初めてダート戦を走る馬の取捨選択は、予想する上で重要なファクターのひとつです。当欄では、2/19(日)の出走馬たちの中から初ダートとなる馬をピックアップしています。ぜひ馬券検討にお役立てください。
【2月19日(日)東京】
1R 3歳未勝利 ダ1400m
⑤アルマロクザン ⑪サンヴェリー
2R 3歳未勝利 ダ2100m
③ウィンクルティアラ ④タリスアマゾン
9R ヒヤシンスステークス ダ1600m
⑬ドンデンガエシ
9Rの⑬ドンデンガエシはトゥザヴィクトリーの孫。その上父親がドレフォンであり、ここまで芝で実績を積んできた馬ではあるが、ダートならばさらに前進があっても驚けない。だが早い時期の中央3歳ダートの最高峰とあってここは好メンツが揃った。ダートに適性があるかどうか、そしてダート路線の強豪相手に実力が通用するかどうか。越えるべき障壁は高い。個人的には府中のダートは可もなく不可もなくというところで、舞台適性は△といった印象なのだが。
【2月19日(日)阪神】
1R 3歳未勝利 ダ1800m
①ピーターサイト ⑦シンキングサベージ ⑪コスモシーウルフ ⑫ビッグベルーガ
2R 3歳未勝利 ダ1400m
⑤ロンシャンクイーン ⑨コトヴィア ⑪エコロミューズ
3R 3歳未勝利 ダ2000m
⑤シゲルショウタイム ⑨カズボニファシオ
1Rは4頭が該当するが、その中でもワンアンドオンリー産駒の①ピーターサイトは悪くないように思える。ファレノプシスの甥に当たる馬だが、母のヴィクトリアアイやその代表産駒カルムパシオンはダートに実績があり、父の種牡馬成績からしてもダート寄りのタイプだろう。鞍上に鮫島克駿騎手を据えたのもプラスに働きそうだが、今回はダート続戦組に強い馬がいるのでどこまで…といったところ。最内枠が不利に働かないようなら勝負になってもおかしくはない。
【2月19日(日)小倉】
1R 3歳未勝利 ダ1700m
⑫ヨシノクラウン ⑬ピエナナイスガイ
7R 4歳以上1勝クラス ダ1700m
⑥ルージュティアーモ ⑨エンブレムコード
日曜小倉の該当馬は合計4頭。7Rに出走する⑨エンブレムコードは芝でちょっと頭打ち気味。しかし父エピファネイアはともかくウォーエンブレムを擁した母方からするとダートに適性があってもいいはずで、東京芝マイルよりは小倉ダート千七に適性を示しても驚けないところではある。久々の小回りコースだけに立ち回りの巧みさが問われそうだが、少頭数でスタート良くすんなりと好位以上を確保できるようならば上位進出もあり得るだろう。
(文:古橋うなぎ)