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富士Sの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①ガリバルディ
今週の追い切りは川崎で実施。メイチに追われ、4F50秒割れの時計を記録した。砂の深いダートかつ単走で叩いたものだけに悪くはない。ただし、ラスト1Fは13秒台。終いの甘さは中央在籍時と変わらない。及第点のデキにはあるものの、前回以上のパフォーマンスを期待するのは酷かもしれない。
②ストーミーシー
最終追い切りは南Wで実施。上がり重点の内容にしては、ラストのラップが物足りない印象を受ける。動きについても、後肢が流れ気味で、いつものような推進力のある走りは見られなかった。今回は様子見が正解ではないか。
③デンコウアンジュ
今週の追い切りは栗東坂路で実施。集中力あふれる走りを見せ、ラスト2Fは24秒4-11秒9の好ラップを記録した。鞍上の合図に対する反応も鋭く、やる気マンマン。稽古の良さを実戦で活かせるようなら、一発あってもおかしくない。
④ウインブライト
1週前に南Wで好時計をマーク。同じく南Wで行われた最終追い切りでも、及第点の時計を記録&上々の伸び脚を披露した。ただし、約6カ月半ぶりの割にトレセンの乗り込み量は少なめ。本当に良くなるのは、ここを叩いてからではないか。
⑤ゴールドサーベラス
14日に南Wでビッシリ追われ、及第点の時計を記録。今週は軽く流す程度の調整ながら、マズマズの動きを見せた。半面、いい頃と比べて前進気勢に欠ける印象。ラストのラップも物足りない。上昇は感じられず、ここは静観が賢明だろう。
⑥エアスピネル
14日までの内容は攻め駆けする本馬にとって平凡だったが、今週の追い切りで一変。鞍上に促されると素早く反応し、上々の伸び脚を披露した。ピーク時には及ばないにしても、ひと追いごとに良くなっているのは明らか。G3であれば、好勝負可能のデキとみる。
⑦ウインガニオン
栗東坂路で丹念に乗り込まれているが、先週までの内容に大きく変わった点は見受けられない。最終追い切りでは、4F51秒7、ラスト1F12秒4の時計を記録したものの、本調子ならば中間からこの程度のラップを連発する馬。良化途上の感は否めない。
⑧ロジクライ
この中間は栗東坂路主体の調整。2週前、1週前と続けて好時計をマーク。どちらも併走相手のオープン馬を圧倒する絶好のパフォーマンスを示した。最終追い切りもラスト1F12秒1の好ラップを馬なりで計測。そのうえ、併走相手のアドマイヤランディを制しているのだから文句なし。上々の仕上がり。
⑨ハクサンルドルフ
栗東坂路で行われた最終追い切りでは、ラスト2F24秒4-12秒2の好ラップを計測。ただし、攻め巧者の本馬にとって、この程度のタイムは平常運転。好調時は中間から好時計を連発してくる馬だけに、中身が伴っているかどうかの不安は残る。積極的には手を出しづらい。
⑩ヤングマンパワー
最終追い切りは南Wにて3頭併せを実施。併走馬をアッサリ交わしているように元気の良さが目立つ。いつも見せる反応の悪さも本馬にしてはマシなほう。時計もマズマズ出ており、状態は決して悪くない。軽視禁物の1頭と言えよう。
⑪ワントゥワン
この中間はいつも通り栗東坂路主体の調整。1週前の坂路追い切りではヒーズインラブに先着。栗東Pに場所を移して行われた最終追い切りでもバランスのとれたラップを記録した。動きをみるに、デキ落ち&疲れは感じられない。上位の一角を狙える状態にある。
⑫クルーガー
帰厩後は栗東坂路にて急ピッチで乗り込まれて、速い上がり時計を連発。今週の追い切りではラスト1F11秒8の好ラップを記録した。走りやすい馬場状態とはいえ、グイグイと脚を伸ばすさまは見応えタップリ。勝ち切るまでは難しいかもしれないが、昨年(3着)並みの走りなら十分に期待できる。
⑬ペルシアンナイト
休養明けは余力残しの調整で済ませることが多い馬だが、今回は栗東CWにて4週続けてビッシリ追われるなど、いつになくハードに乗り込まれている。最終追い切りの力強いフットワークをみるに、久々の不安はほとんどない。絶好の仕上がり。
⑭レッドアヴァンセ
1週前に栗東坂路でラスト2F24秒0-12秒0の好ラップを記録。同じく坂路の最終追い切りでは、4F時計を縮めたうえで、1週前とほぼ同様の上がりタイムを刻んできた。前回と比べて、鞍上の仕掛けに対する反応が少し鈍いような気もするが、秋緒戦とすれば許容範囲の部類。好ムードであることは間違いない。
⑮マルターズアポジー
帰厩後は南W主体に意欲的な乗り込み。1週前に長めからビッシリと追われて、上々の時計をマーク。今週の追い切りでは、いつものような口向きの悪さを見せず、落ち着いた走りを披露した。このままテンションを維持できるようであれば、怖い1頭になるかもしれない。
⑯ハッピーグリン
門別の坂路で行われた今週の追い切りでは、ラスト2F24秒0-12秒0の好ラップを計測。乗り込み量も十分で、少なくとも盛岡遠征のダメージはないものと考えてもよさそう。再度の長距離輸送をクリアできれば、上位争いに食い込んできても不思議はない。
⑰ヒーズインラブ
この中間は坂路主体に入念な乗り込み。栗東CWで行われた最終追い切りでは、長めからシャープな伸び脚を見せた。半面、好走時は全体時計をもっと詰めてくる馬だけに、パンチが足りないのも事実。一変まではどうか。
⑱ジャンダルム
2週前、1週前と栗東CWで長めから好ラップを記録。最終追い切りでもマズマズの動きを見せた。調教量も十分すぎるほどで体調面の不安はなさそう。攻め巧者だけに過度の評価はできないが、復帰緒戦から力を出せるデキにあることは間違いない。要警戒の1頭だ。
ウマニティ重賞攻略チーム
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