初めてダート戦を走る馬の取捨選択は、予想する上で重要なファクターのひとつです。当欄では、1/21(土)の出走馬たちの中から初ダートとなる馬をピックアップしています。ぜひ馬券検討にお役立てください。
【1月21日(土)中山】
1R 3歳未勝利 ダ1200m
⑤ワンダーフルーリ ⑥アイリッシュパール ⑦テイエムエレガント ⑫ハッピーミーク ⑭フェリスクララ ⑮カプリーヌメファ
2R 3歳未勝利 ダ1200m
⑥カンタベリースワン ⑧スイートレーヴ ⑯ヴィートディエース
3R 3歳未勝利 ダ1800m
②ロジドレフォン
8R 4歳以上1勝クラス ダ1800m
⑤ユキノオウジサマ ⑥モネータドーロ ⑧サインオブサクセス ⑬カールスモーキー
9R 初茜賞 ダ1800m
⑯セナリスト
土曜中山は対象馬の頭数こそ揃ったが、どれも推奨するには一歩も二歩も足りない。強いて言えば2Rの⑯ヴィートディエースだろうか。近親にハタノヴァンクールがいる血統でダートの方が良いのは確かであり、マインドユアビスケッツの仔はダートの外枠で結果を残す馬が多いので大外は好材料だろう。加えて相手関係にも恵まれた印象があるのだが、休み明けで調教時計はパッとせず、ここが勝負掛かりかどうかはかなり疑問。今回ある程度目途を立てて次以降勝負という算段かも知れない。
【1月21日(土)中京】
1R 3歳未勝利 ダ1900m
⑨ベルオブピース ⑩スカイゲイザー
2R 3歳未勝利 ダ1200m
⑦タケルルーク
4R 3歳1勝クラス ダ1400m
③シンゼンイズモ
8R 4歳以上2勝クラス ダ1400m
⑧カジュフェイス
9R 遠州灘ステークス ダ1800m
⑪フェアリーグルーヴ
土曜中京もどれも推すだけの決め手に欠ける。8Rに出走する⑧カジュフェイスは芝でもみじS勝ちの実績があり、地方交流重賞戦線で活躍したサミットストーンの半弟という血筋。エイシンヒカリ×デヴィルズバッグ牝馬という配合からしてもダートに適性を示す可能性は認められよう。中京コースも恐らく悪くなく、すんなり前付けできるようならば面白い存在と言えるか。上位進出の目はまずまずありそうだが、勝ち切るまではどうだろうか。
【1月21日(土)小倉】
1R 3歳未勝利 ダ1700m
⑥オシゲ ⑦テキーラプリティ
3R 3歳未勝利 ダ1000m
①ジーゲルマン ③クリーデンス ⑨ヤマニンリジッド ⑩メタマックス
8R 4歳以上1勝クラス ダ1700m
⑫ブリンク
3Rの⑩メタマックスは期待できそうだ。個人的に特注だと思っている森秀行厩舎所属馬の小倉ダート1000mという条件であり、イントゥミスチーフ産駒もこの条件に実績がある。内目に1頭強い馬がいるのがどうかだが、窺い知れる条件適性に鑑みれば十分太刀打ちできるはず。先行策からの粘り腰に定評あるムルザバエフ騎手起用というのも良く、10番枠から行き脚がついてスムーズに競馬できるようならばかなり楽しめるだろう。
(文:古橋うなぎ)