初めてダート戦を走る馬の取捨選択は、予想する上で重要なファクターのひとつです。当欄では、1/22(日)の出走馬たちの中から初ダートとなる馬をピックアップしています。ぜひ馬券検討にお役立てください。
【1月22日(日)中山】
1R 3歳未勝利 ダ1200m
③フエルテテソーロ ④ヘイワ ⑧テイエムリオンディ ⑪エルフサイエン
2R 3歳未勝利 ダ1800m
②エンジェルラウンド ⑧ラブウェイ ⑪エルフォルク ⑫フェブランシェ
3R 3歳未勝利 ダ1800m
⑫アッティラ
4R 4歳以上1勝クラス ダ1200m
②ミツカネムーン ⑦ブエナベントゥーラ
2Rの⑫フェブランシェは良さそうである。母方によってはダート適性を示しそうなリアルスティールの産駒であり、半兄シェダルは兵庫のトップホースとして活躍した馬。母マイティースルーはコンスタントに活躍馬を出しており、この馬も調教の時計からして素質の高さが認められるところ。今回メンバー中に前に行って結果を残してきた馬が多いのがどう影響するかといった懸念点はあるが、外目の枠を引いたのは競馬のしやすさという意味で悪くないはずで、終始すんなりとした競馬が叶うようならば勝負になっていい。
【1月22日(日)中京】
1R 3歳未勝利 ダ1800m
⑦ノーザンクロス ⑪アヘッド ⑬オストファーレン
2R 3歳未勝利 ダ1400m
③アルルカン ⑪オーケーボニータ ⑫マチカゼ ⑮リトルミム
11R 東海ステークス ダ1800m
⑮アイアンバローズ
2Rは変わりそうな馬が複数いるメンツだが、その中でも⑫マチカゼはまずまず期待できるだろうか。現代の名牝系として知られるハルーワソング系は芝指向が強いが、そもそもその主流は芝向きの種牡馬ばかり付けられている印象があり、フジキセキを母の父に持つこの馬はダートを苦にしないのではないか。今回の中京ダート千四は芝の中京千六とか阪神千六よりは条件が好転したような気もするし、12番枠も初ダートであることを考えれば悪くない。これもすんなりと先行できればといったところである。
【1月22日(日)小倉】
1R 3歳未勝利 ダ1700m
①ブロードイメル ⑦イテマエダセン ⑩セクシーコマンドー ⑮オウギノカナメ
3R 4歳以上1勝クラス ダ1000m
⑩グランデフィオーレ
対象馬が4頭いる1Rはちょっと迷うところ。ここはキタサンブラック産駒の⑮オウギノカナメの名を挙げたい。芝の2戦はいずれも追って味がない感じで敗れているが、きょうだいのうち中央で勝ち星をマークした2頭はいずれもダート戦で連対歴があり、この馬もダート替わりで変身する可能性は十分に想定し得る。現地のダートで追った直前追いの時計が優秀なのも好材料。今回は相手関係に恵まれた様子で、大外枠からスムーズに前付けできるようならここで勝負になるだけの能力はありそうだ。
(文:古橋うなぎ)