デスク 今週から、2歳新馬戦が始まる。早速、栗東から報告してくれ。
山口 開幕週から期待馬が続々と登場するのが近年のトレンド。今年も、初日の6月2日阪神(芝1600メートル)に登場するイニティウムは、大物感がありますよ。
デスク 半兄アルバートドックは重賞2勝。母も米ダートGI馬の良血馬か。
山口 須貝調教師は「素直で乗りやすい馬。兄よりも長く脚を使えそう」と話していました。馬体重は490キロ前後となりそうです。
デスク 翌週以降のデビュー馬はどうや?
山口 重賞3勝を挙げたショウリュウムーンの初子ショウリュウイクゾが、6月10日阪神(芝1600メートル)を予定しています。
デスク 母はチューリップ賞を勝つなど、早い時期から活躍した。
山口 母も管理した佐々木調教師は、「気性がおとなしくて素直。カーッとならないので距離は持ちそう」と楽しみにしています。
デスク 他には?
山口 皐月賞3着ウインフルブルームの半弟ウインフルスターが、6月24日阪神(芝1800メートル)に向けて調整中。宮本調教師は「併せ馬をして変わってくると思う」と期待していました。
デスク 美浦も頼む。
板津 奥村武厩舎のブルーアガヴェの感触がかなりいいですよ。
デスク 母は米GIIの勝ち馬か。素質は高そうやな。
板津 440キロくらいで目立った馬体ではないですが、「こんなに体が動くの!? って感じ。しなやかで跳びが軽くて、なかなか見ない馬。ゲートの出も速いし、運動神経がいい」と調教師は絶賛。初陣は6月23日東京(芝1600メートル)か同24日東京(芝1800メートル)で、鞍上は田辺騎手の予定です。
デスク もう1頭いってみよか。
板津 相沢厩舎のカイザースクルーンも評判がいいですね。オークス3着のアイスフォーリスの初子。調教に乗っている石川騎手が「すごくいい馬。切れる脚も使えそうな感じ」とぞっこんの好素材です。ゲート試験に受かり、一旦放牧へいきますが、どれだけ成長するか楽しみです。
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