ジャンヌ
豚ミンC
蒼馬久一郎
きいいろ
ゼット1号
小倉2歳Sが1日、小倉競馬場で14頭によって争われ、3番人気のマイネルグリットがデビューから3連勝で重賞初制覇を飾った。国分優騎手は2014年のオーミアリスに続く同レース2勝目。クビ差2着に2番人気のトリプルエースが入り、1番人気のカイルアコナは5着に敗れた。 小雨がぱらつく小倉のターフで無敗の王者が誕生した。マイネルグリットが3連勝で重賞初制覇。初コンビでVへと導いた国分優騎手が、晴れやかな笑顔でパートナーをたたえた。 「思い通りに人気馬を見つつの競馬ができました。馬の力を信じて早めにスパートしましたが、しっかり伸びてくれました」 発馬を決めたが、速い流れに慌てず中団をキープ。徐々にポジションを押し上げると、4コーナーで馬場のいい外めへ。前夜からの雨でぬかるんだ重馬場も苦にせず力強く脚を伸ばして、トリプルエースとの競り合いをクビ差で封じた。 「かわしてから長く感じましたが、一生懸命走ってくれて、ありがたいです」。鞍上は2014年の同レースで、15番人気のオーミアリスで重賞初制覇。思い出の地で、15年函館SS(ティーハーフ)以来となる3つめのタイトルを奪取し、夏を締めくくった。 10年の函館2歳Sで2着の母マイネショコラーデも管理した吉田調教師は、「馬っぷりが抜けていました」とデビュー当初から素質を実感。「まだ成長を促しながらの中で3連勝はすごいですね」と指揮官が感心すれば、鞍上も「まだ完成形じゃないし、この先も楽しみが広がる素晴らしい馬」と飛躍に期待を寄せる。 今後は未定だが、マイルで初陣を飾ったように距離の融通性も証明済み。無敗の小倉2歳王者が、秋はさらに大きなタイトルを狙いに行く。 (斉藤弘樹)★1日小倉11R「小倉2歳S」の着順&払戻金はこちら