2023「夢月」「nige」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

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【直撃取材!プロ予想家最速予想】有馬記念2023「夢月」「nige」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!


毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第47回は有馬記念について夢月nigeプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。


nigeーレース分析眼を磨き抜いたダート予想界の俊英


ダートレースに絞り、コース形態・馬場・展開・力関係・前走内容など、あらゆるファクターを徹底検証! ダート予想界を席巻するnigeプロに有馬記念についてお聞きしました。

―予想のポイントからお願いします。

天皇賞秋、ジャパンCの東京と違う中山になることで、問われる適性が大きく変わる点ですね。


―中山芝2500mはなかなかトリッキーなコースかと思います。この舞台だからこそ狙いたい馬はいますか。

狙いたい馬は、タスティエーラですね。実は、三冠レースすべてで、この馬を本命にしていたんですよ。勝ったのは日本ダービーですが、一番適性が合っていると考えていたのが中山2000mの皐月賞。距離に問題ないことを証明した今なら、中山芝2500m替わりは魅力です。

―三冠すべてで本命ですか。皐月賞は展開に逆行した強い競馬でしたし、期待が高まりますね。反対に嫌いたい馬がいればお願いします。

嫌いたい馬は、シャフリヤールです。人気にはならないと思いますが、スライド出走に加えてどう見ても国内なら東京向き。中山芝2500mで買いたい馬ではありません。

―国内G1で馬券に絡んだ3度は、ダービーとジャパンC、いずれも東京ですね。同じくダービー馬のドウデュースはどうでしょうか。

適性的には、軽い馬場の上がり勝負がいいので東京のほうが合っていると考えています。

―秋2戦はその東京の天皇賞秋7着、ジャパンC4着でした。この走りをどう評価されていますか。

日本ダービー以降、国内で勝ったのは京都記念だけで、結果的に成長力があまりなかったのかなと感じています。


―コース適性に加え、成長力ももうひとつと。3歳馬と古馬の力関係も見どころかと思います。今年は3頭出走予定ですが、積極的に狙いたいとお考えでしょうか。

本命にするかは分かりませんが狙いたいですね。世代レベルを不安視されると思いますが、成長する時期の3歳馬なので有馬記念でパフォーマンスを上げる馬はいます。現状のパフォーマンスが少し下でも、パフォーマンスを上げることは警戒しておかないといけません。ただ、牝馬路線はリバティアイランドが抜けていたので、3歳でも買うなら牡馬ですね。

―ありがとうございます。毎年この問題は難しいですが、牡馬2頭には気をつけたいです。現状、軸として考えているのはどの馬になりますか。

注目しているのは、タスティエーラスルーセブンシーズです。タスティエーラの理由は、先ほど回答したとおりです。スルーセブンシーズは、宝塚記念の走りを見ると覚醒した可能性があります。中山巧者でもあるので狙う価値はあると考えています。でも、入る枠と枠順から想定される展開次第で大きく評価を下げる可能性はあります。そのくらい上位は混戦で、能力差は小さいと考えています。

スルーセブンシーズの今年の活躍は目覚ましいですよね。枠順が重要、上位は混戦とのことですが、穴っぽいところで期待できそうな馬はいますか。

プラダリアです。展開が向いたにしても宝塚記念0.4秒差6着の内容は良かったですし、京都大賞典でのロングスパート戦で勝てた内容も良かったです。

宝塚記念で、一瞬抜け出したシーンはとても印象に残っています。

ただ、上がりがかかったほうがいいタイプで、例年より中山の馬場がいいので展開の助けがないと厳しいとは思います。上位人気馬が強いと考えているので、買うかまだ迷っています。枠順確認後に判断します。


―好枠を引いてほしいところです。ライラックはどうですかね。軽い芝の瞬発力勝負は不得手と見ていたため、府中牝馬S・エリザベス女王杯で上位に来たのは驚きでした。

私も軽い芝の瞬発力勝負より、時計のかかる馬場でのロングスパート戦のほうが合っていると思っています。府中牝馬S・エリザベス女王杯で上位に来たのは、レースレベルが低かったから能力でもってくることができたと考えています。あと、府中牝馬Sはいい位置を取れていたこと、エリザベス女王杯については前半こそ遅かったもののペースアップが早かった点に加え進路取りがうまく行ったアシストもありました。

―なるほど。それを聞くと厳しそうに思えてきました(笑)。最後に人気サイドで危険視したい馬がいればお願いします。

正直、上位人気馬決着の可能性が高いと思っていますが、あえて挙げるなら、スターズオンアースです。勝っているレースが、すべて33秒台の速い上がりのレース。ロングスパート戦では、大阪杯2着がありますが、今回のほうが明らかに相手は揃っています。枠順確認前に「消します!」とまでは言えませんが、人気より勝つ可能性は低いと考えています。まぁ、ルメール騎手は怖いですが(笑)。


取材後記:上位は能力拮抗で、やはり枠順は大きいと。今年はG1のプラス収支が確定しているとのこと。枠順確定後の最終結論に注目ですね。


夢月ー高精度の数値化が生み出す至高のデジタル予想


出走各馬の的確な能力比較と希少なデータで回収率を向上させる夢月プロに、有馬記念についてお聞きしました。

―予想のポイントからお願いします。


どの馬も道中はロスなく立ち回ってスタミナを温存したいところでしょうから、不器用な馬は疑ってかかりたいですね。コース形態を考えると内枠が有利ですが、馬場の傷みが出てくる可能性はあるので、そのあたりはほかの芝レースで確認していきたいです。

―馬場次第ですが、理想は器用な内枠の馬ですか。中山芝2500mでこそ狙いたい馬はどの馬でしょうか。

タイトルホルダーです。戦績どおり器用さを活かせる舞台のほうが持ち味が活きます。昨年の有馬記念は相手が強くて大敗というより、海外帰りの影響で普段よりも力を出せなかったのだと思います。

―去年の凱旋門賞はかなり馬場が悪かったですよね。近走は着順だけ見ればもうひとつですが、力落ちしていないでしょうか。

力落ちしているイメージはないです。海外遠征のダメージが尾を引いている感じでしたし、天皇賞春の競走中止後もレースごとに調教内容が良化傾向にあるので、立て直しに時間がかかっているのだと思います。今回は今年一番の絶好の動きを見せていますし、まだ見限れないですね。

―私はこの馬のファンなので嬉しいお言葉です。どのくらいのオッズなら、食指が動くでしょうか。

10倍前後なら買いたいですね。

―いいですねえ(笑)。反対にコース適性の観点から嫌いたい馬がいればお願いします。


スターズオンアースです。決め手を活かしたいタイプなので中山向きではないですね。ただ力はあるのでそれだけでは切れないのが難しいところですが。安定した結果を残していますし、美味しいということはなさそうです。

―この馬の取捨はひとつ鍵になりそうですね。有馬記念は斤量有利の3歳馬がよく走る印象ですが、今年出走する3頭は積極的に狙えそうでしょうか。

ハーパーは少し下のイメージですが、ソールオリエンスタスティエーラはほかの人気馬たちと遜色ない素質があると思います。ただ舞台を考えると脚質的なリスクはありますし、力は大差ないですからオッズ次第ということになりますね。前評判では人気になりそうなので積極的には狙いづらいです。

―能力拮抗の印象なんですね。3歳牡馬2頭を含めた人気サイドで、危険視したい馬はいますか。

タスティエーラですかね。上位馬にそれほど力差はありませんが、調教の内容はタスティエーラが一番上積みがなさそうに思いました。

スターズオンアースも、3歳馬も狙いづらい感じですかね。となると、現状軸として考えているのはどの馬になるでしょう。

混戦模様なので絞りづらいところではありますが、とりあえずはタイトルホルダーですね。

―おお。


力を出し切れば上位陣と差はないですし、追い切りの動きが良い今回は狙いたいところです。不利を受けにくい脚質もこういう舞台では嬉しいですよね。穴寄りの扱いになってくれれば嬉しいのですが……。人気がまったく読めないのでオッズと相談して柔軟に対応したいです。

―オッズはかなり割れそうですよね。上位混戦の見立てとのことですが、穴っぽいところから期待馬を挙げるのは難しいですか。

そうですね。今のところ団子状態の馬の中から選びそうなイメージなので、穴馬という穴馬はいないです。もしかしたら、タイトルホルダーが馬券対象の馬の中で一番人気がないという可能性もあるので。

―想定オッズの感じなら、上位で組んでもそこそこつきそうですよね。こちらから1頭、ディープボンドの和田騎手からマーカンド騎手への乗り替わりは、プラスと見ますか。

マイナスと見ていますね。現状ダートのほうが上手く乗っているイメージなので。

―ありがとうございます。そうなると、なおさらコンビ解消が残念です。ブリンカー着用も含めた期待感をお願いします。

ブリンカーで反応が良くなれば見せ場はありそうですね。タフな流れなら面白いかもしれません。

タイトルホルダーの出方が影響するかもしれませんね。最後に挙がった馬以外で注目馬はいますか。


ジャスティンパレスです。前走は時計の出る馬場とはいえ優秀ですよね。きっちり力を出し切っての競馬ではありますが、ほかの人気馬も上手く脚を使えればという感じでしたし、他馬と比べて前走が一歩上の時計だったのは素直に評価したいです。昨年の有馬記念を見ても中山が苦になるタイプではないですね。


取材後記:能力拮抗の見立てで、オッズが読みにくいとなると、なかなか難しいですね。枠の有利不利もありますし、最終結論はどうなるのでしょうか。


以上、プロ予想家2名の有馬記念の見解と注目馬を紹介しました。現状の軸として挙がったのは、タスティエーラスルーセブンシーズタイトルホルダー。気になる穴馬は、枠順確定後、最終結論に乞うご期待。


(文・垣本大樹)


⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!(予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。)
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※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。

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