2023年3月26日()メイダン競馬場 芝1800m

レース結果 ~ドバイターフ 2023~

  • 出走予定馬
  • 出馬表
  • レース結果



馬名 性齢 負担重量
(kg)
騎手 調教師 オッズ 人気
1 7 3    ロードノース セ7 57.0 L.デットーリ J&T.ゴスデン 3.9 2
2 2 4    ダノンベルーガ 牡4 57.0 J.モレイラ 堀宣行 3.5 1
3 9 16    ネーションズプライド 牡4 57.0 W.ビュイック C.アップルビー 7.2 4
4 14 2    シャールズスパイト 牡6 57.0 A.フレス R.アトフィールド 98.3 12
5 12 5    セリフォス 牡4 57.0 D.レーン 中内田充正 4.2 3
6 6 8    ジュンコ セ4 57.0 M.ギュイヨン A.ファーブル 24.4 8
7 1 6    アルファリーク セ6 57.0 D.オニール M.アル・メイリ 25.6 9
8 4 12    エルドラマ 牡5 57.0 D.イーガン R.ヴェリアン 53.0 11
9 11 7    リアルワールド セ6 57.0 O.マーフィー S.ビン・スルール 16.8 6
10 15 9    サーバスカー セ7 57.0 B.カーティス W.ナイト 148.7 13
11 10 1    オーダーオブオーストラリア 牡6 57.0 R.ムーア A.オブライエン 45.1 10
12 5 15    グロリアスドラゴン セ8 57.0 N.カラン P.ング 194.3 14
13 8 10    マスターオブザシーズ セ5 57.0 J.ドイル C.アップルビー 11.1 5
14 16 14    ヴァンドギャルド 牡7 57.0 M.バルザローナ 藤原英昭 21.7 7
取消 3 13    ドウデュース 牡4 57.0 武豊 友道康夫
取消 13 11    シリアー セ7 57.0 J.ワトソン D.オメーラ

■払戻金

単勝7 390円
複勝7 130円
2 150円
9 180円
馬連2-7 840円
ワイド2-7 320円
7-9 440円
2-9 690円
馬単7-2 1,870円
3連複2-7-9 1,980円
3連単7-2-9 9,480円

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※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。

最新出走予定馬情報 ~ドバイターフ 2023~

ドバイターフ=GI、芝1800メートル>

昨年、パンサラッサと同着優勝だったロードノース(イギリス=ジョン&タディ・ゴスデン厩舎、騸7歳)が、直線で抜け出して快勝。このレース3連覇を飾った。鞍上は今年で引退を発表している名手ランフランコ・デットーリ。

日本馬はダノンベルーガ(美浦・堀宣行厩舎、牡4歳)が外から猛追して3/4馬身差の2着。セリフォス(栗東・中内田充正厩舎、牡4歳)は5着で、ヴァンドギャルド(栗東・藤原英昭厩舎、牡7歳)は14着だった。

◆ジョアン・モレイラ騎手(ダノンベルーガ2着)「向こう正面では理想より1列後ろのポジションになってしまった。直線で外に出すまで少し時間がかかったが、出してからはよく伸びてくれた。まだポテンシャルのある素晴らしい馬」

◆ダミアン・レーン騎手(セリフォス5着)「いつもとは違い、途中で脚が止まってしまいました」

◆ミカエル・バルザローナ騎手(ヴァンドギャルド14着)「直線に入ってからバランスを崩し、おかしいと思ったので、最後は無理をしませんでした」

【ドバイターフ】ロードノース3連覇達成 ダノンベルーガ猛追及ばず2着03月26日() 00:36

ドバイワールドカップデーが25日、UAEドバイのメイダン競馬場で開催され、第7レースでは日本馬3頭が出走して第27回ドバイターフ(GI、北半球産4歳以上、南半球産3歳以上、芝1800メートル、14頭立て=ドウデュース、シリアーは出走取消、1着賞金290万ドル=約3億7917万円)が行われた。

勝ったのはランフランコ・デットーリ騎手とのコンビで中団追走から直線で抜け出したロードノース(騸7歳、イギリス=ジョン&タディ・ゴスデン厩舎、父Dubawi)。タイム1分47秒39(良)。なかなか進路が見つからない厳しい展開ながら最後に猛追したダノンベルーガ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)が3/4馬身差の2着。さらにアタマ差の3着にはネーションズプライドが入った。フェブラリーSに出走したカナダのシャールズスパイトが4着に入り、セリフォス(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)は5着。ヴァンドギャルド(牡7歳、栗東・藤原英昭厩舎)はしんがり14着に終わった。

ロードノースは父Dubawi、母Najoum、母の父Giant's Causewayという血統。アイルランド産の7歳騸馬で通算20戦10勝。このレースは2021、22年(パンサラッサと同着)に続いて堂々の3連覇を果たした。GIは他に2020年にイギリスのプリンスオブウェールズSを勝っており、4勝目。このレース4度目のVとなったデットーリ騎手は今シーズン限りでの引退を表明しているが、全く衰えのない手綱さばきでレース後にはおなじみのフライングディスマウントを披露した。

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ドウデュースがレース前日に無念の出走取消…ドバイターフ03月24日(金) 15:49

 25日(日本時間26日未明)のGIドバイターフ(UAEドバイ=メイダン競馬場、芝1800メートル)に出走投票をしていた昨年の日本ダービードウデュース(栗東・友道康夫厩舎、牡4歳)が24日、左前肢跛行のため出走取消となった。ドバイレーシングクラブが発表した。

 ドウデュースは23日にダートコースでキャンター調教を行い、レース前日の24日も朝はトラックで軽めの調整をしたが、その後に問題が生じたものとみられる。主戦・武豊騎手(54)とのコンビで臨んだ前走の京都記念で鮮やかな復活Vを果たし、ブックメーカーでも1番人気に支持されるなど注目を集めていたが、無念のスクラッチとなった。

 また、シリアーも右前肢跛行で取り消すことになり、ドバイターフは14頭立てで行われる。

 ◆友道康夫調教師「調教後に左腕節に違和感を認め、競馬に向けて進めておりましたが、将来のある馬なのでここは無理をせず、取り消すことを決断いたしました」




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【ドバイターフ】ドウデュース馬場入り再開~友道師「自信を持って送り出せる」03月24日(金) 04:54

日本ダービー馬が存在感を取り戻した。ドウデュースは控えていた馬場入りを再開し、メイダンのダートコースをキャンターで駆け抜けた。

火、水曜と厩舎周辺での調整にとどめたこともあり、あふれそうになる走る気をなだめながら周回。フットワークは素軽く、その気になればはじけそうな気配が漂う。

「土曜日にやってから気合が乗って反応が良過ぎて、コースに入れると時計になってしまいそうだった」と、前日までの軽め調整の理由を説明した友道調教師は「普通キャンターでもこれくらいいい感じの動きになる。体の張りも去年のフランス遠征当時とは全然違うし、体調には自信を持って送り出せる」と力強くうなずいた。

出走するドバイターフは2017年にヴィブロスで制しているレース。トレーナーはドウデュースにとってもベストな条件と確信する。「もともと右手前が好きな馬だし、現状で左回りのワンターンで1800メートルというのは三拍子そろっている。外国の馬はわからないけど、まず日本の馬には勝つこと。日本の馬は強いから」。ライバル制圧の先に凱旋門賞(19着)のリベンジを見据え、決戦の舞台に立つ。

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【ドバイターフ】日本馬陣営のコメント03月24日(金) 04:53

⓭枠③番ドウデュース・友道師「枠はどこでもいいと思っていましたが、第一印象はダービーのときと同じだなと思いましたね」

⓮枠⑯番ヴァンドギャルド・藤原助手「昨年と同じ展開になると思うので問題ないと思います」

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【ドバイターフ】ドウデュースは馬場入りせず軽めの調整 友道師「馬は元気いっぱい」03月23日(木) 04:52

今年初戦の京都記念を快勝したドウデュースは、前日に続いてこの日も軽めの調整。馬場入りはせず、厩舎近くの角馬場をキャンターで乗られた。「日本でしっかり乗ってきているし、(先週の)土曜日も強めにやったので軽めの調整を行いました。馬は元気いっぱい。明日(23日)は芝コースに入れる予定です」と友道調教師。

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【ドバイターフ】ドウデュースは13番、セリフォス5番 枠順確定03月23日(木) 01:43

25日にUAEドバイのメイダン競馬場で行われる国際競走の枠順抽選会が22日(日本時間23日深夜)に行われた。日本馬が4頭出走するドバイターフの枠順は以下の通り。

ドバイターフ(GⅠ、芝1800メートル)

(左から、枠番、馬番、性齢、斤量、騎手)

❶⑩オーダーオブオーストラリア 牡6歳 57キロ R.ムーア

❷⑭シャールズスパイト 牡6歳 57キロ A.フレス

❸⑦ロードノース セン7歳 57キロ L.デットーリ

❹②ダノンベルーガ 牡4歳 57キロ J.モレイラ

❺⑫セリフォス 牡4歳 57キロ D.レーン

❻①アルファリーク セン6歳 57キロ D.オニール

❼⑪リアルワールド セン6歳 57キロ O.マーフィー

❽⑥ジュンコ セン4歳 57キロ M.ギュイヨン

❾⑮サーバスカー セン7歳 57キロ B.カーティス

❿⑧マスターオブザシーズ セン5歳 57キロ J.ドイル

⓫⑬シリアー セン7歳 57キロ J.ワトソン

⓬④エルドラマ 牡5歳 57キロ D.イーガン

⓭③ドウデュース 牡4歳 57キロ 武 豊

⓮⑯ヴァンドギャルド 牡7歳 57キロ M.バルザローナ

⓯⑤グロリアスドラゴン セン8歳 57キロ N.カラン

⓰⑨ネーションズプライド 牡4歳 57キロ W.ビュイック

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【ドバイターフの注目点】武豊騎手は海外GⅠ10勝まであと1 ドウデュースと新たな歴史をつくる!03月21日(火) 15:39

★昨年の日本ダービードウデュースが参戦 セリフォスは初の芝1800メートル戦に挑戦

昨年の日本ダービードウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が、ドバイターフに出走を予定している。ドウデュースは昨秋のフランス遠征ではニエル賞が4着、凱旋門賞は19着に敗れたが、ドバイで好走することができるかどうか。なお、騎乗予定の武豊騎手は海外GⅠ通算10勝まであと1勝となっている。

また、昨年のマイルCS勝ち馬セリフォス(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)は、デビュー以来すべて芝1600メートル戦に出走していたが、通算9戦目にして初めて芝1800メートル戦に出走する。セリフォスの父ダイワメジャーは、2007年にドバイターフの前身であるドバイデューティフリーで3着に敗れているが、父が果たせなかった海外GⅠ制覇を遂げることができるか。なお、ドバイターフにはドウデュースセリフォスの他にヴァンドギャルド(牡7歳、栗東・藤原英昭厩舎)、ダノンベルーガ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)も出走を予定している。

★3連覇を狙うロードノース ジェベルハッタ連覇のアルファリークにも注目

ロードノース(セン7歳、英、J&T・ゴスデン厩舎)は、2021年のドバイターフでは日本のヴァンドギャルドに3馬身差をつける快勝で、昨年のドバイターフでは日本のパンサラッサと1着同着となって史上初の同レース連覇を遂げている。同馬は昨年、ウインターダービー2着をステップとしてドバイターフを勝ったが、今年はウインターダービーを制してドバイターフに参戦を予定しており、今回も日本馬の強力なライバルとなりそうだが、ロードノースは3連覇を遂げることができるだろうか。

また、前哨戦として実施されたジェベルハッタを制したアルファリーク(セン6歳、UAE、M・アル・メイリ厩舎)は、昨年に続くドバイターフ参戦となる見込みだ。同馬は昨年、ジェベルハッタ1着→ドバイターフ7着という成績だったが、今年は本番のドバイターフでも好走することができるか。




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【ドバイターフ】セリフォス、ダノンベルーガが順調に追い切り消化03月10日(金) 04:37

マイルチャンピオンシップを制して最優秀短距離馬に選ばれたセリフォス(栗東・中内田充正厩舎、牡4歳)は、栗東CWコースで単走。ラスト1ハロン11秒2(6ハロン88秒9)と鋭く伸びた。中内田調教師は「良かったですね。サッとやりましたが、状態はいいです」と納得の表情を浮かべた。

また、ジャパンC5着以来となるダノンベルーガ(美浦・堀宣行厩舎、牡4歳)は美浦Wコースで追われ、単走で6ハロン84秒0-12秒4(馬なり)をマークした。

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ダノンベルーガはドバイターフへ03月02日(木) 16:04

昨年のジャパンC5着以来のダノンベルーガ(美浦・堀宣行厩舎、牡4歳)は、ドバイターフ(25日、メイダン、GⅠ、芝1800メートル)に選出され、陣営が招待を受諾した。

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厳選コラム ~ドバイターフ 2023~

ドバイターフ(芝1800m)
あのアドマイヤムーンが2007年に勝って以来15年(当時のレース名はドバイドューティーフリー)、14年ジャスタウェイ、15年リアルスティール、17年ヴィブロス、19年アーモンドアイ、昨年のパンサラッサとこのレースは日本勢の金城湯池ともいえます。私もジャスタウェイヴィブロス優勝の際にはオーナーとともにメイダン競馬場外埒沿いで声を張り上げ、歓喜の涙に震えたものでした。そして今年も4頭が名乗りをあげました。頭数こそ少ないものの少数精鋭と言っても決して過言ではありません。

その中でも特に昨年の日本ダービー馬、ドウデュース(牡4・友道康夫)に注目しています。ドウデュース皐月賞で1番人気となりながら後方に控え、直線で猛然と追い込んできたものの足を余して3着。帰途、前のタクシーに友道調教師を発見、電話をかけて皐月賞後のローテーションに関して電話で話したことを昨日のように覚えています。私は体型から見てマイルから2000mが適距離ではないか、と友道調教師に投げると、そうかもしれないと言いながら日本ダービーへと向かいました。オーナーサイドの強い意向だったと伝えられています。

超ハイペースだった日本ダービーを後方から行って見事に差し切りレコードタイムでダービーウィナーに輝きましたが、これは超ハイペースが生んだ展開のあや。その後のニエル賞、凱旋門賞は距離、欧州の重い芝に合う訳もないと見ていたら案の定の惨敗。休み明けの京都記念で復活し、ドバイではどのレースを狙うのかと注目していたら、選手権距離のシーマクラシックではなく1800mのこのレースでした。

ドウデュースは当地23日朝、最終追い切り。ドバイ入り以降2度目の追い切りでしたが、馬体ははち切れんばかり、持ち乗りを背に15‐15程度の軽いものでしたが、とても15‐15とは見えないほどの迫力を見せました(撮影も筆者)。


その直後に香港メディアのインタビューを受けた友道調教師の答えを耳にして、わが意を得たりと思わず膝を打ちました。問いかけは、2400mの日本ダービー、2200mの京都記念を勝った馬がシーマクラシックではなく1800mのドバイターフになぜ出走したのか、というものでした。友道調教師曰く
「体型を見て貰って分かるようにドウデュースはマイラー、歳を重ねてそれがはっきりとしてきました。メイダン1800mはワンターン、ドウデュースには最適の大舞台ですから」
そして、鉄板ですか? と問われると一言。「そう願っています」


このインタビューの通訳に駆り出されて、自らの相馬眼の確かさを確信、自信満々の友道調教師の一言から馬券は決まりました。ドウデュース1着固定の3連単、香港での4連単以外にありません。

紙幅も尽きてきましたので、当地23日段階でドウデュースに迫る相手を列記してドバイターフ展望を締めたいと思います。
日本勢ではダノンベルーガ(牡4・堀宣行)。ドウデュースと同じくハーツクライ産駒のベルーガですが、適距離はドウデュースよりも更に狭い1800m。堀厩舎は鉄砲好走が大の得意、長期休養明けの恣意は微塵もありません。

そして昨年の3歳マイル王、セリフォス(牡4・中内田充正)。ドウデュース、ダノンとは反対に1ハロン延長が鍵を握ります。これとてドウデュース日本ダービー同様、ペース次第で1ハロン延長はいかようにもなります。

外国勢ですが、このレースを連覇しているロードノース(英・牡7・J&T.ゴスデン)は昨年、パンサラッサと優勝を分け合った後に3連敗。休養明けの今年2月、ウィンターダービー(G3・リングフィールド・AW2000m)を圧勝。メイダン芝の適性も含めて無視はできませんが、7歳馬だけにフレッシュな日本4歳馬3騎以上の評価はできかねます。

この7歳の老雄よりは衰退著しいとはいえホスト国、ドバイの2騎を上位に評価しなければなりません。本来であれば本命級の馬を送り出してこなければならないホスト国、ドバイがこの2頭というところにも砂漠のエルドラドの凋落がここにも垣間見えます。マスターオブザシーズ(セ5・C.アップルビー)はG1未勝利ながら今年1月のザビールマイル(G2・メイダン・芝1600m)を先行抜け出しで優勝。3月前哨戦のジェベルハッタ(G1・メイダン・芝1800m)は後方から直線猛然と追い込んで勝ったアルファリークからクビ+クビ差の3着。ゴドルフィン期待の上り馬となりました。

また同厩のネーションズプライド(牡4・C.アップルビー)は昨年の英ダービー8着を皮切りにベルモントダービー(G1・ベルモント・芝2000m)2着、サラトガダービー(G1・サラトガ・芝1900m)では終に優勝と大西洋を跨いだダービー行脚をこなしたタフな馬。その後、ジョッキークラブダービー(G3・アケダクト・芝2400m)と連勝しブリーダーズカップターフ(G1・キーンランド・芝2400m)では3歳馬としては大健闘の5着の良績を残しました。今年の使い始め、ドバイミレニアムS(G3・メイダン・芝2000m)を快勝してゴドルフィンの総大将に大出世。少数精鋭の日本勢と迎え撃つ筆頭の座におわすのは、この馬をおいてありません。

その他見落としている馬がいないのか、あと2日足らずとなりましたが、これをしっかりとこなして日本時間25日(土)公開の予想に反映させます。暫しの御猶予をお願い致します。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

過去10年の結果 ~ドバイターフ 2023~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2022/03/26 ロードノース セ6 イギリス 1.45.77 L.デットーリ J.ゴスデン
2022/03/26 パンサラッサ 牡5 日本 1.45.77 吉田豊 矢作芳人
2021/03/27 ロードノース セ5 イギリス 1.46.46 L.デットーリ J.ゴスデン
2019/03/30 アーモンドアイ 牝4 日本 1.46.78 C.ルメール 国枝栄
2018/03/31 ベンバトル 牡4 UAE 1.46.02 O.マーフィー S.ビン・スルール
2017/03/25 ヴィブロス 牝4 日本 1.50.20 J.モレイラ 友道康夫
2016/03/26 リアルスティール 牡4 日本 1.47.17 R.ムーア 矢作芳人
2015/03/28 ソロウ セ5 フランス 1.47.76 M.ギュイヨン F.ヘッド
2014/03/29 ジャスタウェイ 牡5 日本 1.45.52 福永祐一 須貝尚介
2013/03/30 サッジャー 牝6 UAE 1.47.93 S.デソウサ S.ビン・スルール

歴史・概要 ~ドバイターフ 2023~

ドバイターフはアラブ首長国連邦のメイダン競馬場で行われる3歳以上の芝1800mの競走。1996年にドバイデューティフリの名称で創設され、2015年より現名称に改められた。
ドバイワールドカップミーティングの一環として、ドバイワールドカップドバイシーマクラシックなどと共に開催されるG1競走。
ドバイターフに変更以降での日本馬では、2007年にアドマイヤムーンが日本馬として初優勝。ジャスタウェイ(2014年)、リアルスティール(2016年)、ヴィブロス(2017年)、アーモンドアイ(2019年)、パンサラッサ(2022年)の勝利と合わせて計6勝を挙げている。

挑戦した日本馬 ~ドバイターフ 2023~

ジャスタウェイ 1着(2014年)
血統
父:ハーツクライ
母:シビル(Machiavellian)
成績
22戦6勝
5億9569万円+300万USドル
主な勝ち鞍
ドバイデューティフリー(GI)
天皇賞秋(GI)
安田記念(GI)
世界レーティング1位を獲得したケタ違いの末脚

 ドバイデューティフリー、天皇賞(秋)、安田記念とGI3勝を挙げ、世界レーティング1位の最高評価を受けたハーツクライ産駒の傑作、ジャスタウェイ。しかし、その栄光までの道のりは決して平坦ではなかった。
新潟競馬場でデビュー戦を勝利すると2戦目で新潟2歳ステークスに出走。1番人気に推されるも2着に惜敗した。続く東京スポーツ杯2歳ステークスGIIIでは4着、翌年のきさらぎ賞GIIIで4着となった後に挑んだGIIIアーリントンカップでは道中最後方から直線でごぼう抜きという豪快な競馬で完勝。初の重賞制覇となった。
続くGI NHKマイルカップ、GI日本ダービーに挑戦したものの、結果は奮わず、それ以降も重賞ではGII毎日王冠2着(2012年)、GIIIエプソムカップ2着、GIII関屋記念2着、GII毎日王冠2着(2013年)と2着が続き、アーリントンカップ以降勝利から遠のいていた。
そして迎えた天皇賞(秋)ではトウケイヘイローが作ったハイペースの中、道中脚を溜めると直線では矢のような末脚でごぼう抜き。今まで勝ちあぐねていたのが嘘のような圧勝で初GI制覇を飾った。その後の中山記念を内から突き抜けて連勝するとドバイデューティフリー(現ドバイターフ)に出走を表明。迎えたレースではじっと後方で待機し、迎えた直線で外に持ち出されると他馬が止まって見えるほどの末脚で一気に先頭に立つと後続を突き放し、6馬身差の圧勝。従来のレコードを2秒以上更新する超抜レコードを記録し、日本馬史上初となる世界レーティング1位の評価を受けた。
鞍上の福永騎手はレース後に『強かったですね。4コーナーでの手応えも良く、天皇賞の時のようでした。これは勝てる!と思っていました。』と語った。その後は安田記念の1勝に留まったが、ドバイデューティフリーで見せた圧巻のパフォーマンスは“世界のジャスタウェイ”として日本ファンに刻まれている。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
2001年イーグルカフェ牡4武豊小島太9着
2006年ハットトリック牡5O.ペリエ角居勝彦12着
アサクサデンエン牡7武豊河野通文16着
2007年アドマイヤムーン牡4武豊松田博資1着
ダイワメジャー牡6安藤勝己上原博之3着
2008年ウオッカ牝4武豊角居勝彦4着
アドマイヤオーラ牡4安藤勝己松田博資9着
2009年ウオッカ牝5武豊角居勝彦7着
2012年ダークシャドウ牡5福永祐一堀宣行9着
2014年ジャスタウェイ牡5福永祐一須貝尚介1着
ロゴタイプ牡4C.デムーロ田中剛6着
トウケイヘイロー牡5武豊清水久詞7着
2016年リアルスティール牡4R.ムーア矢作芳人1着
2017年ヴィブロス牡4J.モレイラ友道康夫1着
2018年ヴィブロス牝5C.デムーロ友道康夫2着
リアルスティール牡6M.バルザローナ矢作芳人3着
ディアドラ牝4C.ルメール橋田満3着
クロコスミア牝5岩田康誠西浦勝一7着
ネオリアリズム牡7J.モレイラ堀宣行8着
2019年アーモンドアイ牝4C.ルメール国枝栄1着
ヴィブロス牝6M.バルザローナ友道康夫2着
ディアドラ牝5J.モレイラ橋田満4着
2021年ヴァンドギャルド牡5M.バルザローナ藤原英昭2着
2022年パンサラッサ牡5吉田豊矢作芳人1着
ヴァンドギャルド牡6M.バルザローナ藤原英昭3着
シュネルマイスター牡4C.ルメール手塚貴久8着
2023年ダノンベルーガ牡4J.モレイラ堀宣行2着
セリフォス牡4D.レーン中内田充正5着
ヴァンドギャルド牡7M.バルザローナ藤原英昭14着
ドウデュース牡4武豊友道康夫取消