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【ボルティモア(米メリーランド州)21日(日本時間22日)】米国3冠2戦目の第141回プリークネスS(GI、ダ1900メートル)に出走したラニ(栗・松永幹、牡、父タピット)は11頭中の5着(賞金4万5000ドル=約495万円)と善戦した。
9着だったケンタッキーダービー同様、ダッシュがつかず位置取りは最後方だったが、不良馬場の中、よく追い上げ、勝ったエグザジャレイターから5馬身差で入線。3冠最終戦のベルモントS(6月11日、ベルモントパーク、GI、ダ2400メートル)に期待を持たせる結果となった。
「前走より状態も良く、最後はいい脚を使ってくれました。ベルモントSは距離も長くなり、競馬場も広いので、3レースの中ではベストパフォーマンスを発揮できると思います」と武豊騎手は意欲を見せていた。
★エグザジャレイターV!断然人気ナイキスト3着
プリークネスSを勝ったのはケンタッキーダービー2着馬のエグザジャレイター(牡、父カーリン)で11戦5勝、GIはサンタアニタダービーに次ぐ2勝目。ケント・デザーモ騎手はプリークネスS3勝目。管理するのは兄のキース・デザーモ調教師で、3冠レース初制覇となった。
ケンタッキーダービー馬ナイキストは3着に敗れ、9戦目で初めて土がついた。ピムリコ競馬場の入場人員は従来の最多記録だった昨年を3576人上回る13万5256人だった。
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