週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。
【3月2日(土)】
阪神5R 3歳未勝利 芝2200m 曇 稍重
6番 アルレジャン(6番人気3着)
スタートも行きっぷりも良い。ハナを取る勢いで後続を引き離したが、8番が強引に先頭に立ったので控えて2番手から。その8番を直線で捕まえた直後に外から勝ち馬に併せられ早めにかわされたが、ゴール前の粘りは素晴らしかった。次走京都なら勝ち負け可能とみる。 【次走注目度:A】
阪神11R G2チューリップ賞 芝1600m 曇 稍重
6番 スウィープフィート(5番人気1着)
桜花賞でもそれなりに人気しそうな馬が出走したこのレース。終わってみれば。今日のメンバーで本番彼女を負かせる馬はいないだろうと確信させるほど内容的にはワンサイド勝ち。スタートは決して悪いわけではないが、ポンと出ていい位置を取れるタイプでもなさそう。前がやり合うのをじっくり見ながら4角でも後方3番手、というのは歴代の強い勝ち方をした桜花賞馬のそれに近い。中を割るとかインを突くとか、運的要素も含まれる戦法ではなく、外からまとめて面倒をみた内容が光る。ストライドが大きくゴール前の鞍上の追い方を見てもまだ余裕があるので、本番も大いに期待して良さそう。桜花賞で狙ってみたい。 【次走注目度:S】
中山11R G3オーシャンS 芝1200m 曇 稍重
11番 キミワクイーン(5番人気5着)
実は、スタートをかなり上手く出ている。それでも無理せずに控えて4~5番手の外から、ジワジワとポジションを上げにかかってきた他馬を一旦前に行かせ、直線で再度追い出した。手応えを見る限り、勝ったトウシンマカオに対してはどこで追い出しても勝てそうな感じはなかったものの、ゴール前は結構脚を余しているので、もう1列前からの仕掛けだったら多少結果は違った気がする。次走人気と相談にはなるが、人気薄ならば同条件で狙ってみたい。 【次走注目度:B】
【3月3日(日)】
阪神4R 3歳未勝利 芝1600m 晴 良
13番 ペルフェツィオーネ(6番人気4着)
スタートは出ているが、外枠過ぎて先行争いには加われなかった。やむなく馬群の後ろを追走する格好で後方からの競馬となったが、4角でもドッシリ構えてまだ後方5番手。勝った馬には脚力の違いを見せつけられたが、この馬の力は出し切る内容で4着に踏みとどまった。直線が長いコースに替わればさらに良くなるだろう。次走狙ってみたい。 【次走注目度:A】
中山11R G2弥生賞ディープインパクト記念 芝2000m 晴 良
7番 コスモキュランダ(6番人気1着)
馬場状態は稍重から良へと変更になったばかりで、実質的には少し時計のかかる状態だったにもかかわらず2分を切る好時計で勝った。3角から4角にかけてまくり上げていったレース内容は、ローカルの条件戦を彷彿とさせるようなレースぶりで、通常ならとてもそのまま先頭でゴールできるようなパターンではないのだが、満を持して追い出したシンエンペラーの追撃を力でねじ伏せた。これまでの戦績を見る限りそれほどの強さは感じないのだが、今日の内容は「強い」の一言。父も9番人気で皐月賞を勝った馬。ちょっと掴みどころのない感じではあるが、本番、人気にならないならば狙ってみる価値はありそうだ。 【次走注目度:A】
(文:のら~り)
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