23日の中京10Rなずな賞(3歳500万下、芝1400メートル)は、吉田隼人騎手騎乗の6番人気ペイシャフェリシタ(牝、美浦・高木登厩舎)が後方待機から鮮やかに差し切ってV。オープン入りを果たした。タイムは1分22秒0(稍重)。
好スタートを決めたウメマツサクラが先手を取り、内からハートイズハートも並びかけていく。その後ろにマイネルパッセ、レッドカーペットが続き、人気のショウナンアヴィドもその直後につけた。ウメマツサクラとハートイズハートが併走状態のまま直線に入り、2頭の競り合いが続く。ウメマツサクラが競り落として逃げ込みを図ったが、道中後方にいたペイシャフェリシタが外から一気の末脚を伸ばし、あっという間には差し切って快勝した。2馬身差の2着が7番人気のウメマツサクラ。さらに1馬身1/4差の3着には直線外から伸びた10番人気のクラウンスカイが入り、3連単の配当は86万円台という波乱の決着となっている。
ペイシャフェリシタは、父ハーツクライ、母プレザントケイプ、母の父Cape Crossという血統。通算成績は7戦2勝となった。
吉田隼騎手は「先生(高木登調教師)から、しまいを生かすように…との指示でした。他馬が外へ回したので内へ行ったんですが、反応が良くて、ギアが上がっていい脚を使ってくれました。メリハリが利くし、この感じならマイルでも対応できそうです」と鮮やかな差し切り勝ちを高く評価していた。
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