7月16日の福島11R・福島テレビオープン(3歳以上オープン、芝1200メートル、別定、16頭立て)は、5番人気で
柴田善臣騎手とコンビを組んだ
スマートリアン(牝6歳、栗東・
石橋守厩舎)が中団追走から末脚を伸ばして差し切り。56歳の
柴田善臣騎手は自身が持つJRA歴代最年長勝利記録を塗り替え、同馬のオープン初勝利をエスコートした。タイムは1分9秒4(良)。
1/2馬身差の2着は外に持ち出してじりじりと伸びた
コムストックロード(10番人気)。さらにクビ差の3着には後方からゴール前で猛追した
ストーンリッジ(6番人気)が入った。
好スタートを切った大外の
サトノファビュラスが先手を取り、人気の
スリーパーダが2番手につけるが、これをかわして
シセイヒテンが2番手に押し上げる。
スリーパーダは3番手に控え、
メディーヴァル、
シナモンスティックなどが好位集団を形成した。
サトノファビュラスが内で懸命に粘りを見せたが、ゴール前で形勢はガラリ一変。中団追走から外に持ち出した
スマートリアンが豪快に差し切り、オープン初勝利を挙げた。
柴田善臣騎手と
石橋守調教師はともにJRA競馬学校騎手課程の1期生。
福島テレビオープンを制した
スマートリアンは、父
キズナ、母スマートオーシャン、母の父Mr.Greeleyという血統。通算成績は25戦5勝となった。
◆
柴田善臣騎手(1着
スマートリアン)「デキが良さそうだったね。2走前に乗ったときは前残りで仕方なく仕掛ける形だったけど、きょうは外差しが利く展開でうまくいったね。自然な形で(差す競馬が)できたのが良かったです」